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「こども誰でも通園制度」とは?1時間300円程度で預けられる新制度の使い方
2026.10.08
「仕事はしていないけれど、ほんの少しだけ子どもを預けて一息つきたい」「入園前に、同じ年ごろの子と過ごす経験をさせてあげたい」。そう感じたことはありませんか?
2026年4月から、保育園などに通っていない0〜2歳の子どもを、親が働いているかどうかに関係なく預けられる「こども誰でも通園制度」が全国でスタートしました。とはいえ、「名前は聞いたことがあるけれど、どう申し込めばいいの?」「一時預かりと何が違うの?」と迷っているパパママも多いのではないでしょうか。
この記事では、制度のしくみや料金の目安、申し込みから利用までの流れ、上手に使うためのコツまで、わかりやすく紹介します。
この記事はこんな方にオススメ
- 0〜2歳の子どもを家庭で育てている
- 育休中や在宅育児中で、少しだけ自分の時間がほしい
- 「こども誰でも通園制度」の使い方や申し込み方法を知りたい
もくじ
1.「こども誰でも通園制度」とは?
「こども誰でも通園制度」は、保育園や認定こども園などに通っていない子どもが、親の働き方に関係なく、月に決まった時間まで園を利用できる国の制度です。2024年度に一部の自治体で試行が始まり、2025年度の拡大を経て、2026年4月から全国の市区町村で本格的に実施されています。
対象は生後6か月〜満3歳未満の未就園児
利用できるのは、生後6か月から満3歳未満で、保育所・認定こども園・地域型保育・企業主導型保育などに在籍していない子どもです。これまでの保育園とは違い、「保護者が働いている」「介護をしている」といった条件は必要ありません。専業主婦(主夫)の家庭や育休中の家庭も対象です。
利用は月10時間まで、料金は1時間300円程度が目安
多くの自治体では、子ども1人につき月10時間まで利用できます。料金は施設ごとに決められていて、1時間あたり300円程度が目安です。給食やおやつ代などの実費は別にかかることがあります。生活保護世帯や住民税非課税世帯などには、利用料の負担を軽くするしくみもあります。
なお、利用できる時間や料金、受け入れ施設は自治体によって異なります。独自に時間を上乗せしている自治体もあるので、まずはお住まいの市区町村のホームページを確認してみましょう。
2.一時預かりとはどう違う?


「子どもを短時間預けられる」という点では、これまでの一時預かりと似ています。大きな違いは目的です。一時預かりは、通院や冠婚葬祭など保護者の用事があるときに利用するもの。一方、こども誰でも通園制度は子どもの育ちを応援することが目的で、同じ園に定期的に通い、園の先生や同じ年ごろの子どもと関わる経験を重ねられるように作られています。
| こども誰でも通園制度 | 一時預かり | |
|---|---|---|
| 主な目的 | 子どもの育ちを応援する | 保護者の用事やリフレッシュ |
| 使い方 | 決まった曜日に通う「定期利用」も、必要な日に使う「柔軟利用」もできる | 使いたい日ごとに空きを確認して予約 |
| 対象年齢 | 生後6か月〜満3歳未満 | 施設や自治体による |
| 利用時間 | 月10時間までが多い | 施設や自治体による |
とはいえ、「親がリフレッシュするために使ってはいけない」というわけではありません。子どもが園で過ごしている間に、美容院に行ったり、ゆっくりお茶を飲んだりするのもOKです。親が笑顔でいられることも、子どもの育ちにとって大切なことですよね。
3.子どもにもパパママにもうれしい3つのメリット
家庭とは違う刺激を受けられる
園には、家にはないおもちゃや遊具、季節の行事、同じ年ごろのお友だちがいます。保育士さんに見守られながら過ごす時間は、子どもにとって新しい発見のきっかけになるでしょう。
入園前の「慣れる練習」になる
いきなり毎日の集団生活が始まると、子どもも親も戸惑いがちです。短い時間から園に通っておくと、親と離れて過ごす経験を少しずつ積めます。将来の保育園や幼稚園への入園準備として利用する家庭も多いようです。
子育ての相談相手ができる
家庭で子育てをしていると、ちょっとした悩みを相談できる人が身近にいないこともあります。送り迎えのときに保育士さんと話すだけでも、「この時期はみんなそうですよ」と言ってもらえて気持ちが軽くなることも。子育てを一人で抱え込まないための、つながりの場にもなります。
4.申し込みから利用までの5ステップ


手続きは、多くの自治体でオンラインで完結します。一般的な流れは次のとおりです(細かな手順は自治体によって異なります)。
- 市区町村に利用の認定を申請する
お住まいの市区町村のホームページから、オンラインで申請します。メールアドレスが必要です。 - 予約システムのアカウントを受け取る
認定されると、予約システムのアカウントがメールで届きます。申請から2週間ほどかかる自治体もあるので、早めに申請しておくと安心です。 - 施設を選んで初回面談を予約する
システムで近くの施設を探し、事前面談を予約します。アレルギーや予防接種の状況なども、このときに伝えます。 - 利用したい日を予約する
面談が終わったら、システムで利用日を予約します。施設が承認すると予約が確定します。 - 当日、登園する
登園・降園時にスマートフォンで二次元コードを読み取り、利用時間を記録する自治体もあります。料金は施設に直接支払います。
5.上手に使うための4つのポイント


使いたい時期の1か月前には申請しておく
認定の申請、アカウントの発行、初回面談と、実際に預けられるまでにはいくつかのステップがあります。「来月から使いたい」と思ったら、早めに動き出しましょう。
キャンセルのルールを確認しておく
小さな子どもは急に熱を出すこともあります。たとえば千葉県柏市では、前日の23時59分までにキャンセルすれば利用時間は減りませんが、当日のキャンセルは「利用したもの」とみなされ、月の時間枠から差し引かれます。自治体ごとのルールを事前に確認しておきましょう。
【POINT】予約前にチェックしておきたいこと
- キャンセルは何日の何時まで無料か
- 料金は何分単位で計算されるか
- 給食やおやつ代など、実費はいくらかかるか
- 持ち物(着替え、おむつ、食事用エプロンなど)
「定期利用」と「柔軟利用」を使い分ける
利用のしかたには、毎週◯曜日の◯時から、のように決まった枠で通う「定期利用」と、必要な日にその都度予約する「柔軟利用」があります。子どもに園の生活に慣れてほしいなら、同じ園に決まったリズムで通える定期利用がおすすめです。自分の予定に合わせて使いたい月は、柔軟利用を選ぶとよいでしょう。
最初は短い時間から始める
月10時間を一度にまとめて使うより、1〜2時間ずつ何回かに分けたほうが、子どもが無理なく慣れていけます。初めての日は泣いてしまうかもしれませんが、それも自然なことです。お迎えのときに「楽しかったね」と声をかけて、少しずつ「園は楽しい場所」と感じられるようにしてあげましょう。
6.利用する前に知っておきたい注意点
- 使わなかった時間は翌月に繰り越せない自治体が多い
- 3歳の誕生日が近づくと利用できなくなる(終了日は自治体によって異なる)
- 保育園などへの入園が決まったら、制度の対象から外れる
- 人気の施設や時間帯は予約が埋まりやすい
また、月10時間は「ずっと預けられる」ほどの時間ではありません。日々の子育てを一人で抱えて疲れているときは、一時預かりやファミリー・サポート・センターなど、ほかのサービスと組み合わせて使うことも考えてみてくださいね。
7.「こども誰でも通園制度」で、子育てにちょっと余白を
こども誰でも通園制度は、親の働き方に関係なく、0〜2歳の子どもが園で過ごす時間を持てる制度です。ポイントをおさらいしましょう。
- 対象は生後6か月〜満3歳未満で、園に通っていない子ども
- 利用は月10時間まで、料金は1時間300円程度が目安(自治体・施設によって異なる)
- 市区町村で認定を受けてから、システムで面談・予約をする
- 早めの申請、キャンセルルールの確認、短い時間からのスタートがコツ
子どもにとっては新しい世界に触れる機会に、パパママにとっては少しだけ肩の力を抜ける時間になるはずです。「うちの近くにはどんな施設があるのかな?」と、まずはお住まいの市区町村のページをのぞいてみてはいかがでしょうか。
出典・参考:こども家庭庁「こども誰でも通園制度」/WAM NET(福祉医療機構)「こども誰でも通園制度」2026年6月5日/柏市「こども誰でも通園制度(利用者向け)」/西宮市「こども誰でも通園制度」












