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子供のしつけは何歳から始めればいい?年齢別のしつけ方やポイントを解説

2023.02.10

育てる

「子供のしつけは、何歳から始めたらいいのか」
「子供をしつけるための注意点が知りたい」

パパやママの中には、しつけについて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。子供をどうしつけたらいいのかについては100%の正解がないため困る方も多いものです。

この記事では、子供にしつけをする意味や子供をしつけるポイントを紹介します。厳しくしかるべきシチュエーションについても解説しますので、ぜひ最後までチェックしてくださいね。

この記事はこんな方にオススメ

  • 子供のしつけは何歳からしたら良いのか知りたい人
  • しつけに何をしたら良いのか知りたい人
  • しつけのコツを知りたい人

1 子供のしつけは「0歳」から始めよう!

子供のしつけは「0歳」から始めよう!

実は、子供のしつけは0歳から始められます。しつけとは、厳しく叱ったり怒ったりすることだけではありません。ありふれた日常の行動を通して、正しく子供が育っていけるよう配慮した行動すべてが「しつけ」と言えるでしょう。

子供が0歳のときには、今後のことを見据えたうえで子供との信頼関係を育むことが大切です。たとえ意味が伝わらなかったとしても、語りかけるように小さなことからでもほめてあげるようにしましょう。

この行動を繰り返すことで、パパ・ママと赤ちゃんの間に絆が生まれていきます。

【POINT】
子供の「しつけ」は0歳から!まずは少しずつ親子の信頼関係築きから始めましょう!

 

2 子供にしつけをする意味

子供にしつけをする意味

ここからは、子供にしつけをする意味を3つ紹介します。

 

2.1 社会性を育むため

子供にしつけをする意味の一つは、早い段階で社会性を育むためです。社会性とは、大まかに表現すると「家族や友だちと上手に関わっていくための力」と言えるでしょう。聞く力や話す力なども含まれます。

社会性が身についていないと、自分勝手でわがままな子供に育ってしまう可能性が出てきます。もちろん「わがままであること」は悪いことではなく、子供が持っている特性の一つです。しかし、ある程度しつけをしておくことで、子供は「ここまでやると叱られてしまうんだ」とのラインを引けるようになるでしょう。

 

2.2 自立心を高めるため

子供の自立心を高めていく意味合いも「しつけ」にはあります。子供に愛情を持って、さまざまなことをやってあげることも親が持つ心理の一つです。しかし、あまりに甘やかしすぎてしまうと、子供は「親や周りの人が全部やってくれる」と甘えるようになってしまいます。

そのため、ある程度のことは子供が自分自身でできるようにするために「しつけ」が必要なのです。おもちゃで遊んだ後のこと。子供が自分で遊んだおもちゃを片付けられるようにしつけをしなければ、片付けの習慣が身につかなくなってしまいますよね。

このように、子供が自分の力で周りのことをやれるようになるためにしつけは重要です。

 

2.3 危険な行動を防ぐため

適度なしつけは、子供の危険な行動を防ぐことにもつながります。

子供は好奇心旺盛であることが多いため、目の前のことに夢中になってしまう傾向にあります。わかりやすい例としては、ボール遊びをしているときなどが挙げられるでしょう。ボールで遊ぶことに一生懸命になるあまり、跳ねたボールを追いかけて道路に飛び出してしまうこともあります。

危険な行動を防ぐために、しつけは重要です。子供の命を守るためにも、危険な行動をしたときには心を鬼にして厳しく注意しましょう。

 

3【年齢別】子供のしつけ方

【年齢別】子供のしつけ方

ここからは、年齢別に子供のしつけ方を解説します。

 

3.1 0~1歳

0~1歳の子供は、まだ言葉を十分に話すことができない時期です。しかし、パパやママの存在はしっかり認知しています。声をかける、みつめてあげる、添い寝するなどを通して信頼関係を築いていきましょう。

この段階では、こまかく「しつけ」を意識する必要はありません。しかし、ついつい食事をこぼしてしまう時期でもあります。まだ言葉を理解できなかったとしても、優しく「こぼさないように食べようね」など声掛けをしてあげると、子供に愛情を伝えつつ「しつけ」をする意識がパパ・ママにも芽生えてくるでしょう。

 

3.2 1~2歳

1~2歳は、少しずつ言葉を話すようになってくる年齢です。1つの単語だけでなく、2歳になるころには2~3語を話すようにもなってくるでしょう。

この時期、子供は好奇心旺盛で「なんでもチャレンジしてみたい」と思っています。まずは子供の自己主張や興味を示した内容を肯定してあげましょう。危ないことをしても厳しく叱るのではなく、「危ないからこうしようね」と優しく伝えてあげることが大切です。

もちろん、一回だけで子供が理解してくれることはまずないため、根気強く何度も伝えてあげましょう。

 

3.3 2歳~3歳

2歳~3歳になると、子供の自我はさらに強くなっていきます。そのため「あれがしたい、これがしたい」との主張が強くなってくるでしょう。さらに、イヤイヤ期が始まるため、パパやママの言うことを簡単には聞かなくなってきます。

子供にしっかりとした「しつけ」が必要になってくるのは、この時期からです。まずは、パパやママがお手本となり、子供にやってほしいことを実践しましょう。そのうえで、同じ行動を繰り返すようしつけをしていくことで、子供にやってほしいこと(片付けやご飯の食べ方など)が徐々に習慣づいていきます。

 

3.4 4歳以降

4歳以降は、物事の善悪の区別がある程度はっきりとした形でついてくる時期です。そのため、「やっていいこと・やって悪いこと」の違いを子ども自身が理解していけるようにサポートをしてあげましょう。

もし悪いことをしたら「これはダメ!」と毅然とした態度で接することが大切です。そのうえで、子供が落ち込んでしまったら適切にフォローできるよう、パパ・ママで役割分担をしてもいいでしょう。

 

4 子供のしつけ方ポイント

子供のしつけ方ポイント

ここからは、子供をしつけるポイントを6点解説します。

 

4.1 感情的にならない

子供が悪いことをしたときには、ついつい感情的になってしまうもの。しかし、親が感情的になってしまっては、上手にしつけできません。親が冷静さを失うと、子供ももっと泣き叫んだり反抗してきたりするでしょう。

もしイラッとすることがあれば、まずは一度深呼吸をして冷静になりましょう。すぐに落ち着かないなら、隣の部屋に行くなども一つの方法です。

 

4.2 根気強く続ける

しつけは一朝一夕に行えるものではありません。ときには、同じ内容を何回も繰り返して伝えなければいけないシチュエーションも出てくるでしょう。

なかなか子供が覚えてくれないと「いつになったら覚えるんだろう」と思いがちですが、子供の覚え方にも個人差があります。毎日同じことの繰り返しでも、きっと「やるべきこと」「やってはいけないこと」を覚えるタイミングはやってきますので、根気強く伝え続けることを意識してくださいね。

 

4.3 ほめるときは徹底的にほめる

しつけにおいて大切なことは「厳しくすること」だけではなく、「子供をしっかりほめてあげること」です。子供はいいところをほめられると、もっとほめられようとして注意されたことをしないよう心がけます。さらに、一つのことができるようになると、それが自信となり、ほかのことにも興味関心を持つようになるでしょう。

そのため、子供が良いことをしたらトコトンほめてあげることが重要です。

【POINT】
子供を恐怖で支配するのは、正しい「しつけ」とはいえません。「感情的に怒る」と「正しく叱る」の区別をパパ・ママ自身がつけられるようにしましょう。

 

4.4 落ち着いた声で諭すように伝える

子供が間違ったことをしたときに、威圧的に接すると子供は萎縮し怯えてしまいます。恐怖で子供を正しい道に導かせることは非常に難しいでしょう。逆に、子供の反抗心を煽ることにもなりかねません。

子供に正しいことを伝える際には、冷静さを保ったまま落ち着いた声色を使うよう心がけましょう。まずは子供に「私はあなたの味方だよ」とわかってもらうことで、その後の話を聞いてもらいやすくなります。

 

4.5 毅然とした姿勢を崩さない

しつけをする際には、パパやママ自身が自信を失ってはいけません。子供の意に反する言葉を投げかけると、子供が不機嫌になったり泣き叫んだりする機会も出てくるでしょう。しかし、その場面で毅然とした姿勢を取らなければ、子供は「泣けば思い通りになる」との勘違いを起こしかねません。

そのため、「ダメなものはダメ!」ときっぱり伝えてあげることが、子供のため、そしてパパ・ママのためになります。親が自信なく話しては、正しいことも子供に伝わりにくくなってしまうのです。

 

4.6 ほかの子と比べない

ほかの子(兄弟姉妹や友だちなど)と比べないことを、子供をしつける際には意識しましょう。

悪気はなくとも、「お姉ちゃんはできるのに、どうしてできないの?」「ほかのお友だちはちゃんとやってるよ」との言葉をかけてしまうことはあります。しかし、子供の成長には個人差があります。同じ年齢であったとしても、できることとできないことには違いが出てくるのです。

まずはその違いを認めてあげ、しつけをするときにはほかの子と比べずに、目の前の子供だけにフォーカスして注意などをしてあげましょう。

 

5 厳しく叱るべきシチュエーション

厳しく叱るべきシチュエーション

ここからは、子供を厳しく叱るべきシチュエーションを3つ解説します。

 

5.1 命に関わる危険なことをしたとき

小さな子供は「何をしたら自分の命が危なくなるのか」がわかっていません。そのため、道路に飛び出してしまったり、塀をよじ登ってしまったりするなど危険な行動を取ることもあるでしょう。

危ないことをしたときには、その事実を厳しく伝えなければ子供はいつまでたっても「危険な行動であること」を認識できません。「子供の命が危ない!」と感じたら多少厳しい言葉を使ってもその危険性をしっかり伝えてあげましょう。

 

5.2 社会のルールや道徳に反したとき

一般的な社会のルールに外れたときや、誰が見ても道徳に反した行動をとったときには、子供を叱る必要が出てくるでしょう。具体例としては、「命が関わる場所である病院で走り回る」「スーパーで商品の袋を勝手に開け始める」などが挙げられます。

ときには厳しく叱ることで、子供は「社会一般における良い悪いの判断基準」を徐々に理解していくようになるのです。

 

5.3 ほかの子供に危害を加えたとき

ほかの子供に怪我をさせてしまった、ほかの子供を誘って危ないことをした。こういった行為がみられた際も、子供を厳しく叱るべきタイミングです。

社会の基本的なルールとして、肉体的にも精神的にも他者に危害を加えることは許されません。もし悪気なく相手を傷つけることがあったとしても、「自分がされたらどうなるか、どう思うか」をしっかりと子供自身が認識できるよう言葉を選んで諭してあげましょう。

 

6 まとめ

子供のしつけは何歳から始めればいい?年齢別のしつけ方やポイントを解説まとめ

この記事では、子供のしつけ方について詳しくご紹介しました。小さいうちに子供をどう教育していくかによって、その後の成長は大きく変わってきます。

ときには優しく、ときには厳しく子供を指導し、社会性を十分に育んでいけるよう導いていきましょう。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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