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おもちゃのサブスク、実際どう?メリット・デメリット、人気サービスを解説
2022.12.23
おもちゃのサブスクについて「どんなサービスなのか利用前に知りたい」という方は多いのではないでしょうか。メリットやデメリットなど、使ってみなければ分からない点も多くあります。
本記事では、これからおもちゃのサブスクを使ってみたい方のために、サービスの内容や利用した方の「やってよかった理由」「やめた理由」を紹介します。人気サービス5選も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
この記事はこんな方にオススメ
- おもちゃのサブスクの詳細を知りたい
- どんなサービスがあるか知りたい
- メリット、デメリットを知りたい
もくじ
1 話題のおもちゃのサブスクってどんなサービス?
まずは、おもちゃのサブスクがどんなサービスなのかを知っていきましょう。利用前に具体的なサービスが分かっているほうが安心して使えます。
1.1 毎月定額でおもちゃをレンタルできる
おもちゃのサブスクとは「おもちゃの定額レンタルサービス」のことです。知育玩具などのおもちゃを、毎月決まった金額で一定期間レンタルできます。サブスクはサブスクリプションの略で、定期購読や定期継続という意味があります。
細かい内容は各社で異なりますが、多くは3~7個程度のおもちゃを1~2か月程度レンタルできる仕組みになっています。
1.2 定額費用の平均は約3,800円
おもちゃのサブスクでは、月額3,000~5,000円程度の料金がかかります。平均すれば毎月約3,800円です。
一度に借りられるおもちゃの個数は4~6個ほどで、プランによっては10個レンタルできるものもあります。サブスクは決まった費用が毎月発生するため、料金は事前にしっかり比較するようにしましょう。
おもちゃのサブスクで届くおもちゃは、プロが選定しています。珍しいタイプのおもちゃや、自分では選ばないタイプのおもちゃなど、さまざまな種類を試せます。
2 おもちゃのサブスクを利用するメリット5つ
おもちゃのサブスクには子育て世帯に嬉しい様々なメリットがあります。上手に活用するためにも、特徴や魅力を理解しておきましょう。
2.1 最新のおもちゃを定額で利用できる
おもちゃのサブスク最大のメリットは、最新かつ高級なおもちゃを定額でレンタルできることです。購入をためらってしまうような金額のおもちゃであっても、毎月の固定額の中で子どもに遊ばせることが可能です。
2.2 年齢に合わせたおもちゃを用意できる
ほとんどのサービスでは、0~6歳用のおもちゃが用意されています。さらに育児のプロが子どもの年齢や成長段階に合わせて最適なおもちゃを厳選してくれるため、年齢別のおもちゃの用意に悩まず遊ばせることができます。
2.3 購入や処分の手間を削減できる
自分で購入したおもちゃは不要になった場合に処分の手間が発生しますが、サブスクでは返送だけで済むので管理が非常に楽になります。おもちゃを自分で選ぶ時間がない場合や、管理の手間を減らしたい場合に最適なサービスです。
2.4 気に入ったおもちゃは購入できる
プランによっては、気に入ったおもちゃを購入できる場合があります。期限内の返却が基本ですが、子どもがおもちゃを気に入ってしまうときもあるでしょう。そのまま購入できれば子どもにとっても安心です。レンタル期間を延長できる場合もあるので、用途や希望に合わせて使い分けましょう。
2.5 部屋がスッキリする
おもちゃのサブスクでは定期的に決まったおもちゃが送られてくるため、部屋の中におもちゃが溜まりすぎる心配がありません。子ども用品で部屋がいっぱいになりがちな育児中でも、室内をすっきり保てるメリットがあります。
3 おもちゃのサブスクを利用するデメリット5つ
おもちゃのサブスクには、メリットだけでなくデメリットもあります。デメリットもしっかり理解し、自分に合ったサブスクを選べるようにしましょう。
3.1 毎月おもちゃ代を支払わないといけない
サブスクは毎月の固定費用がかかります。購入の場合はおもちゃを買わなければ費用がかからない月もありますが、サブスクを利用する間は毎月おもちゃ代が発生します。利用前には毎月の料金、借りられるおもちゃの数などのバランスを見て、無理のない範囲で利用しましょう。
3.2 新品のおもちゃを使えるわけではない
おもちゃのサブスクはレンタルサービスのため、借りられるおもちゃは新品とは限りません。もちろん、各社で消毒や手入れは徹底されていますが「子どもが使うものはなるべく新品がいい」という方や、衛生管理に過敏な方には不向きでしょう。
3.3 破損や紛失に注意しなければならない
おもちゃをレンタルしている間は、破損や紛失に注意する必要があります。万が一の際には、おもちゃの代金を弁償する必要があるからです。破損と紛失時の対応は各社で分かれます。「通常の遊び方で壊れてしまった場合は弁償不要」という会社もあるので、利用前にチェックしておくと安心です。
3.4 好きなおもちゃを選べない
おもちゃのサブスクでは、プロ目線で年齢に見合ったおもちゃを選んで届けてくれるため、自分でおもちゃを選ぶことができません。サービスによっては選べる場合もありますが、必ず借りられるという保証はありません。「子どもにおもちゃを選ばせてあげたい」という方は注意しましょう。
3.5 キャラクターのおもちゃはほとんどない
各社で取り扱うおもちゃは「知育玩具」がほとんどです。有名キャラクターのおもちゃは借りられないため注意が必要です。キャラクターものは自前で購入する、子どもがキャラクターものに興味を持たない間だけサブスクを使うなど、工夫しながら活用しましょう。
おもちゃのサブスクを利用する際は「借りている」意識を忘れないようにしましょう。お子さんはまだ区別するのが難しいため、親御さんがきちんと管理することが大切です。
4 おもちゃのサブスクがよかった理由3つ
実際におもちゃのサブスクを利用している家庭では、どんなときに「やってよかった」と感じるのか、具体的な理由を紹介します。
4.1 ママやパパの自由な時間が増えた
おもちゃのサブスクを利用した家庭では「大人の自由時間が増えた」という声が聞かれます。おもちゃを買いに行く時間や選ぶ時間が大幅に省けるからです。親の時間が浮けば、趣味の時間にする、子どもとのコミュニケーションの時間にする、など別の形で有効活用ができるようになるでしょう。
4.2 子どもが飽きにくくなった
「サブスクを利用したことで子どもがおもちゃに飽きなくなった」という声があります。定期的に新しいおもちゃが届くため、マンネリが防止できるからです。
自前で購入する場合は収納スペースや費用の問題があるため、頻繁に新しいおもちゃの用意はできません。サブスク利用中は1~2か月に1度の割合で新しいおもちゃが届くため、子どもにとっても刺激になります。
4.3 購入を迷っているおもちゃをお試しで使えた
おもちゃ選びで苦労する点として「子どもがすぐに飽きてしまわないか」ということがあります。サブスクはレンタルのため、購入せずに試せるメリットがあります。
例えば「積み木やブロックは年齢的にまだ早いかな」と迷っている場合でも、レンタルならお試し感覚で使えるため、購入前の不安を解消できるでしょう。
5 おもちゃのサブスクをやめた理由3つ
やってよかった理由とは反対の「やめた理由」もご紹介します。
5.1 毎月の費用が高かった
やめた理由として多いのが「毎月の費用の高さ」です。月額で3,000~5,000円程度は必要になるため、年間に換算すれば36,000~60,000円ほどになります。
「おもちゃを気軽にレンタルできる」というメリットはありますが、費用とのバランスを見て「高い」と感じる方は多いようです。
5.2 交換、返却の手続きが面倒だった
「返却が面倒だった」という声もあります。複雑なおもちゃでは細かいパーツが多く、返却の際に「全部そろっているか」の確認が必要になるからです。
特に5歳ごろのおもちゃは凝った作りのものが多く、小さな部品が増えてきます。子どもが誤飲する恐れもあるため、普段から整理整頓を心がける必要があります。
5.3 保育園に通い始めた
「保育園に通い始めたからやめた」という方も多くいます。自宅で過ごす時間が少なくなれば、自然とサブスクで届くおもちゃに触れる時間が減るからです。保育園に通う前だけ使う、入園後は期間を決めて使うなど、子供の成長に合わせた使い方が必要です。
6 おもちゃのサブスクに向いてるタイプ&向いていないタイプ
おもちゃのサブスクは非常に便利なサービスですが、向いているタイプと向いていないタイプがあります。自分がどちらに近いのか、予めチェックしておきましょう。
6.1 向いているのはこんな人
おもちゃのサブスクに向いているのは下記に当てはまる方です。
- おもちゃ選びが面倒な人
- 最新や高級おもちゃをお得に使いたい人
- 部屋をきれいにしておきたい人
上記に当てはまる方は「おもちゃを定額でレンタルできる」というサブスクならではのメリットを最大限に活用できるでしょう。
6.2 向いていないのはこんな人
反対に、おもちゃのサブスクに向いていないのは下記に当てはまる方です。
- 新品のおもちゃを用意したい人
- 毎月の固定費を増やしたくない人
- 上の子がいておもちゃがたくさんある人
おもちゃのサブスクには定額の費用、おもちゃは選べないなどのデメリットがあります。メリットよりもデメリットが気になってしまう場合には、利用を見送ったほうが安心でしょう。
迷ったらまず試してみても良いでしょう。次の章で、おすすめのおもちゃサブスクサービスと詳細を紹介しています。解約規約を確認した上で、良さそうと感じたサービスをぜひ試してみてください。
7 人気のおもちゃサブスクサービス5選
子育て世帯に人気があるサブスクサービス5選を紹介します。これからサブスクサービスを使ってみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
7.1 トイサブ
「トイサブ」はおもちゃのサブスク業界最大手のサービスです。2015年にスタートし、利用者は1万人を突破、継続率も97%という非常に人気の高いサービスです。子ども一人ひとりに合わせたパーソナルプランを作成してくれるため、好みや年齢に合わせたおもちゃが届きます。月額料金(税込) | 3,674円 |
おもちゃの数 | 6個 |
交換周期 | 2か月 |
対象年齢 | 0~6歳 |
最低利用期間 | 2か月 |
公式サイト:トイサブ
7.2 Cha Cha Cha
【おもちゃ紹介】
対象2歳頃~#子育て #育児
https://t.co/kT3QXh8NHk pic.twitter.com/1BSGG56jP5— 【知育玩具のサブスクCha Cha Cha】おもちゃプランナーのお兄さん🕵️♂️ (@chachacha_toys) September 27, 2022
「Cha Cha Cha」は、2020年にスタートした比較的新しいサービスです。初月1円という独自の特典を打ち出しているため、お試しで始めたい方に最適です。知育玩具のほかに学研ステイフル監修の「学習教育プラン」があります。子どもの想像力や考える力を養いたい方におすすめのサブスクです。
月額料金(税込) | 3,630円 4,950円 4,378円の3種類 |
おもちゃの数 | 6~7個 |
交換周期 | 2か月 |
対象年齢 | 0~6歳 |
最低利用期間 | 2か月 |
公式サイト:Cha Cha Cha
7.3 イクプル
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「イクプル」は数あるおもちゃのサブスクの中でも、月額2,490円というリーズナブルなプランが特徴です。数量は3個ですが、数よりも値段を優先したい場合に適しています。おもちゃと一緒に日用品を会員価格で届けてくれるという、忙しい子育て世帯には嬉しいサービスもついています。
月額料金(税込) | 3,700円 2,490円の2種類 |
おもちゃの数 | 6個(3,700円) 3個(2,490円) |
交換周期 | 2か月 |
対象年齢 | 0~4歳 |
最低利用期間 | 2か月 |
公式サイト:イクプル
7.4 おもちゃのサブスク
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2021年にスタートしたばかりの新しいサブスクです。他のサブスクと違い、おもちゃの交換時に絵本が2冊プレゼントされるというサービスがついています。おもちゃと絵本の両方で子どもが楽しめる点において、魅力的なサブスクと言えます。
月額料金(税込) | 3,828円 3,637円 3,445円の3種類 |
おもちゃの数 | 4~7個 |
交換周期 | 2か月 |
対象年齢 | 3か月~6歳 |
最低利用期間 | 2か月 |
公式サイト:おもちゃのサブスク
7.5 キッズ・ラボラトリー
#知育玩具 でお薦め #ギバーアンドムム さんの #木製形合わせパズル図形分数 月齢2歳から遊べるお薦めのおもちゃです😊
ヘビ型の木製パズルで、アルファベットや数字に親しむことができるおもちゃです pic.twitter.com/T7VyN46bDZ
— 知育玩具やおもちゃのサブスクやレンタル【公式】kids.laboratory(キッズラボラトリー) (@KidsLaboratory) November 10, 2022
「キッズ・ラボラトリー」には2か月ごとの交換が多いおもちゃのサブスクの中では珍しく、1か月交換のプランがあります。子どもがすぐおもちゃに飽きてしまう、という方には使いやすいサービスです。生後3か月からのおもちゃに対応しているため、早い段階から利用したい方におすすめです。
月額料金(税込) | 4,378円 2,574円の2種類 |
おもちゃの数 | 5~10個 |
交換周期 | 1か月(4,378円) 2か月(2,574円) |
対象年齢 | 3か月~3歳 |
最低利用期間 | 1か月 |
公式サイト:キッズラボラトリー
8 おもちゃのサブスクサービスを選ぶときのポイント4つ
おもちゃのサブスクを選ぶときには知っておくべきポイントがあります。比較検討の際に、ぜひ参考にしてみてください。
8.1 定額費用が無理なく支払えるか確認する
何よりもまず月額の費用が無理なく支払えるか確認しましょう。固定費の増加は毎月の家計に大きく影響します。途中解約もできますが初月の費用は必ず発生するため、各サービスを比較して無理なく支払える金額で選ぶことが大切です。
8.2 おもちゃの衛生管理を確認する
子どもが遊ぶおもちゃだからこそ、各サービスの衛生管理は必ず確認しましょう。次亜塩素酸やアルコールでの消毒が行われていると安心です。サービスによっては、おもちゃごとのお手入れ方法を公開してくれています。利用前にチェックしておくと、安心しておもちゃで遊べるでしょう。
8.3 最低利用期間や解約方法を確認する
おもちゃのサブスクでは最低利用期間が設定されています。平均では2か月ほどです。中には割安になる6か月や12か月のプランもありますが、最初のうちは短い期間のほうが安心して使えるでしょう。誤って長期のプランで契約しないためにも、事前に最低利用期間と解約方法はチェックしておくと安心です。
8.4 破損時の保証がついているか確認する
子どもが扱うおもちゃは破損や紛失と隣り合わせです。「万が一の場合に保証はあるか」「弁償が必要か」ということについては事前に確認しておきましょう。通常の取り扱いでの破損は補償範囲内というサービスが多いですが、紛失に関しては基本的に弁償になります。サブスク選びでは保証についても比較検討が必要です。
9 結局おもちゃのサブスクはアリ?ナシ?
「子どもを飽きさせない」「おもちゃを選ぶ手間がなくなる」という2点において、おもちゃのサブスクは非常にメリットが大きいサービスです。とくに保育園にあがる前の段階であれば、効果を十分に感じることができるでしょう。初月無料や1か月プランを展開しているサービスもあるので、1度試してみる価値は大いにあります。
10 メリット・デメリットを理解しておもちゃのサブスクを楽しもう
おもちゃのサブスクには魅力的な特徴が多い反面、デメリットも存在します。重要なのは、サービス利用前にどちらも理解しておくことです。デメリットがあったとしても事前に理解した上でなら、対処方法も考えられます。
おもちゃのサブスクは子育てで必須のサービスではありませんが、上手に活用できれば子育てがより楽で充実したものになるでしょう。メリット、デメリットをしっかりと理解し、自分に合ったサブスクを楽しみましょう。
この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。