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子どもがスプーンを使うのは何歳ぐらいから?正しい持ち方や練習のポイントを解説

2022.09.13

育てる

子どもが成長していくに連れて、少しずつ「ご飯の食べ方」もしっかり教えていかなければいけません。もちろん最初から箸は使えないので、最初はスプーンやフォークの練習となるでしょう。

その中で「スプーンを教えるときには、最初からちゃんとした持ち方(鉛筆持ち)から教えてしまっていいのだろうか」「スプーン練習のポイントを知りたい」といった思いを持っているパパやママもいるかもしれません。

そこでこの記事では、スプーンを使い始める目安や持ち方の練習方法を解説していきます。スプーンの選び方についても紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな方にオススメ

  • 子どもにスプーンの持ち方を教えたい人
  • 子どものスプーンの使い始め目安を知りたい人
  • スプーンの練習方法を知りたい人

1 スプーンの使い始め目安は1歳頃から

スプーンの使い始め目安は、1歳ごろからと言われています。1歳ごろは、子どもが手づかみでご飯を食べられるようになるタイミングです。スプーンの練習を始めるにはちょうどいい時期でしょう。

また、1歳ごろは好奇心も旺盛になってくる時期。パパやママが使っているスプーンに興味を示し始めるタイミングでもあります。興味関心を示し始めたら、少しずつスプーンの練習を始めていきましょう。

 

2【この順番で練習】スプーンの持ち方3ステップ

【この順番で練習】スプーンの持ち方3ステップ

多くの大人はスプーンを「鉛筆を持つ持ち方」で持って食事を取ります。しかし、もちろん子どもは最初から鉛筆持ちはできません。上手持ち、下手持ちの練習を経て、少しずつ鉛筆持ちができるようになるのです。

ここからは、それぞれのスプーンの持ち方を紹介します。段階を踏んで徐々にスプーンを持てるように練習しましょう。

 

2.1 上手持ち

上手持ちは、スプーンを上から「グー」の形でわしづかみする持ち方です。子どもに最初にスプーンを持たせると、持ちやすく動かしやすい形であるこの形で自然にスプーンを持つでしょう。

決して正しい持ち方ではありませんが、最初はこの持ち方で充分です。あまり神経質になりすぎることなく、まずは「スプーンで食べ物を口にすること」を覚えさせていきましょう。

 

2.2 下手持ち

上手持ちでスプーンを使って食べることに慣れてきたら、次は下手持ちの練習です。スプーンを上から握るのではなく、下から支えるようにして持つ練習をスタートしましょう。

この際、スプーンを持っていない手で「お皿を支える」ことを教えてあげると、よりスプーンの使い方が上手になります。あわせて、スプーンの上を持つのではなく、柄に近い部分を持つと食べ物をすくいやすくなることを教えてあげるといいでしょう。

 

2.3 鉛筆持ち

下手持ちができるようになったら、鉛筆持ちの練習です。下手持ちよりも一気に持ち方は難しくなりますが、親指・人差し指・中指を使ってスプーンをはさみ、バランスを取りながら食べ物をすくうトレーニングを繰り返しましょう。この際、薬指と小指は開かずにスプーンを軽く握るよう教えてあげると、よりきれいな鉛筆持ちができるようになります。

 

3 スプーンの持ち方を練習する流れ

スプーンの持ち方の違い・練習の流れを理解したら、子どもの状態に合わせて少しずつ練習を始めていきます。しかし、どのようにして練習を進めていけばいいか分からない人もいるかもしれません。

子どものスムーズな成長を促すためにも、まずはママやパパがスプーンの使い方をどのように教えていくべきか知っておきましょう。

ここからは、スプーンの持ち方を練習する流れを解説します。

 

3.1 パパ・ママがスプーンで食べさせてあげる

まずは、いきなりスプーンを持たせるのではなく、パパやママがスプーンで食べ物を子どもに食べさせてあげることから練習をスタートしましょう。スプーンで食べ物を運ぶようすや感触を知ることによって「スプーンはこういうものか!」といった感覚を子どもが少しずつつかんでいきます。

 

3.2 食べ物を載せたスプーンを子どもに渡す

スプーンで食べさせてあげる練習をした後は、徐々に子どもがスプーンを使って自分で食べるトレーニングにシフトしていきましょう。その第1段階として、こぼれにくい食べ物を載せたスプーンを子どもに渡し、自分で口に入れる練習をします。

その際、子どもが自分の手でしっかりスプーンを握れるかを確認しましょう。上手持ちでスプーンを持てるようになれば、口に運ぶ準備は整ってきています。

 

3.3 何度も口に運ぶ練習を繰り返す

スプーンを口に運ぶ準備が整ったら、何度もその練習を繰り返し、スプーンを使って食べ物を口に入れる動きを習慣づけましょう。スプーンと口の距離感を図れるようになってきたら、子ども一人でスプーンを口に運ぶ練習をします。「子どもが慣れてきたな」と思ったら、完全に一人で食べる練習をスタートしてみてください。

 

4 スプーンの練習をする際のポイント

スプーンの練習をする際のポイント

スプーンの練習をスムーズに進めていくためには、パパとママが押さえるべきコツがいくつかあります。
ここからは、スプーンの練習をする際のポイントを5点紹介します。

 

4.1 根気強く子どもにつきあってあげる

スプーンの練習をする際は、うまく進まなかったとしても根気強く子どもにつきあってあげましょう。すぐに上手にならなかったとしても、いつのまにかスプーンを使ってしっかりご飯を食べられるようになります。最初は「どんなにこぼしても構わない」といった心構えで子どもに向き合ってあげるといいでしょう。

失敗をしても決して怒ることなく温かい心で子どもに接していくと、きっと子どももスプーンの練習に意欲的になるはずです。

 

4.2 使いやすいスプーンを用意する

使いやすいスプーンを用意してあげることで、子どもの練習が円滑に進んでいくでしょう。使いやすいスプーンとしては、柄に滑り止めがついているタイプや持ち手が手の形に合わせたカーブ状に設計されているタイプなどが挙げられます。

また、食べ物を刺しやすい先割れスプーンを選ぶと、スプーンだけでなくフォークの練習にもなるでしょう。

 

4.3 スプーンで食べやすいご飯にする

スプーンの練習をする際には、できる限り食べやすい形に食べ物を整えてあげましょう。スプーンを口まで運んでも、食べ物が大きかったり固かったりすると「食べにくい…」と子どもが感じてしまいます。事前に食材を適度な大きさにカットしてあげるなど工夫を凝らすと、抵抗感なくスプーンを使って食べられるようになるでしょう。

使い始めの時期には、柔らかく煮込んだ野菜スープやゼリー、ヨーグルトなどがスプーンですくいやすくおすすめのメニューです。また、すくいやすい「深めのお皿」で出してあげるとスムーズに練習も進みます。

 

4.4 掴む力を高める練習や遊びをする

スプーンを上手に使うために重要な力は「掴む力」です。スプーン練習を始める前や練習と並行して、掴む力を高める練習や遊びを行いましょう。
おままごとでビー玉や大きめのビーズをスプーンですくう、砂場で砂をスプーンを使って集めるなど、取り入れられる遊びは盛りだくさん。子どもが興味を持っているモノにあわせて、そのモノをスプーンですくってみるところから始めてもいいかもしれません。

 

4.5 汚れてもいい場所や服で練習する

汚れてもいい場所や服で練習することも、スプーンで練習をする際の大きなポイントです。最初は上手にスプーンを使えないため、食べ物をこぼしてしまいがち。こぼすことを前提として場所や服のチョイスに気を遣うと、パパやママのストレスもたまりにくくなります。

古着を着せた上でエプロンをつける、テーブルの上に新聞紙を敷く、着替えを用意しておくなど工夫をし、楽しくスプーンの練習を進めていきましょう。

 

5 スプーンの選び方

スプーンの選び方

子どもが安心・安全に、そしてモチベーションを高く保って練習を進めていくためには、スプーンの選び方も重要です。

ここからは、練習におすすめのスプーンを3種類解説していきます。

 

5.1 安全な素材のスプーン

スプーンの練習にあたっては、安全な素材のスプーンを選ぶように心がけましょう。力加減がわからないまま金属製のスプーンを使うと、歯や歯ぐき、座っているイス、テーブルなどに傷をつけてしまうおそれもあります。

おすすめのスプーンは、口当たりが柔らかなシリコン製や軽く持ちやすいプラスチック製。油汚れが落ちにくいため、洗う際には汚れがしっかり落ちているかのチェックも欠かさないよう心がけましょう。

 

5.2 好きなキャラクターのスプーン

楽しくスプーンの練習を進めていくためには、子どもの興味・関心をひくことも大切です。アンパンマンやディズニーなど子どもが好きなキャラクターのスプーンを用意すると、より練習に興味が向いていくでしょう。

練習の際には「○○(キャラクター名)と一緒にご飯食べよ!」と声掛けをしてあげることも大切です。

 

5.3 練習用スプーン

さまざまなメーカーによって、子どもが使いやすい「練習用スプーン」が発売されています。持ちやすい形状になっている、軽い、シリコン製ですべりにくいなど、工夫が盛りだくさん。

本物のスプーンではなく、まずは持ちやすい練習用スプーンを使うと「スプーンって難しい…」と子どもが感じにくくなるでしょう。本物のスプーンを使うのはその後でも遅くはありません。

 

6 まとめ

子どもが健全に成長していく上で「スプーンの練習」は欠かせないものです。しかし、楽しくない練習や苦手意識を感じてしまう練習をしてしまっては本末転倒。子どもだけではなく、パパやママも楽しみながら練習を進めていきましょう。

何よりも大切なのは、上手に使えるようになったらきちんと子どもを褒めてあげること。子どもの自己肯定感を高めつつ、一緒にその成長を楽しみましょう。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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