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子育て家族には家のスマートホーム化がおすすめ!メリットや生活の具体例を紹介

2022.08.30

便利なモノ

「最近話題となっている『スマートホーム』について詳しく知りたい」「もっとIoT機器を活かした家づくりを進めていきたい」。このような考えを持っているパパやママはいないでしょうか。

この記事では、家をスマートホーム化するメリットや具体例などを解説していきます。子育てに役立つ機能的な家をつくっていきたい人はぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな方にオススメ

  • 子育てに役立つスマートホームの使い方を知りたい人
  • スマートホーム化するメリットを知りたい人
  • スマートホームでの生活のようすを具体的に知りたい人

1 スマートホームとは

スマートホームとは、IoTやAI技術を活用してデバイスをインターネットにつなぐことで快適な暮らしを実現する家を指す言葉です。

スマートフォンやタブレット、スマートスピーカーを通してテレビやエアコンなどを操作することで、便利で心地よい生活が手に入ります。子育てで忙しいパパやママにとって、暮らしの質を高める取り組みは非常に重要なもの。導入によって、子どもとの生活がもっと快適なものとなるでしょう。

 

2 子育て家族が家をスマートホームとするメリット

子育て家族が家をスマートホームとするメリット

スマートホーム化を検討する際には「スマートホームにするとどんなメリットが得られるのかを知ってから検討したい」と考えているママやパパが多いかもしれません。

家をスマートホームとすれば、子どもをいつでも見守れる環境が手に入る、生活のストレスが減るといったメリットが得られます。これから紹介する5点のメリットを知った上で、実際にスマートホームとするかどうかを決めていきましょう。

 

2.1 子どもをいつでも見守れる

家をスマートホーム化すると、子どもをいつでも見守れるようになります。リビングなどに見守りカメラを設置することで、キッチンや外出先などどこにいても子どものようすを確認可能となるのです。

同じ家にいても、家事や仕事の都合などで24時間子どもを見守るのは難しいもの。スマートホームにすればその悩みから解放されます。

 

2.2 子どもの体調管理がしやすくなる

子どもの体調管理が簡単になる点も、家をスマートホームとするメリットです。たとえば、温度センサーを導入すると、特に操作せずにエアコンで室内温度を常に一定に保てます。温度差は体調を崩す原因にもなりますが、そのリスクを事前に回避できます。

ほかにも、食事内容を解析して子どもに必要な栄養やカロリーを自動計算してくれる機器もあります。さまざまな角度から子どもの体調を守れる点は大きなメリットといえるでしょう。

 

2.3 時間を有効活用できる

時間を有効に活用するためのおすすめのスマート家電は、お掃除ロボットやスマートスピーカーです。

お掃除ロボットは、日々掃除機をかける時間を減らせるでしょう。また、スマートスピーカーを活用することで、ニュースをながら作業で聞けるようにもなります。スマートホーム化で手に入れた「空き時間」を、家事や子どもとのコミュニケーションにあてて有意義な時間を過ごしましょう。

 

2.4 光熱費が削減できる

電力使用量を減らし、光熱費を削減できる点も家をスマートホームとするメリットです。わかりやすい例としては、エアコンの管理が挙げられます。エアコンをつけっぱなしにしたまま外出をしてしまっても、スマートホームなら外からスイッチをオフにできます。

また、スマートセンサーで「室内の温度を一定に保つ設定」をしておけば、無駄なスイッチのオン・オフをしなくても済み、電力消費を抑えられます。

光熱費削減によって浮いたお金は、絵本を買う・塾に通うための資金とするなど、教育費にあてれば一石二鳥です。

 

2.5 パパ・ママのストレスが軽減できる

スマートホームとすることで、パパやママが抱える日常のささいなストレスが減っていきます。「照明やエアコンのリモコンがなくなってしまったので、一々探して回らなければならない」といった問題は、家庭で起こりがちでしょう。子どもが知らない間にどこかに移動させてしまう、といったことも日常茶飯事かもしれません。

しかし、スマートスピーカーを導入すれば、「電気をつけて」「おはよう」と話しかけるだけで家電のスイッチが入ります。都度リモコンを操作する必要もないため、いつのまにかなくす不安とも無縁になるでしょう。

 

3 スマートホームで実現できる生活の具体例

スマートホームで実現できる生活の具体例

スマートホーム化することによって、従来の生活とは一変した暮らしが手に入ります。子育ては何かと大変なものですが、小さなことを一つずつ便利にしていくと毎日の生活が楽になっていくでしょう。
ここからは、スマートホームで実現できる生活の具体例を6つ紹介します。

 

3.1 スマートスピーカーで離れた場所から呼びかけ

スマートホームには欠かせない「スマートスピーカー」を導入することで、離れた部屋同士でもコミュニケーションを取れるようになります。

Amazon Echoシリーズを2台用意すれば、1階のキッチンから2階の子ども部屋に話しかけることが可能に。わざわざ2階に上がらなくても「ご飯できたよ!」と簡単に声をかけられるようになるのです。

 

3.2 いつでも簡単に鍵を開け閉め

「スマートロック」を有効に活用すれば、鍵なしで扉の開け締めができるようになります。スマートロックとは、玄関や裏口などに後付けし、BluetoothやWi-Fiなどを通してスマートフォンから扉の開け閉めをするシステムのことです。

家の施錠はセキュリティー上非常に大切ですが、食事の片付けやお風呂などで忙しい夜の時間にはうっかり忘れてしまうこともあるでしょう。そんなとき、寝床に入った状態でも鍵を開け閉めできるスマートロックがあれば、わざわざ玄関まで行く必要がなくなります。

 

3.3 照明自動OFFで子どもの生活リズムを維持

さまざまな機能がLED電球に詰め込まれた「スマート電球」を設置すれば、「定時で自動で電気を消す機能」を使えます。子どもが小さいうちは夜更かしさせず、規則正しく寝てもらいたいもの。照明自動OFF機能を使えば「暗くなったからもう寝よう」と子どもに思わせることができるでしょう。

子どもに規則正しい生活リズムを自然と身につけてもらうためにも、外側から環境を整える取り組みは重要です。

 

3.4 空調自動化でいつでも住みやすい環境作り

「スマートリモコン」を活用すれば、部屋をいつでも同じ温度に保てるようになります。「設定した湿度よりも低くなったら、エアコンの暖房をつけて部屋を自動で暖める」といった設定をすることで、子どもや家族がいつでも快適に過ごせる環境が手に入ります。

 

3.5 育児・家事で忙しくても掃除がラクラク

スマートホームを実現させる「スマート家電」としては、ルンバを始めとしたお掃除ロボットが有名どころとして挙げられるでしょう。お掃除ロボットを活用すれば、育児や家事でどんなに忙しくてもいつのまにか部屋がきれいになるのです。

アプリと組み合わせて「毎日15時になったら掃除をする」と設定をしておけば、その決めた時間に自動的に掃除をしてくれるため、毎日の手間が大きく削減されるでしょう。

 

3.6 タイマー設定で授乳忘れを防止

スマートスピーカーのタイマー機能やスケジュール機能、リマインダー機能は、育児のちょっとしたタスク管理にも有効です。子どもが赤ちゃんのときには、日々の授乳は当然欠かせないものです。赤ちゃんが授乳を求めているときはもちろんのこと、1日の中で決まった時間に授乳してあげることも習慣づけとして大切です。

タイマー機能を使えば「うっかり授乳を忘れてしまった」なんて事態も避けられます。子育てをスムーズに進めるためにも、スマートホームを上手に活用していきましょう。

 

3.7 スマートホーム化に必要なモノ

スマートホーム化を進めていくためには、インターネット環境とスマートスピーカーやスマート家電、スマートデバイスなどを用意します。機器は「どのような生活を実現したいのか」を考え、生活にあわせて揃えていきましょう。

 

4 子育てにおすすめのスマート家電7選

子育てにおすすめのスマート家電7選

スマートホーム化に必要な機器は「実現したい生活」にあわせてさまざまな種類があります。しかし、「子育てにはどんな機器が必要なのかよくわからない」と考えているパパやママもいるでしょう。

そこでここからは、子育てにおすすめのスマート家電を7つ紹介します。ぜひスマートホーム化を考える参考としてください。

 

4.1 スマートスピーカー

スマートスピーカーとは、パパやママ、子どもが自由にAIアシスタントを音声操作できるスピーカーです。AIアシスタントは、家電の操作やニュース・音楽の再生、タイマー設定、調べ物などさまざまな操作に対応しています。スマートホーム化を進める上では、それぞれの家電を制御する司令塔としての役割を果たすでしょう。

多くのメーカーによって販売されているため価格帯は広く、3,000円台で買えるものから数万円するものまであります。

 

4.2 スマートリモコン

スマートリモコンとは、家電や照明など家庭にあるリモコン機能を持つ機器の操作を集約するリモコンのことです。スマートリモコンが1つあれば、テレビ・エアコン・照明などの一括操作が可能に。複数のリモコンを管理する手間が省け、スマートフォンやタブレットからまとめてオン・オフできるため、生活の質がぐっと上がります。

スマートリモコンはおおよそ5,000円前後で購入可能です。

 

4.3 お掃除ロボット

お掃除ロボットとは、その名前が示す通り「自動で動いて室内を掃除してくれるロボット」のことです。小型タイプから大型タイプ、水拭き対応タイプ、段差を乗り越えられるタイプなどさまざまな種類があるため、用途にあわせて購入するロボットを決めましょう。

価格相場は、3万円から6万円ほど。高い製品であるため、機能や使い方を吟味しての購入をおすすめします。

 

4.4 室内カメラ

室内カメラとは、カメラで撮影した映像を離れた場所にいてもスマートフォンやタブレットを通してリアルタイムで見られるカメラのことです。キッチンで料理をしながらリビングや子ども部屋にいる子どものようすを確認できるため、家の中で安全性に配慮をしたいパパやママにおすすめしたい機器です。

有名メーカーによる製品から安さ重視の製品まで多くのタイプがありますが、おおよそ1万円前後で購入できます。

 

4.5 スマートロック

スマートロックとは、スマートフォンなどを通して遠隔で扉の開け閉めができる機器です。離れた場所からでも操作できるため「小学生の子どもを家に残して買い物に出かけたけど、やっぱり防犯面が心配…」といったシチュエーションなどで活躍するでしょう。1万円から5万円ほどが相場価格です。

 

4.6 スマートライト

スマートライトとは、スマートフォンやタブレットからの操作に対応した照明機器のことです。オン・オフや調光、調色を端末から操作できるだけでなく、「決めた時間に自動で明かりをつける」といった操作にも対応しています。

スマートライトを導入すれば照明のリモコンを使わなくて済むため、日常のちょっとしたイライラ解消にもつながります。リモコンは、子どもがいたずらをしたり、どこかに持って行ってしまうことも多いものの一つ。スマートライトなら、使いたいときになくて困ることもなくなります。

 

4.7 タッチレス水栓

タッチレス水栓とは、キッチンやバスルームに元々ついている水栓に手を触れずに水を出せる機器のことです。手をかざすだけで水が出るため、特に料理中に大きな効果を発揮。ハンバーグなど手が汚れがちな料理をつくっているときにも、蛇口を汚さずに手を洗えます。ウイルス対策など衛生面に気を使いたい家族にもおすすめの機器といえるでしょう。

1つの蛇口につき、およそ35,000円で導入できます。

 

5 まとめ

家事や子育てと並行しながら行う育児は、常に時間との勝負でもあります。また、時代の変化にあわせて、子どもの安全面に配慮した機器をできる限り揃えたいと考えているパパやママも多くいるでしょう。スマートホーム化を進めれば、これらの課題をまとめて解決可能です。

自分の家にはどのような機器が必要なのかを家族で話し合い、段階的にでもいいのでスマートホーム化を進めていきましょう。安心かつ機能的な家をつくっていくためにも、ぜひこの記事を参考にしてください。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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