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イヤイヤ期の子どもに苦戦!成長させる接し方4つやNG対応法4つ
2022.08.24
なんでも「イヤ」、あるいは「ヤダ」と返事をする子どもの“イヤイヤ期”。さっきまで笑顔で楽しく遊んでいたのに、些細なことで泣いたりイヤがったりすることも。起伏が激しくて、付き合っていると困ることはありませんか?日常生活もスムーズに行かず、ママもパパも「なんで?」「どう対処したらいい?」と悩んでしまいますよね。
特に第一子の場合、「このままではワガママに育ってしまうのでは?」と心配にもなるでしょう。
イヤイヤ期は、なぜ起こるのでしょうか。実は、“イヤイヤ期”は、子どもが順調に成長している証拠とも言われています。子どもの「自分でやりたい」「こうしたい」という自己主張に加え、脳が未発達で自己表現や自己コントロールができないから起こる、子どもの成長過程なのです。
この記事では、イヤイヤ期に苦戦しているママ・パパ向けに、わが子を成長させる接し方やNG対応を伝授します。
この記事はこんな方にオススメ
- イヤイヤ期に上手に対応できず困っている
- 子どもをうまく誘導するコツが知りたい
- イヤイヤしている原因を知りたい
もくじ
1 イヤイヤ期の原因とは?
イヤイヤ期とは、子どもの「自立心」が芽生える成長段階の時期にあたり、1歳半〜3歳頃の子どもが主な対象です。「イヤ」「ダメ」「自分でやる」と自己主張が強まることや、欲求がうまくいかず子どもが癇癪を起こすことを指します。「魔の2歳児」「第一次反抗期」、さらには「悪魔の3歳児」とも呼ばれることもあり、子どもの性格や成長によって程度や期間には個人差があるのも特徴の1つです。
赤ちゃん時代は、着替えや食事も大人からされるがままでした。しかし、イヤイヤ期の子どもは「自分でやってみたい」「今は気分じゃない」、だから「イヤ」と自己主張をするようになります。なぜなら、この時期の子どもは、“自分でできる”ということへの憧れや、他人への思いやり、うらやましい気持ち、さらには自分の中にも、特定のことへ好き嫌いの感情が出てくるからです。子どもながらに複雑な気持ちを持ち合わせているのですね。
イヤイヤ期の原因は、大脳の前頭葉の大部分を占める「前頭前野」の発育が未熟だからとも言われています。「前頭前野」は、「考える」「記憶する」「判断する」「感情や行動をコントロール」するなど、人間が人間らしく生きるために重要な部分です。しかし、まだ前頭前野が未熟な子どもは、自分をコントロールできずに本能のままに行動をします。
また、イヤイヤ期の子どもは言葉のボキャブラリーも少ないので、自分の気持ちを言葉で上手く表現できません。そのため「本当はもっと遊びたい」「ベビーカーに乗らないで自分で歩きたい」とうまく言えず、「イヤ」と主張だけして泣きわめいたり暴れたりしてしまうのです。
さらに、心と体の発育に伴って「自分でやりたい」という要求も出てきます。「自分で洋服を着たい、靴を履きたい」と思ってチャレンジしてみたけれど、「思うように上手くいかない」と癇癪を起こすこともあります。
「自立心」が芽生えて自分でやりたがる一方で、まだまだ赤ちゃんっぽさも残るイヤイヤ期。「甘えたいけど自分でやりたい」、「言葉で伝えたいけれど伝えられない」と、子どもなりに葛藤しながら成長している時期でもあるのは、なんだか可愛らしいですよね。しかし、毎日のことですから、親としてはイライラすることもあるでしょう。
ここからは、多くのママ・パパが避けて通れないイヤイヤ期の対処法を解説します。「うちの子、イヤイヤ期?」「イヤイヤ期が辛い!」と思うママ・パパは、ぜひ参考にしてくださいね。
2 成長の印!イヤイヤ期の子どもの特徴
イヤイヤ期の子どもによくある特徴は以下の通りです。
- なんでも「イヤ」「ヤダ」と返事をする
- 泣きわめいて暴れる
- 手伝うと逃げる・イヤがる
- 遊んでいた物を投げる
当てはまる項目が多いほど、イヤイヤ期のピークと考えていいでしょう。
2.1 なんでも「イヤ」「ヤダ」と返事する
ママが「公園に行こう」と誘っても、返事は「イヤ」。「お風呂に入ろう」と声をかけると「ヤダ」。イヤイヤ期ピークの子どもの中には、なんでも「イヤ」「ヤダ」と返事をする子も少なくありません。
2歳頃になると感情表現が豊かになってくると言われていて、全身で感情を表現するようになります。例えば嬉しいことや楽しいことは飛んだり跳ねたり、駆け回って全身で表現しますよ。一方で、嫌いなことや未知なものに対して過剰に反応し、恐怖心を抱き「イヤ」「ヤダ」と返事をすることもあるでしょう。
また、この時期の子どもは自我が芽生えてくるので「イヤ」「ヤダ」を連発するとも言われています。まだ言葉で表現するのが難しく、全ての表現を「イヤ」「ヤダ」のひとくくりでまとめているのかもしれません。
ママやパパからしたら、何を言っても「イヤ」の返事で会話も先に進まず対処に困りますが、子ども自身も「イヤ」と「はい」を葛藤中。イヤイヤ期は、子どもが自分と向き合う大切な時期でもあるのです。
2.2 泣きわめいて暴れる
イヤイヤ期の子どもは本能のままに生きているので、場所や時間もおかまいなしにイヤイヤします。自分の思い通りにならなければ、所構わずに泣きわめいて暴れる困ったところもあるでしょう。外出先で「帰らない」と奇声をあげることもあるようです。転がって駄々をこねたり、抱っこしてものけぞって嫌がるなど、本当に親としてどうにもならずに、困ってしまうことも。
イヤイヤ期は年齢や性格によっても個人差があります。手を焼かない子もいれば、泣きわめき暴れてしまう子など、表現や程度はまちまちです。
2.3 手伝うと逃げる・イヤがる
イヤイヤ期の子どもには、ママやパパが手伝おうとすると「イヤ!」と逃げたり、イヤがる子が多くいます。なぜなら、子どもに自立心が芽生え「自分でやってみたい」という憧れを抱き、さらに「自分でやる楽しさ」を覚えたので、ママやパパに手出しをされることが嫌なのです。
そのため、身の回りのことをやりたがり「自分で洋服を着るから手伝わないで!」と手伝いを拒否します。ママやパパが手出しをすると「イヤ!」と言われますが、まだできないことも多く上手くいかないなんてことも少なくありません。甘えてきたり、「やってよ!」と強気な態度に出たり、ママやパパもイライラしてしまいますよね。
朝の忙しい時間ほど「最初から、子どもに任せるんじゃなかった!」とも思うものですが、子どもはそうは思えずにいます。
2.4 遊んでいた物を投げる
遊んでいた物を投げるのは、子どもにとって自分の苛立ちを簡単に表現する方法の一つです。「今日はこのおもちゃで遊ばない!」「思うように遊べない」と投げたり、気に入らないものを自分から遠ざける行為をします。
おもちゃに限らず、食事中ならスプーンやフォークを投げたり、お皿やコップをひっくり返したり。「好みの洋服じゃない」と服を投げたり、「好きなテレビ番組が終わっちゃった」とリモコンを投げたり、身近な物を投げたり当たったりします。
3 保育士伝授!イヤイヤ期の子どもとの接し方
イヤイヤ期は一生続くものではありませんが、イヤイヤ期と付き合うママ・パパは早く終わって欲しいと願うもの。なるべく上手に子どもと接したいですよね。まずは、多くの子どもと接してきた保育士が、どのようにイヤイヤ期の子どもとの接しているのか、4つの方法を伝授します。
- 子どもの意思を受け止める
- 作業の「半分だけ」手伝う
- イヤイヤには淡々と対応する
- 子どもの気持ちが切り替わる行動をとる
それぞれを詳しく解説するので、参考にしてください。
3.1 子どもの意思を受け止める
子どもが、「〇〇、やりたい!」と主張してきたのなら、子どもができる、できないに関わらずに、まずはママやパパが「いいよ」「わかった」と受け止め、応えてあげてください。
「〇〇がイヤ!」という子には、おうむ返しで「〇〇がイヤなんだね」と代弁してあげるのもいいでしょう。
子どものイヤには色々な感情が混ざっていて「自分でやりたい」「自分で決めたい」「今じゃない」などの要求が含まれていることも。話を聞くことで、「意志を尊重してくれた」と思う気持ちが育ち、「共感してくれた」「話が通じた」と子どもは落ち着きを取り戻し安心感を得られます。
3.2 作業の「半分だけ」手伝う
子どもが作業が上手くいかずにイライラするようであれば、全部は手出しせずに、作業の「半分だけ」手伝います。
例えば、
- 靴をはくときに「ママは靴を押さえる係ね」と言って、靴を履く行為は子どもにさせてあげる
- 洋服のボタンを半分だけ穴に入れておき、残りは自分でやらせる
さり気なく手伝うことで、子どもの達成感や自己肯定感を上げ自信をつけさせることができます。今後の成長へのステップにも繋がるので、ぜひ上手にサポートをしてあげてください
3.3 イヤイヤには淡々と対応する
子ども自身も悪いことだとわかってるのに「イヤイヤ」している場合は、淡々と対応してみてください。例えば、食事の時間に席に着かない、食べないでご飯で遊ぶような時には「食べないの?」「ぐちゃぐちゃにしたら悲しい」と声がけしましょう。
声がけに応じなかったら食事は中止して、一旦食事はさげます。その時に「食べたい」と言ってきたら、ご飯で遊ばない約束をする、食事は自由ではなく決まった時間に食べることを伝えましょう。同じことを繰り返したら泣いてもご飯は中止し、次の食事やおやつで栄養を補えば問題ありません。
善悪がわかっている子どものイヤイヤには、時に冷たく突き放すことも大切です。子どもの誤った行動を指摘し、ブレない毅然とした態度で接してください。
一方で、毎回のように冷たくされれば、子どもの癇癪はひどくなります。マナーやルールが守れないことには、淡々と接してもいいでしょう。しかし、そのためには日頃のちょっとしたイヤイヤは認めてあげることが大切です。
3.4 子どもの気持ちが切り替わる行動をとる
子どもの気持ちが切り替わる行動をとってみましょう。
例としては
- 「眠いんだね、一緒にお昼寝しようか」と睡眠を促す
- 「飽きちゃったね、一緒に公園に遊びに行こうか」と遊びに誘う
窓を開けて空気を入れ替えることや、お茶やお水を与えて一呼吸置かせるのも有効です。イヤイヤしている理由や原因から、子どもの興味をそらすことがポイントになります。
4 まだある!イヤイヤ期の子どもと上手く接するコツ
イヤイヤ期の子どもへの接し方はまだまだあります。
- 代わりの案や選択肢を提案する
- スキンシップを意識する
- モンテッソーリ教育を参考にする
上手く接するためのコツを紹介します。
4.1 代わりの案や選択肢を提案する
子どもの全ての要求に応えられるわけではありませんが、代わりの案や選択肢を提案するのもおすすめです。例えば、「今日のごはんはパンが良かった」と言われたら「ごめんね、今日はパンはないから、ご飯を食べたら明日のパンを買いに行こうか」とか「パンはないけど、一緒にホットケーキ作ろうか」と提案するのもいいでしょう。
洋服も何パターンか用意しておき、子どもに選択肢を与えて選ばせてあげます。子ども自らに選ばせることにより、「着替えがイヤ」という子がスムーズに着替えてくれることもあります。
しかし、毎回代わりの案や選択肢がうまくいくわけではありません。
子どもの気分が変わるまで時間を置いてみる、チャレンジする機会を与えるのも重要です。また、時計を見せて「いつまでに」と時間を示すなど、目で見えてわかりやすいルールを作るといいですね。
4.2 スキンシップを意識する
子どもが不安でイライラしているときは、抱きしめる、背中をポンポン優しく叩くなどスキンシップを意識して接してあげましょう。
子どもの感情を全身で受け入れてあげることで、子どもの気持ちに安心感が生まれます。気持ちを代弁してあげて、感情を表現する言葉を教えてあげるのも有効です。
4.3 モンテッソーリ教育を参考にする
モンテッソーリ教育とは、自立心を育むためのメソッドです。子どもには自己教育力が備わっていて、子どもたちはその力を伸ばすために自ら行動します。ここで大事なのは、「大人はその力を信じ、伸ばすために環境を整え見守る」ことです。
モンテッソーリは子どもがイヤイヤし、大人の手を借りずに一人でやってみたくなるこの時期を「イヤイヤ期」と呼びません。子どもが何か一定のことに興味を持ち、同じことを繰り返すこの時期を「敏感期」と呼びます。
敏感期に当たるイヤイヤ期は、生きていくうえで必要な力を短期間で身につける時期で、自分の力を伸ばすことに集中したり夢中になったりします。このため、大人が手出しするのをイヤがるのです。
モンテッソーリ教育は、子どもの自主性を尊重し、大人はサポートに徹し子どもの能力や可能性を伸ばします。モンテッソーリ教育を参考にして、イヤイヤ期の子どもと接するのも良い方法です。
5 イヤイヤ期の子どもへのNG対応法
イヤイヤ期の子どもと上手く接する方法をお伝えしてきましたが、続いては子どもの将来に悪影響を及ぼすしかねないNG対応法を4つ解説します。
- なんでも「ダメ」と否定する
- 交換条件で落ち着かせようとする
- 感情的に怒る・命令する
- 完全に放置する
以上4つのことに注意して、イヤイヤ期の子どもに接していきましょう。
5.1 なんでも「ダメ」と否定する
一方的に子どもの意見を「ダメ」と否定したり、主張を無視し続けてしまうと、「自分の言うことを受け止めてもらえない」と子どもの自己肯定感が育ちにくくなります。
かといって「イヤ」の全てを受け入れても甘やかしに繋がる可能性もあるので、一方的に否定するのではなく「なぜダメなのか」を理論的に説明してあげましょう。子どもに寄り添い愛情をかけて、良いこと悪いことをしっかり教えてあげてくださいね。
5.2 交換条件で落ち着かせようとする
交換条件を出して、子どもを落ち着かせるのはNGな対応法です。
「お菓子あげるから」「〇〇買ってあげるから」といった対応が該当します。子どもは、泣きわめいたらお菓子(好きなもの)がもらえると学習してしまいます。
「お化けが出るよ〜」と子どもに恐怖を与えるのもよくありません。子どもにこのような対応をしたところで、「なぜダメなのか」ということは、伝わらないからです。「自分がやりたいことで、何で叱られているのか」という理由がわからないので、次のイヤイヤを抑制する効果はありません。
5.3 感情的に怒る・命令する
イヤイヤ期の子どもと接するときは、子どもの自主性を尊重してあげる必要がありますが、やはりどうしてもイライラしてしまうものです。その時に感情的に怒ってしまったり「〇〇しなさい!」と命令するのは、子どもの気持ちが萎縮してしまい、やりたいことや言いたいことを我慢してしまう原因になります。
逆にイヤイヤ期が過ぎた後も、乱暴に自分の要求を押し通すようになったり思春期に問題行動を起こしてしまうことも。
本能のまま生きられるのはイヤイヤ期まで。今は大変ですが、感情を出せるように親が見守ってあげることで、子どもの自立が順調に進み今後の子育ても楽になりますよ。
5.4 完全に放置する
イヤイヤモードの子どもを誰にも迷惑をかけない場所で適度に放置するならOKですが、「もう知らない」と子どもを突き放して、完全に放置するのはNGです。子ども自身も、なぜイヤイヤ、泣いているのか分かっていない状況です。例え放置していたとしても、落ち着いて「ママ〜」と近寄ってきたら抱きしめて、声をかけて話を聞いてあげてくださいね。
6 ママパパ必見!子どものイヤイヤ期はこう乗り切ろう
イヤイヤ期とはわかっていても、子育ては毎日続くのですから、やはり大変ですよね。子どものペースに乱されてイライラするママやパパも多いのではないでしょうか?ここではイヤイヤ期を乗り切る方法を紹介します。イヤイヤ期でお困りのママ・パパ必見ですよ!
6.1 一度子どもから距離を置く
イヤイヤ期の子どもは全てがイヤだというわけではなく、複雑な感情が入り混じっている場合がほとんどです。イヤイヤした時のママの反応が面白くて、構って欲しくてイヤイヤする場合や、眠くてイヤイヤする場合もあります。子どもの身に危険が生じることでなければ、そんなに気に病むことではないので大丈夫です。
ママやパパが「どうしても感情的になってしまいそう」という時には、落ち着くために、イヤイヤモードの我が子と一旦距離を置いてみましょう。ただし安全な場所に子どもを置いておき、離れても10分までです。
子どもも10分も泣いたらスッキリして、「さっきのイヤイヤはなんだったの?」と思うほど笑顔になっていることもあります。放置した後は、ぎゅっと抱きしめ「大好きだよ」とスキンシップして安心させてあげてくださいね。
6.2 ゆっくりとした口調を意識する
子どもに早口で勢いよく言葉を放っても理解が追いつきません。このように話されれば、大人だって興奮してしまいます。「感情的になってしまいそうだな」という時は、落ち着くために一度大きく深呼吸してください。子どもと話す時は、落ち着いてゆっくり話しかけるように心がけましょう。
子どものイヤイヤのペースにママやパパも巻き込まれないことが大切です。まずはゆっくりと話すことで、親は自分の声を客観視できます。冷静に語りかけることで、子どもを落ち着かせるのにも有効な方法です。
6.3 完璧を目指さない
イヤイヤ期中に限ったことではありませんが、育児において完璧を目指す必要はありません。イヤイヤ期の子どもにいつでも完璧に対応するのはとても難しいもの。育児も家事も完璧にできるとは限りません。たとえ上手くいかなくても、気持ちを切り替えて過ごすことが必要です。
子どものこだわりで、毎日ピンクの洋服しか着ない時期があっても、一生続くわけではありません。癇癪でおもちゃを壊して遊べなくなってしまった、ご飯で遊んだら怒られたという経験を積みながら、子どもは成長していくものです。
大人同様に子どもに完璧を求める必要もありません。子どもが失敗しても見守ってあげる、ちょっとした失敗は目をつぶって笑って見過ごすくらいが丁度いいかもしれませんよ。
大人が折れることもあれば、思いがけずただイライラと八つ当たりしてしまうこともあるでしょう。その場合は、「ごめんね」と子どもに謝って、ママやパパの気持ちを伝えてあげてください。
今後子どもが間違いをしてしまったときに、次にとるべき行動を教えるときや、人の気持ちがわかる子どもに成長するために役立ちます。
6.4 成長の記念として動画を撮っておく
子どものイヤイヤしている姿を、成長の記念として動画に撮っておくのもおすすめです。今はイヤイヤ期に振り回されて大変な時期かもしれませんが、イヤイヤ期は人生のうちのほんの数年。後から振り返ると「こんな時期もあったなぁ〜」とほっこりする時期が訪れますよ。
また、動画を撮るという行動で自分の心を落ち着かせ客観視できる効果もあります。
6.5 親も一緒に子どもと思いっきり泣く
子どもが思いっきり泣いたら、ママも子どもと一緒に泣いてください。「エ〜ンエ〜ン」「わ〜ん」とアニメチックに大きな声で泣いてみましょう。「ママ大丈夫?どうしたの?」と慰めてくれるかもしれません。そんな可愛らしい姿にイライラもどこかいってしまうでしょう。
6.6 子どもを真似して一緒にイヤイヤしてみる
子どもに「イヤ!」っと言われたら「ママ(パパ)もイヤ〜!」と一緒にイヤイヤしてみましょう。ママやパパは大人なので、大げさにゆっくり、茶目っ気のある声でイヤイヤしてくださいね。イヤイヤしていた子どもも、ママやパパにイヤイヤされたらびっくり。イヤイヤされることにびっくりして、自分がイヤイヤすることも忘れてしまうかも。
「ママもパパもイヤイヤしたい時がある」と子どもながらに感じて、きっと人の気持ちがわかる子どもに成長しますよ。
6.7 余裕を持ってスケジュールを立てる
余裕を持ったスケジュールを立てると、時間にも心にも余裕が生まれます。子どもが満足するまで遊んだり、納得がいくまでチャレンジさせてあげたいですよね。しかし、子どもとの行動は時間管理が難しいうえに、子どもが「自分でやりたい」となるとさらに時間もかかるもの。
あらかじめ余裕を持ったスケジュールが立ててあれば、多少の時間調整が可能になります。子どもに時計を見せて「長い針が6になるまでね」と時間を約束するのもいいでしょう。時計が分からなくても説明することで、話し合いができたと自信を持つ子どもも多いです。
7 まとめ
イヤイヤ期は誰もが通る道で心と体が成長してきた証です。しかし、まだまだ赤ちゃんと子どもの狭間。自分のやりたいことがうまくできない、言葉で表現する方法を知らない、脳が未発達で自分がコントロールできない時期です。
大人は子どもの自立心を尊重し、さりげなくサポートしてあげられると良いですね。また、人として生きる力の基礎を身につけさせ、善悪もこの時期に教えてあげましょう。イヤイヤ期は大変な時期ですが、長い人生の中のほんの数年しかなく一生続く物ではありません。ここまで大事に育ててきたことを親も誇りに思っていいのです。イヤイヤ期が終われば、乳児から幼児へと、大きな成長を遂げます。
この大変な時期を乗り越えた時は、きっと親子で成長しているはず!ぜひお子さんと上手に向き合って、イヤイヤ期を乗り越えてくださいね。
この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。