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絵本の読み聞かせが持つ5つの効果とは?読み方のコツやNG行動も解説

2022.11.22

育てる

子どもの成長に絵本の読み聞かせが効果的と聞いても、「具体的にどんな効果があるの?」「何歳から読み始めればいいの?」と気になる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、絵本の読み聞かせが持つ5つの効果や、子どもを飽きさせないコツを解説します。年齢別の絵本の選び方も紹介しているので、小さい子どもを持つパパやママにもおすすめの内容です。

親子で絵本を楽しみたい、効果的な読み聞かせをしたい、という方はぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな方にオススメ

  • 読み聞かせのメリットや効果を知りたい
  • 子どもが飽きない読み聞かせの方法を知りたい
  • 子どもの年齢別におすすめの絵本を知りたい

1 絵本の読み聞かせが持つ5つの効果

絵本の読み聞かせが持つ5つの効果

読み聞かせが持つ5つの効果を紹介します。様々な効果やメリットを知っておけば、読み聞かせの時間がより充実したものになるでしょう。

 

1.1 感受性が育つ

読み聞かせは、子どもの感情や感受性を育てます。絵本の内容を聞くことで、物語の出来事や登場人物の「嬉しい」「悲しい」といった感情を疑似体験するからです。

さらに、読み聞かせには読み手が込める感情が反映されます。パパやママが感情を込めて読むことで、絵本の中の出来事が目の前のことのように伝わり、子どもの感受性を伸ばしてくれます。

 

1.2 集中力が身につく

読み聞かせを続けると、一つのことに集中する力が身についていきます。最初のうちは、終わりのページまで大人しく聞いてくれないかもしれません。1日の中で時間を決めて読み聞かせを習慣にしていくと、次第に集中して聞いてくれるようになります。

 

1.3 想像力と好奇心が育まれる

絵本の中の出来事は、子どもの想像力や好奇心を刺激します。「次は何が起こるのかな」と声をかけながらページをめくると、先の展開や登場人物の気持ちを想像して、ワクワクドキドキするからです。子どもの自由な想像力を伸ばすために、読み聞かせは非常に有効です。

 

1.4 語彙力が身につく

絵本の読み聞かせが持つ5つの効果:語彙力が身につく

読み聞かせには、語彙力のアップという効果があります。まだ字が読めない子どもでも、絵本の内容を繰り返し聞いているうちに、言葉や表現の真似を始めます。真似した言葉は次第に自分の言葉として身につき、語彙力アップにつながるのです。

 

1.5 コミュニケーションを学べる

読み聞かせは、子どもにとってコミュニケーションを学べる絶好の場です。登場人物同士の言葉のやりとりを知ることで、「こういうときはゴメンねって言うんだ」「この場合はありがとうって言うんだ」ということを学べるからです。絵本を通して自ら学ぶことで、コミュニケーション力がしっかりと身についていきます。

 

2 子どもを飽きさせない読み聞かせのコツ5つ

子どもを飽きさせない読み聞かせのコツ5つ

読み聞かせで子どもを飽きさせないコツを紹介します。事前にコツを知っていると、親子で充実した読み聞かせの時間が作れるでしょう。

 

2.1 適度なスピードで読む

読み聞かせでは、子どもが退屈しないように適度なスピードで読むことが重要です。早すぎると子どもの理解が追いつかず、ゆっくり過ぎると途中で飽きてしまいます。普段の日常会話のスピードを目安に、テンポよく読むと夢中になって聞いてくれるでしょう。

 

2.2 子どものペースに合わせる

読み聞かせでは、子どもに合わせたペースで進めることが大切です。大人のペースでページをめくってしまうと、子どもは内容についていけません。楽しくない、と感じた子どもは絵本の話を聞かなくなってしまいます。絵をじっくり見たがるときはページをめくらない、など子どもの様子を見ながら読み進めてください。

 

2.3 パパ・ママも一緒に楽しむ

子どもは親の感情を敏感に感じ取るため、パパやママも子どもと一緒に絵本を楽しむことが大切です。義務感から読んでいると、親の気持ちを感じ取った子どもは絵本をつまらなく感じてしまいます。親自身が楽しみながら読んでいると、子どもも夢中になって聞いてくれます。

 

2.4 読み終わった後に子どもをほめる

子どもを飽きさせない読み聞かせのコツ5つ:読み終わった後に子どもをほめる

絵本を読み終わったあとは、ぜひ子どもをほめてあげてください。「よく聞いてたね」と親からほめてもらえると、子どもは自分が認められたと感じて、さらに絵本が好きになります。絵本自体を好きになることができれば、読み聞かせの時間が一層充実したものになるでしょう。

 

2.5 子どもが読んでほしいタイミングで読む

日中や就寝前など読み聞かせのタイミングは様々ですが、子どもが読んでほしいタイミングで読む、ということも大切です。子どもが望まないタイミングでの読み聞かせは、絵本自体を嫌いになってしまう可能性があるからです。可能な限り子どもが望むタイミングで読んであげましょう。

 

3 絵本を読み聞かせるときのNG行動は?

絵本を読み聞かせるときのNG行動は?

読み聞かせでやってはいけないNG行動を紹介します。親子の大切なコミュニケーションの時間を充実したものにするためにも、事前にチェックしておきましょう。

 

3.1 アドリブを入れすぎる

読み聞かせ中は、関係ないセリフを挟む、アドリブを入れるといった行為はNGです。なぜなら、絵本の世界観が崩れてしまい、作者が意図した内容が子どもに伝わらなくなってしまうからです。

絵本は、セリフの一つ一つが子どもの心に響きやすいリズムで作られています。内容の改変はせず、そのままの内容を読んであげることが大切です。

 

3.2 途中で感想を聞く

読み聞かせの途中で、絵本の感想を聞く行為は避けましょう。話の途中で「このあとどうなると思う?」「どう思った?」といった質問をすると、絵本の世界を楽しんでいた子どもの集中力が途切れてしまいます。子どもが最後まで絵本を楽しめるように読むことが大切です。

 

3.3 勉強目的の読み聞かせはしない

勉強目的や親の義務感からの読み聞かせはNGです。子どもが「やらされている」と感じてしまっては、絵本を嫌いになってしまうからです。勉強やしつけ目的ではなく、あくまで子どもと一緒に楽しむ、というスタイルを大切にしましょう。

 

4 絵本の読み聞かせは何歳から何歳まで?読む時間は?

絵本の読み聞かせは何歳から何歳まで?読む時間は?

これから読み聞かせを始めたい方のために、始めるタイミングと読み聞かせにかける時間を紹介します。何歳から始めればいいのか、いつ終わりにすればいいのか悩んでいる、という方もぜひ参考にしてみてください。

 

4.1 始めたいときがベストタイミング

読み聞かせは何歳から始めればいい、という決まりはありません。「子どもがお腹の中にいるときから読み聞かせている」というママもいるので、始めたいと思ったタイミングで大丈夫です。

文字が読めなくても色や形を見て楽しむことができるため、0歳から始めてみるのも良いでしょう。早いうちから読み聞かせをすることで絵本好きになった、というケースもあります。まずは気軽に始めてみて、子どもの様子を見ながら様々な絵本を試してみましょう。

 

4.2 絵本の読み聞かせは小学生にも最適

「未就学児まで」というイメージが強い読み聞かせですが、実は小学生にもおすすめです。「読み聞かせ期間が長い子どものほうが読書好きになる」という調査結果もあるので、子どもが望む限りは一緒に読んであげましょう。

また、「読み聞かせは〇歳まで」という決まりはありません。子どもが「絵本読んで」と言わなくなるタイミングが、読み聞かせ終了の合図です。年齢が進むと自然と1人で読むようになるので、子どもの成長に合わせることが大切です。

 

4.3 5分でもOK!毎日ちょっとずつ続ける

読み聞かせにかける平均時間は15分程度とされていますが、最初は5分でも大丈夫です。いきなり1冊読み切ろうとして途中で飽きてしまうよりは、子どもが集中して聞ける長さで読むことが大切です。

読み聞かせは一度にたくさん読むよりも習慣化が重要です。親子で無理なくできる長さで続けてみましょう。

 

5【年齢別】子どもが喜ぶ絵本の選び方

読み聞かせに適した絵本は、子どもの年齢によって変わります。読み聞かせの時間を楽しくするために、年齢別の絵本の選び方を紹介します。

 

5.1 0~1歳

0~1歳は、シンプルで大きなイラストが描かれた絵本を選びましょう。丸や三角といった様々な形が、赤・青・黄など見やすい色で描かれた絵本がおすすめです。特に0歳は言葉よりも絵に興味を持つため、イラストだけの絵本もおすすめです。

1歳ごろからは「ブーブー」「ワンワン」など擬音が書かれた絵本もおすすめです。子どもがマネをして話そうとするので、言葉の練習にもなります。

<0~1歳におすすめの絵本>

  • まるさんかくぞう(作:及川賢治、竹内繭子/文溪堂)
  • いないいないばあ(作:松谷みよ子/絵:瀬川康男/童心社)
  • わんわんわんわん(作:高畠純/理論社)

 

5.2 2~3歳

 
 
 
 
 
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2歳を超えてくると絵本選びの幅が広がります。少しずつストーリーがある物語を楽しめるようになってくるので、シンプルで分かりやすい物語の絵本がおすすめです。セリフのリズム感がいい絵本も声に出しながら楽しく読めます。

自分で動ける範囲が広くなってくるため、自然の風景や動物を題材にした絵本もおすすめです。ご飯やお遊びなど、生活の一コマが描かれている絵本も興味を示しやすいでしょう。

<2~3歳におすすめの絵本>

  • こぐまちゃんシリーズ(作:わかやまけん/こぐま社)
  • あおくんときいろちゃん(作:レオ・レオーニ/訳:藤田圭雄/至光社)
  • ぐりとぐら(作:川李枝子/絵:大村百合子/福音館書店)

 

5.3 4~5歳

 
 
 
 
 
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4~5歳は、ストーリーが作りこまれた絵本が楽しめるようになってきます。知識や理解力が備わってくるので、長編の絵本にチャレンジしてもいい頃合いです。知的好奇心を刺激されるような美しい絵柄の絵本のほか、季節や言葉を扱った絵本など、様々なジャンルの絵本を読んでみましょう。

<4~5歳におすすめの絵本>

  • スイミー(作:レオ=レオニ/訳:谷川俊太郎/好学社)
  • キャベツくん(作・絵:長新太/文研出版)
  • こんとあき(作:林明子/福音館書店)

 

5.4 6歳以上

6歳以上の子どもは理解力や思考力が身についてくるので、登場人物に感情移入できる絵本がおすすめです。文字に対する興味も出てくるので、ふりがながふってある絵本を選べば、ひらがなやカタカナの練習もできます。

また、小学校の生活や友達との出会いを扱った絵本を読めば、学校生活に向けた準備ができます。学校がどんな場所か絵本を通して学べると、初めての学校生活に不安がある子も安心できるでしょう。

<6歳以上におすすめの絵本>

  • エルマーのぼうけん(作:ルース・スタイルス・ガネット/訳:わたなべしげお/福音館書店)
  • ふたりはともだち(作:アーノルド・ローベル/訳:三木卓/文化出版局)
  • トイレにいっていいですか(作:寺村輝夫/絵:和歌山静子/ あかね書房)

 

5.5 子どもが興味を持った絵本を選ぶ

絵本を選ぶときは、子どもが興味を持つイラストやストーリーの本をチョイスしてあげてください。年齢別に絵本を選ぶ目安はありますが、最終的には子どもが楽しく読める絵本を選ぶことが大切です。

世の中にはベストセラーや名作と言われる絵本が多くありますが、子どもが面白いと感じなければ意味がありません。それぞれの絵本に良さがあるので、子どもの感性を大切にしながら選ぶと良いでしょう。

 

6 怖い絵本を読み聞かせても構わない?おばけ絵本の意外な効果

怖い絵本を読み聞かせても構わない?おばけ絵本の意外な効果

楽しいお話を選びがちな絵本ですが、おばけが出てくる絵本や、ちょっと怖いストーリーの絵本もおすすめです。読み聞かせ中に大人が怖がるふりをすることで、子どもも一緒に「怖い」という感情を学べるからです。怖いものを怖い、と思える感情は、生きていく上で非常に大切です。

ただし、怖い夢を見る、トイレに行けなくなる、など影響が大きすぎる絵本はやめておきましょう。トラウマになっては本末転倒です。読み聞かせる前に、必ず大人が中身をチェックすることが大切です。

<おばけ絵本のおすすめ>

  • くずかごおばけ(作:せなけいこ/童心社)
  • こわくない こわくない(作:内田麟太郎/絵:大島妙子/童心社)
  • もりのおばけ(作:かたやまけん/福音館書店)

 

7 絵本の読み聞かせがパパ・ママにあたえる効果とは?

絵本の読み聞かせがパパ・ママにあたえる効果とは?

読み聞かせは、読み手であるパパとママにも良い効果があります。読み聞かせが負担になる日もあるかもしれませんが、親にも良い効果があると分かれば、頑張って読んでみようと思えるのではないでしょうか。

 

7.1 自己肯定感アップ

読み聞かせはパパやママの自己肯定感アップにつながります。イレギュラーな事態が多い子育て中は、「あれができなかった」「これもできなかった」と自分を責めてしまいがちです。

しかし、わずかな時間でも読み聞かせができれば「今日も読めたから大丈夫」と思えて、自分への肯定感につながります。

 

7.2 ストレス減少

読み聞かせを続けると「子どもの行動に対する親のストレスが減る」という効果があります。読み聞かせという親子のスキンシップを通して、子どもが親の愛情を感じ、情緒が安定してくるためです。

子どもの行動が落ち着いてくれば親のストレスが減り、さらに子どもの問題行動が減る、という相互作用もあります。親子双方に効果があるという意味でも、読み聞かせは非常におすすめです。

 

8 子どもと一緒に絵本の世界を楽しもう!

読み聞かせは、子どもの感受性やコミュニケーション能力を向上させてくれます。読み手である親にも良い効果が期待できるため、できるだけ子育てに取り入れてみると良いでしょう。

楽しく続けるコツは「子どもが読みたがる本を親子で一緒に楽しむ」ということです。パパやママが一緒に笑ってくれるだけで子どもは嬉しくなりますから、まずは一緒に絵本の世界を楽しんでみてください。たくさんの絵本を読むことで子どもの感性が育まれ、親子で満ち足りた時間が過ごせるようになるでしょう。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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