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2人目の子作りに理想的なタイミングや妊娠前に知っておくべき注意点
2022.08.12
1人目の子育てがひと段落し、そろそろ2人目を考えているママもいるでしょう。しかし、実際に2人目を意識すると「いつがいいタイミングなの?」「1人目をお世話しながら妊娠、出産、その後の子育てもできるのかな?」と心配になってしまいますよね。
今回は2人目の子ども作りのタイミングや、妊娠前に知っておくべき注意点について詳しく紹介します。
この記事はこんな方にオススメ
- そろそろ2人目を考えている
- 理想的な上の子との年の差は?
- 2人目がほしいけど経済的に悩んでいる
もくじ
1 2人目の子どもを作る最適なタイミングって?
2人目の子どもを作る最適なタイミングは家庭によって異なります。共働きで仕事が忙しければ子ども2人をお世話するのは大変ですし、転職や転勤のタイミングと被れば妊娠中も負担がかかってしまいます。
周囲から「2人目はまだなの?」「そろそろ2人目を考えないと」と言われても、2人目の子どもを作るタイミングは夫婦で話し合って決めましょう。
その上で、2人目の子どもを作る最適なタイミングについて紹介します。夫婦で話し合う参考にしてみてくださいね。
1.1 上の子のイヤイヤ期が落ち着いたとき
2人目を授かるということは、1人目の子どもをお世話しながら妊娠、出産、子育てをするということです。特に妊娠中や出産直後はママの体調が万全でないため、かなりの負担がかかるでしょう。
ママの負担を軽減させるためにも、2人目を授かる時期は上の子のイヤイヤ期が落ち着いた時期がおすすめです。イヤイヤ期真っ只中の子どものお世話は、何をするにも体力が必要です。時には粘り強く付き合い、時間もかかるでしょう。それには穏やかな精神も大切ですよね。
つわりの時期や体が重い時に、イヤイヤされたらママも辛いですよね。子どもがある程度大きくなった3歳頃だと、コミュニケーションが取れるようになるので妊娠中の負担が少しは軽減するはずです。
1.2 上の子が幼稚園に入園したとき
妊娠中は体調が万全でないため、普段の家事をするのも一苦労です。産後は新生児のお世話をしながら上の子のお世話をするのも、身体的に大変ですよね。
上の子が幼稚園に入園すると1人の時間が持てるようになります。短時間ではありますが、時間に余裕ができれば気持ちも軽くなり、自分の体や赤ちゃんとじっくり向き合うことができますよ。
1.3 連続で育休が取れるとき
働いている場合、産休育休を取得できるかも大きな問題です。特に年子や2歳差の場合、復職と育休との間が短いため、育休を取得しづらい可能性もあります。2人目の出産後も仕事を続ける場合は、育休を円滑に取得できるか確認しておくことも大切です。
しかし、本来育休は労働者の権利のため、企業側が育休取得に制限をかけることはできません。法律でも育休中に2人目の産休育休を取得することが認められています。
一方、労働者の権利とはいえど、復職後に働きづらくなってしまったら困りますよね。嫌な気持ちにならないためにも、企業側がどのような考えを持っているのか事前に確認しておきましょう。
1.4 あえて年子で子作りする女性も多い
年子とは、1歳違いで生まれた子どもを指します。つまり上の子が生まれた翌年12月31日までに下の子が生まれるとその兄弟は年子となるのです。また、学年による区切り方もあります。下の子が1〜3月の早生まれの場合は生まれた年が2年違っても、学年的には年子となります。
年子育児は上の子もまだ小さく、育児の負担がとても大きくなります。まだ小さい上の子を抱っこしながら妊婦期間を過ごしたり、手のかかる時期に新生児育児をするのは想像しただけでも大変そうですよね。
しかし、年子で出産すると赤ちゃん返りが比較的少なかったり、仕事復帰の予定を立てやすかったりするメリットもあります。なかには、あえて年子で子作りする女性も多いのです。夫婦で支え合いながら子育てができる環境が整っていれば、年子育児を考えてみるのもいいかもしれませんね。
2 どこで授かるべき?2人目の子どもを作る場所やタイミング
2人目の子作りでは、場所やタイミングが大きな課題となります。1人目の時は気にする必要ありませんが、上の子がいる時間に子作りとはいきませんよね。子どもに親の性交渉を見せるのはあまり好ましくないので、十分配慮したいところです。
それでは2人目の子どもを作る場所やタイミングについて紹介します。
2.1 リビング
2人目を授かる状況で多い部屋がリビングです。甘い雰囲気はありませんが、子どもとの距離を確保できるので安心です。リビングで夫婦生活を持つ方々は絨毯や布団などを敷いているようです。他にも広めのソファがあると準備する手間が省けます。
リビングのメリットはもう一つあります。寝室以外の場所で夫婦生活を持つ場合、場所を指定して誘わなければなりませんよね。あらためて夫や妻を誘うのは恥ずかしい時も、リビングならリラックスしている流れで誘いやすくなりますよ。
2.2 別室
いくつか部屋がある場合は、子どもが寝ている寝室以外の部屋で夫婦生活を持つことも多いようです。リビングとは異なり、事前に布団やマットを用意しておけるので雰囲気を楽しむことができます。
布団やマット以外にも夫婦生活を楽しめる雰囲気作りを事前に用意しやすいですし、終わった後も布団でゆっくりくつろぐ時間を楽しめます。
子作りという目的だけでなく、夫婦のコミュニケーションの意味でもおすすめですよ。
2.3 子どもが幼稚園・保育園にいるとき
子どもに見られないように夫婦生活を持つには、場所に加えてタイミングも重要です。基本的には夜、子どもが寝た後が多いですが、それでも同じ家の中にいると気になる夫婦もいます。
そんなときは子どもが幼稚園や保育園にいる時を狙いましょう。子どもが外出中であれば、普段使っている寝室でも問題ありませんし、いつ子どもが入って来るかとハラハラする必要もないですよね。
2.4 親に子どもを預けたとき
定期的に自分の親に子どもを預けて、リフレッシュする時間を設けている夫婦もいます。このような時間に2人目を作るようにしてみてはいかがでしょうか。
恋人同士に戻ったように夫婦でデートをし、その流れで夫婦生活を持つのもいいですよね。外であればホテルを利用できますし、子どもを実家や義実家に預けている場合は自宅でもできます。
預け慣れた場所であれば子どもを心配する必要もなく、安心して夫婦生活だけに集中できますよね。ただの子作りでなく、雰囲気づくりも重視したい方は思い切ってホテルデートしてみるのもいいでしょう。
3 年齢別に紹介!子育てに必要な費用
2人目の子作りで考えなければいけないのは、妊婦期の生活や出産後の育児だけではありません。子育てに必要な費用についても計算しておく必要があります。
「子育てに必要な費用」は、年齢によっても変わってきます。子育てに必要な費用について年齢別に詳しく紹介します。(出典:内閣府「平成21年度 インターネットによる子育て費用に関する調査」)
3.1 0~2歳|約280万円
0〜2歳の未就学児にかかる子育て費用は、約274万円です。主な出費は食費や生活費などの生活に欠かせないものです。特に小さいうちはミルクや離乳食、おむつなど子どもだけが使うものの出費があります。
幼児食になれば大人と同じ食事から取り分けられますが、ミルクを飲んでいる間は粉ミルクの費用がかかりますし、離乳食が始まってもレトルトや専用の調味料を買うと費用がかさみます。トイレトレーニングが終わっていない時期はおむつの消費量も多いですよね。
また、洋服や靴もサイズアウトしやすいので衣服費もかかります。他にもお食い初めや1歳の誕生日などお祝い事も多く、写真やお祝いグッズなどの出費もあります。
一方、多くのレジャー施設では入場料が無料などで娯楽費はあまりかかりません。複数の習い事をしている家庭は少なく、学習費や教材費はそれほど多くない傾向です。
3.2 3~5歳|約340万円
3歳になると多くの子が幼稚園や保育園に入りますよね。そのため幼稚園や保育園の月謝が毎月かかるようになります。さらに習い事をさせる家庭も増え、学習費や教材費がかかるようになるでしょう。子ども自身の食べる量も増え、食費も増加傾向にあります。外食では子ども用のメニューを頼むことも多く、大人と同じくらいの費用がかかります。
一方、おむつを卒業するとおむつ代やおしり拭き代がかからないようになります。体や足のサイズの成長も緩やかになり、服飾費も抑えられるようになるでしょう。
幼稚園や保育園の月謝のように固定費がぐんと上がるのは少々痛手です。この痛手を乗り越えるためには、子どもが0〜2歳の時期に貯金を増やしておくことが大切です。
3.3 小学生・中学生|約700万円・約470万円
小学生になると、必要な費用がぐんと上がります。最も大きいのは食費です。成長期なので食事の量が増え、毎月の食費も多くなるでしょう。さらにレジャーでは子ども料金がかかるようになり、娯楽費も高くなります。
学習塾に通い始める子も増え、習い事や教材費も増加傾向にあります。学習塾とスポーツを両立しているケースも多く、複数の習い事をしていると月々の固定費もアップします。
中学生になれば、さらに食費が高くなります。いよいよ食べ盛りになるため、大人以上に食費がかかることもあるでしょう。さらに中学生からスマートフォンを持つ子も多く、新たに通信費がかかるようになります。
おこづかいをあげている家庭では、おこづかい費もかかります。習い事も本格的になり、月々の月謝も高くなります。部活をやっている子は部活で使う備品などを買う必要もあるでしょう。
このように子育てにかかる費用は年齢を重ねるごとに高くなっていきます。このようなことを加味した上で、2人目を作るタイミングを計算することも大切です。
3.4 朗報!2人目は1人目ほど費用がかからない
子どもを二人育てるのは、経済的にも大変そうですよね。年間にかかる子どもの費用をざっと計算しただけでも、「本当にやっていけるのか?」と心配になってしまいます。
しかし、2人目は1人目ほど費用がかかりません。たとえば服飾費は上の子のお下がりが使えるので、新しく服を買う頻度を抑えられます。ベビーベッドやおもちゃなども上の子が使っていたものを大切に保存しておけば2人目以降も使えるのです。
また、保育園や幼稚園の保育料も2人目以降は半額や無料になることもあります。これは自治体や世帯所得によって異なるため事前に確認しておきましょう。
食費や生活用品などの費用は一人分ずつかかりますが、上の子のお下がりを上手に使ったり、自治体の制度を上手く活用することで2人目以降の子育てにかかる費用を抑えることができます。
4 2人目の子どもを作るタイミングでの注意点
2人目を妊娠するのは、1人目を妊娠したときと状況が異なります。上の子のお世話をしながらの妊娠出産や、その後の子育てをするのはとても大変です。2人目の子作りを始める前に、子どもを作るタイミングでの注意点を確認しておきましょう。
4.1 2人目の子作りは難しいこともある
「2人目が欲しい」と思っていても、必ず妊娠できるとは限りません。実は2人目はなかなか授からないというケースは少なくないのです。1人目は自然に妊娠したけれど、2人目は不妊治療をして授かったという夫婦も多くいます。
2人目で不妊になる原因は様々です。1人目の時よりもママの年齢が上がっているので、妊娠しづらくなることもあります。他にも上の子の子育てで忙しく、思うように夫婦生活を持てないことも、原因のひとつとして考えられます。
不妊の原因が必ずしも女性側にあるとは限らず、男性側の原因もあります。数年の間に精子の数が激減し、妊娠しづらくなっていることもあります。2人目をなかなか授かれなかった時は、夫婦で不妊治療の検査をしてみるのもいいでしょう。
4.2 上の子の妊娠時とは状況が違うことも押さえる
2人目の子作りで最も問題となるのが、上の子のお世話です。1人目の時は子どもをお世話する必要がないため、自分のペースで妊娠期間を過ごすことができました。出産時も自分の出産と産後の生活を考えるだけで良かったはずです。
しかし、2人目を妊娠する時は、妊婦の状態で上の子のお世話をしなければなりません。いくらつわりが辛くても上の子のご飯を用意してあげなければいけないし、幼稚園や保育園に通っていれば送迎も必要となります。
周囲に助けてくれる人がいれば心強いですが、頼る先がなければすべての負担が夫婦にかかってしまいます。夫婦で倒れてしまわないためにも、事前に使えるサービスやサポートを調べておくことが大切です。
妊娠期間だけでなく、出産時に上の子を預けるのか、自宅でお世話するのかを考えておく必要もあるでしょう。ママひとりだけでなく、旦那さんとも一緒に考えてみてくださいね。
4.3 パパと考えをすり合わせてからタイミングを狙う
子どもは産んで終わりではありません。妊娠期間も十分大変ですが、子ども二人をお世話するのももっと大変です。そんな大変な子育てを乗り越えるためにも、パパと考えをすり合わせておくことが大切です。
自分だけが子どもを望み、一方的に2人目の子作りを始めてしまったら夫婦で協力し合う体制を作りづらくなってしまいますよね。2人目を授かるタイミングや子育てに関する考え方をよくすり合わせ、お互いに納得できる答えを導き出すことが大切です。
最も重要なのは、夫婦揃って2人目を望むことです。同じ温度感を持って赤ちゃんを迎え入れれば、辛い妊娠期間や産後も協力し合いながら子育てができます。
4.4 家族全員のメンタルや状況を見てから考える
2人目を迎えるためには、家族全員のメンタルが健康でなければいけません。新しいことを始めるには余裕と力が必要です。特に子育ては精神的にも肉体的にも負担が多いため、メンタルが弱っていると余裕がなくなってしまいます。
たとえば仕事が上手くいかず、思い悩んでいる時に新生児と上の子のお世話をするのは大変ですよね。どちらも上手くやろうとすればどんどんプレッシャーになり、から回ってしまうこともあるでしょう。
これは大人に限ったことではありません。上の子が強く兄弟を欲しがらない時に無理やり2人目を作ってもなかなか受け入れられません。上の子からしてみれば、親からの愛情が減ってしまうのでは?という心配もあります。
上の子が強く拒否する場合は気持ちが落ち着くまで様子を見てあげましょう。
4.5 将来の金銭面について考えておく
子どもが増えれば、それだけ子育てにかかる費用も増えます。出産費用は払えるけど、子どもを育てる費用がないという状況では将来が不安ですよね。今すぐに成人するまでの費用を用意する必要はありませんが、将来の金銭面について考えておくことは大切です。
子育てにかかる費用については前項で紹介した「子育てに必要な費用」を参照してください。近年は高校卒業後に大学や専門学校、短大に進学することも多いため、あらゆる可能性を含めて考えておくと安心ですよ。
4.6 上の子のイベント・行事に重ならないときを狙う
上の子のイベントや行事をしっかりやりたい場合は、それに重ならない時期を狙いましょう。たとえば入園式や卒業式のシーズンに出産が重なってしまうと出席するのが難しくなってしまいます。
子どもは授かりものなので、狙った通りに授かり出産できるわけではありませんが、どうしても参加したいイベントや行事がある場合は余裕を持って計画しましょう。
5 他の家族はどう?2人目の子作りで後悔しないコツ
せっかく2人目を授かったのに「本当に妊娠してよかったのか」「2人目なんて作るんじゃなかった」と後悔するのは悲しいですよね。1人目の子育てよりも肉体的にも精神的にも負担が大きくなりやすいからこそ、後悔しないようにしたいものです。
最後は2人目の子作りで後悔しないコツについて紹介します。
5.1 上の子を甘やかす時間を作る
先輩ママの中には、下の子を作る前に「もっと上の子を甘やかす時間を作ってあげればよかった」と後悔する方が多くいます。2人目ができると、下の子のお世話でいっぱいになってしまいます。特に新生児や月齢が低い間は、排泄や授乳など世話をする回数が増えるため、必然的に上の子と過ごす時間が短くなってしまうのです。上の子の性格によっては、それを寂しく感じる子もいます。
2人目を作る時は、夫婦での話し合いだけでなく、上の子の様子を確認することも大切です。
5.2 パパや周りに協力してもらう
子どもを2人も育てるのはとても大変です。今までの倍以上の力を必要とするため、ママひとりでは倒れてしまいます。そうならないためにも、パパや周りに協力してもらうのも大切ですよ。
どうしても周りに頼れる友達や親族がいない場合は、利用できる育児サービスなどを調べておくのも重要です。ひとりで抱え込まず、相談したり頼ったりできる逃げ口を用意しておきましょう。
5.3 仕事に復帰するタイミングを考えておく
仕事をしているママは、仕事に復帰するタイミングを考えておきましょう。保育園に入れる場合はいつ頃だと保育園に入りやすいのか、スムーズに仕事復帰できるのかを考えておくことも大切ですよ。
6 まとめ
2人目の子作りを考え始め、「本当に子どもを二人も育てられるのかな」と不安になるママも多いでしょう。実際に上の子のお世話をしながら妊娠出産を経て、赤ちゃんのお世話をするのはとても大変なことです。
しかし、夫婦で協力しながら子育てをする体制を整えたり、周囲の助けを借りたりすればできないことではありません。家族みんなで2人目の赤ちゃんを歓迎してあげるためにも、夫婦で話し合い、ベストなタイミングを探してみてくださいね。
この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。