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子育てにプレッシャーを感じるのはなぜ?4つの原因とストレスの解消方法を解説

2023.03.17

育てる

子育てのプレッシャーから解放され、息抜きする時間や笑顔で過ごせる時間を増やしたいと考える親は多いのではないでしょうか。

幸せであるべき、子どもとの時間が負担となるようならば、子育てに対する考え方を根本的に変える必要があるかもしれません。無理し続けた結果、育児放棄するようなことだけは絶対に避けましょう。

今回は、子育てにプレッシャーを感じてしまう原因や、育児ストレスに打ち勝つ方法をご紹介します。

この記事はこんな方にオススメ

  • 子育てのプレッシャーでストレスを感じている方
  • 子育てのプレッシャーがどのような原因で生じるのか知りたい方
  • 子育てのプレッシャーから解放される方法を知りたい方

1 子育てにプレッシャーを感じてしまう4つの原因

子育てにプレッシャーを感じてしまう4つの原因

子育てのプレッシャーは、主に下記の4つの原因から生じています。

  • 責任感が強すぎる
  • 理想の母親像と自分を比べてしまう
  • 失敗を気にしすぎている
  • 仕事との両立が大変

それぞれの原因について、詳しく解説していきます。

 

1.1 責任感が強すぎる

責任感の強さというのは、子育てにおいて重要です。しかし、あまりに強すぎるのも良くありません。何でも一人で抱え込み、プレッシャーや育児ストレスを感じやすくなってしまうためです。

責任感が強すぎる方は、「常に完璧でないとダメだ」という完璧主義者的な思考におちいり、妥協することに苦手意識を抱いている可能性があります。自分だけでなく子ども側を追い込んでしまう危険性もあるので、意識的にプレッシャーを手放すようにしましょう。

 

1.2 理想の母親像と自分を比べてしまう

情報化が進む現代では、ネット上の情報に惑わされてしまう方が多いです。SNSなどの情報は何でも鵜呑みにせず、自分で取捨選択する必要があります。芸能人・著名人などの母親こそが理想の母親像と思い込み、「自分もこうあるべきだ」と一方的なプレッシャーを自分に押しつけすぎないよう、注意してください。

 

1.3 失敗を気にしすぎている

人間は、失敗を重ねて成長していくもの。それを認められず、失敗することに対して強い苦手意識を感じる方は、子育てにプレッシャーを感じてしまう傾向があります。

「わがままな子どもに育った原因は自分にある」「甘やかしすぎで子育てに失敗した」といった失敗ばかりに目を向ける親では、子どもの本当に良い部分に気付いてあげることは難しいです。

 

1.4 仕事との両立が大変

共働きが当たり前の今日。子育てと仕事の両立が大変で、プレッシャーを感じてしまうという声も相次いでいます。どちらも手抜きができない、頑張り屋のママほど陥りやすいケースです。手を抜ける部分は適度に息抜きし、無理のない範囲で両立を目指しましょう。

 

2 子育てのプレッシャーから生じやすい問題

子育てのプレッシャーから生じやすい問題

子育てのプレッシャーを理由に、生じやすい問題には下記のようなものがあります。

  • ストレスやイライラが溜まる
  • 心身に不調をきたしてしまう
  • 夫や子どもを追い詰めてしまう

それぞれの問題について、詳しく見ていきましょう。

 

2.1 ストレスやイライラが溜まる

子育てのプレッシャーを感じ続けると、気付かぬうちにストレスやイライラが溜まっていき、何らかのタイミングで突然爆発してしまう恐れがあります。

子どもが親の手を離れるまで続く子育ては、ストレスを理由に休めるものではありません。心にゆとりを持って成長を見守っていくには、誰かに相談する、身体を動かすなど、意識的にストレスを解消する習慣を付けることが大切です。

 

2.2 心身に不調をきたしてしまう

長期間、子育てにプレッシャーを感じてしまう状況に置かれると、心身に不調をきたしてしまいます。

特に女性は、ホルモンや自律神経のバランスの乱れによって、頭痛や吐き気のような目に見える形で不調が現れやすいです。精神面では、性別に関係なく気分が落ち込む、やる気にならないなどの不調が見られます。

【POINT】
心身の不調は、更年期障害・高血圧などの生活習慣病の発症リスクも増大させます。生活習慣病は重症化した場合、日常生活にも影響を及ぼす恐れもあります。

 

2.3 夫や子どもを追い詰めてしまう

子育てのプレッシャーは、夫や子どもを追い詰める原因ともなり得ます。ママのストレスやイライラの矛先が、家族に向かってしまった場合に発生しやすい問題です。

夫との口論が増えたり、子どもに手を上げてしまったりすると、家族関係の悪化に繋がりかねません。家庭内に険悪なムードが流れ続けた場合、「子育てをやめたい」と育児放棄する親までもが生まれてしまう可能性もあります。

 

3 子育てのプレッシャーを避ける3つの方法

子育てのプレッシャーを避ける3つの方法

子育てのプレッシャーを感じやすい方は、子育てに対してかたよった考えを持っている可能性が高いです。ここでは、プレッシャーを避けるための3つの方法をご紹介します。

 

3.1 頑張り過ぎない

責任感が強い完璧主義の方は、頑張り過ぎないことを意識してみましょう。子育て・家事・仕事など、何でもすべて一人でこなそうとするといつか限界が訪れます。自身の健康を維持しながら充実した日々が送れるよう、時には周囲に頼ることも必要です。

 

3.2 SNSの情報に惑わされない

SNSの情報に惑わされ、理想の母親像をとことん追求しようとするのは良くありません。子どもは一人ひとりに個性があり、それぞれに合った子育ての方法も全く違います。ネットの声ばかり気にしてプレッシャーを感じてしまうのではなく、自分の子に合った子育てのスタイルを尊重しましょう。

ネットよりも子どものことをしっかり見ていれば、自ずと元気で健やかな成長がともなってくるはずです。

 

3.3 子育てに定義をつくらない

小さな子どもがいるうちは、予測不能なトラブルや失敗があって当たり前です。どんな時でも柔軟に対応できるよう、子育てに「これが正解」といった定義はつくらないようにしてください。失敗の度にプレッシャーを感じ、ストレスやイライラを溜め込やすいママは要注意です。

心にゆとりを持ってどっしりと構え、失敗しても長期間引きずらない心持ちでいましょう。

 

4 【ママができること編】子育てのストレスを解消する方法

【ママができること編】子育てのストレスを解消する方法

前項では子育てのプレッシャーを避ける方法について触れましたが、実際に子育てのストレスを解消していくうえで、どういった方法が効果的なのでしょうか。

まずは、ママが気軽に実践できる方法をご紹介します。

 

4.1 ママ友に相談する

子育てにプレッシャーを感じやすい方は、問題発生時にも自分だけで解決しようとする傾向があります。すぐに解決できれば良いですが、悩んだ時は思い切って誰かに相談してみましょう。

特におすすめなのが、自分と同じような悩みを持つママ友への相談です。共感してもらえる相手がいると、「一人じゃない」という安心感が生まれ、育児ストレスの解消に繋がります。

【POINT】
ママ友との出会いの場は、子どもが通う保育園・幼稚園から地域の子育て支援センターまで様々です。最近ではSNSを通じて、顔の見えない関係から友人関係へと発展していくケースもあります。

 

4.2 睡眠時間を確保する

赤ちゃんの夜泣きで十分な睡眠をとれていない場合、睡眠不足で体力もやる気も削がれてしまいます。子どものお昼寝に合わせ、仮眠をとるなどして睡眠時間を確保するようにしてください。赤ちゃんの生活リズムが一定化し、夜泣きが落ち着くまでが踏ん張りどころです。

 

4.3 自分へのご褒美タイムをつくる

【ママができること編】子育てのストレスを解消する方法:自分へのご褒美タイムをつくる

常に子育てや家庭のことを優先してしまい、ついつい自分のことを後回しにしているママは多いのではないでしょうか。「私のことかも」と思った方は、たまには自分へのご褒美タイムを設けてみてください。

欲しかった服を買ってみたり、美味しいものを食べたりしてリフレッシュしたりすれば、「また頑張ろう」と思える気力が湧くはずです。

 

4.4 適度に身体を動かしてみる

軽いジョギングやウォーキングを行い、適度に身体を動かすことも育児ストレスの解消に繋がります。運動が苦手な方には、屋内でも取り組めるヨガがおすすめです。さまざまな呼吸法を使い分けることで身体の疲れや落ち込んだ気分などを解消でき、高いリフレッシュ効果が得られます。

 

5 【協力してもらおう編】子育てのストレスを解消する方法

【協力してもらおう編】子育てのストレスを解消する方法

子育てはママだけの仕事ではありません。辛い時は一人で背負い込まず、周囲をもっと頼りましょう。ここでは、周りの人に協力してもらうストレスの解消方法をご紹介します。

 

5.1 夫やパートナーにもっと頼る

夫やパートナーには、積極的に子育てに参加してもらいましょう。ただ、慣れないことをいきなり任され、上手にこなせる方は少ないです。初めのうちは、億劫でも一つひとつの作業の段取りを丁寧に教えてあげてください。

何度も繰り返すうちに、徐々に覚えてママの支えとなってくれることでしょう。

【POINT】
協力してもらいたい時は、具体的に何をやってほしいか口にすることが大切です。子育てにプレッシャーを感じるという事実を知れば「ママにもっと協力しよう」と思う男性は少なくありません。

 

5.2 たまには両親の力を借りてみる

子どもにとってのおじいちゃん、おばあちゃんたちは、子育ての大ベテランです。「親に頼るのは気が引ける」と感じてしまうママも、たまには両親の力を借りてみてください。実家が遠い場合は、帰省のタイミングなどで面倒を見てもらうと良いかもしれません。

子どもを預かってもらっている間は、ママのリフレッシュタイムです。自分だけの時間を楽しんだり、夫とお出かけしたりして普段感じているプレッシャーから解き放たれましょう。

両親の力を借りた後、きちんと感謝を伝えることも大切です。直接言葉で伝えても良いですし、時にプレゼントを用意しても喜ばれるでしょう。そうして困った時、お互い助け合える関係性を紡いでいってください。

 

5.3 家事代行サービスを利用する

近年は、共働きでお互い忙しい日々を過ごす夫婦が多いです。そのため、夫やパートナーのサポートだけでは、なかなかママの育児ストレスが解消できない家庭もあるでしょう。そんな時は、思い切って家事代行サービスを利用してみるのがおすすめです。

日頃欠かせない、料理や掃除などの家事を外注すれば、ママの気持ちを切り替えるきっかけになります。心のゆとりも生まれ、家族関係の悪化を未然に防ぐことに繋がるでしょう。

【POINT】
家事代行サービスには、単発で利用できる「スポット契約」と定期的な利用を前提とした「定期契約」があります。一般的に、定期契約の方が長い目で見て割安です。

 

6 まとめ

子育てにプレッシャーを感じる4つの原因!ストレスの解消方法もご紹介まとめ

今回は、子育てにプレッシャーを感じてしまう原因や、育児ストレスの解消方法をご紹介しました。

プレッシャーを感じやすい方は、子育てに対する考え方を改めたり、周囲にもっと頼ったりすることで、ストレスやイライラを溜め込まないことが重要です。時には両親や家事代行サービスに頼るなどして、家族が笑顔でいられる子育てのスタイルを確立していきましょう。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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