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子育てで後悔したくないママへ|今からできる5つの工夫

2022.10.18

育てる

子育てでは思い通りにいかないことがたくさんあります。「あの時、ああすればよかった」と後悔する人も多いのではないでしょうか。しかし、後悔をずっと持ち続けるのも辛いですよね。

今回は子育てで後悔しないための方法を詳しく解説します。

この記事はこんな方にオススメ

  • 子育てに悩んでいる人
  • 自分が母親に向いていない気がする人
  • 後悔を引きずらないための解決法を知りたい人

1 先輩ママが子育てで後悔していること8選

子育ては常に初めての連続です。たとえ2人目や3人目の育児であっても、性格は一人ひとり異なり、必要な対応も異なります。

人を育てるのは簡単ではありません。後悔も、元は子どもを想う気持ちから生まれるものです。

はじめに、先輩ママが子育てで後悔したことを紹介します。

 

1.1 厳しく叱りつけてしまった

ママも人間ですから感情的になることもあります。一方、子育て論では「子どもは褒めて育てよう」「感情的に怒ってはいけない」とも言われます。厳しく叱りつけた後、自分を責め、後悔しているママも大勢います。

「きちんとした人間に育ってほしい」という気持ちから厳しく接してしまったとしても、怒りの後味は良いものではないでしょう。

 

1.2 仕事と子育ての両立がうまくいかなかった

社会で活躍できることに喜びを感じる一方、仕事と子育ての両立がうまくいかないと後悔している人も少なくありません。

仕事が忙しいと、子育てだけではなく家事も疎かになってしまいます。栄養バランスのとれた食事を手作りしてあげたいけれど、お惣菜や冷凍食品に頼ってしまうこともあるでしょう。「今日もできなかった」「私は子どものために何もできていない」と後悔するママもいます。

 

1.3 子どもとの時間が少なかった

子どもとの時間を十分とらなかったことを後悔する人もいます。子どもの成長はあっという間。仕事に育児、家事に追われる毎日の中で、月日はどんどん過ぎていきます。もう戻れない幼い日々を思い返し、「子どもとの時間を大切にするべきだった」と後悔するのです。

また子どもが幼い時期だけでなく、高校生や大学生、社会人になってからも「子どもとの時間を大切にすればよかった」と後悔するママもいます。

 

1.4 もっと家事をうまくこなしたかった

育児と家事をもっと両立できたのではないかと後悔する人もいます。子どものお世話で手いっぱいで、家事にまで手が回らなかったママに多いようです。

子育てが落ち着いてから振り返れば、「もっと手際よくできたはずなのに」と感じるかもしれません。しかし、子育て中は毎日を過ごすのに精一杯。ちょっとの工夫をする余力さえなかったのかもしれません。

 

1.5 子どもの気持ちに寄り添ってあげられなかった

子どもの気持ちにもっと寄り添うべきだった、という後悔も多く見られます。「子どもの気持ちに寄り添ってあげましょう」と育児情報に書かれていることが、後悔の原因のようです。成長のためにも寄り添ってあげるべきなのに、毎日忙しく向き合ってあげられない日々が後悔につながります。

本当は子どもの気持ちを聞いてあげたいのに、気持ちや時間に余裕がないとついないがしろになってしまいます。後から振り返ったときに「もっと子どもの気持ちを聞いてあげればよかった」と感じるママが少なくありません。

 

1.6 子どもを甘やかしすぎた

わがままだったり、乱暴がちだったりする子どもに育つと、「甘やかしすぎたのかも」と後悔するママもいます。厳しいしつけも後悔しやすいポイントですが、反対に甘やかせすぎるのも後悔しやすいようです。子育てはバランスが難しいですね。

集団生活になじめない、思い通りにならないと癇癪を起こす、挑戦に臆病になるといった子どもの様子を見て、甘やかしたのかもと後悔する親もいます。

 

1.7 挑戦や経験をさせてあげればよかった

「もっといろいろなことに挑戦させてあげればよかった」と後悔するママもいます。子どもの興味関心を受け流してしまったり、「危ないから」と挑戦させなかったことが後悔につながるようです。

幼い時期の熱中体験は、将来の可能性につながるといわれます。自分で選択できない性格に育ってしまった場合も、「きっかけを与えられなかったか」と後悔することもあります。

 

1.8 もっと勉強させればよかった

子どもが勉強でつまずいている姿を見て、「もっと勉強の必要性を教えればよかった」「塾や習い事をさせればよかった」と後悔するママは少なくありません。勉強の強要はよくないと子どもの自主性に任せた結果、成績が悪くなってしまったケースもあります。

親が机に張り付いて勉強を教える必要もありませんが、子どもが勉強したくなる土台作りは必要かもしれませんね。

 

2 子育てで後悔しない7つの方法

子育てで後悔しない7つの方法

子育てに後悔はつきものといっても、できるだけ後悔は減らしたいですよね。子育てで後悔しない7つの方法を紹介します。

 

2.1 子どもをひとりの人間として尊重する

まずはひとりの人間として子どもの気持ちを尊重してあげましょう。

親は子どもに正しく育って欲しいと考え、厳しくなったり過干渉になったりしてしまいます。
しかし、子どもも親と同じくひとりの人間です。子どもは大人が考える以上に多くを自主的に学んでいます。ある程度は本人に任せ、尊重してみましょう。

 

2.2 愛情を言葉や態度で表現する

子どもには積極的に、愛情を言葉や態度で伝えましょう。思っているだけでは、愛情は子どもには届きません。「自分は愛されている」「ありのままの自分でいいんだ」と高い自己肯定感を持つ子どもに育てるためにも、愛情を言葉で表現しましょう。

時間がないときは、1分でもしっかり子どもの言葉に耳を傾けます。仕事や家事の手を止め、子どもと向き合って話すだけでも十分です。「あなたの話を聞いているよ」「あなたと一緒にお話したいよ」という態度からも、子どもは愛情を感じてくれます。

 

2.3 多くの人の意見を聞く

子育てで後悔しないためには、多くの人の意見を聞いてみましょう。子育てには絶対的な正解がないため、人によってやり方も考え方もさまざまです。ひとりで悶々と悩むよりも、多くの人の意見を聞いて刺激をもらった方がうまく行くこともあります。

子どもの成長や発育に関して悩んでいる場合は、保健師さんや栄養士さんに相談するのもいいでしょう。実際に子どもと会ってもらえば、自分では気づけなかった問題が見つかるかもしれません。

 

2.4 時間を区切って家事をする

子育てをしていると、思うように家事が進まないこともありますよね。家事が終わらないときは、時間を区切るようにしましょう。家事をすべてを完璧にこなそうとしても、子育てをしながらでは時間がいくらあっても足りないと割り切ることも大切です。

時間を区切ると、家事の終わりが見えやすくなります。掃除は10分だけ、そのあとは子どもと遊ぶと決めて取り掛かると、メリハリもつき、子どもとの時間も確保できます。

 

2.5 子どもにも自分の感情を話す

子どもはママが怒っている理由を理解できないことがあります。ぜひ、子どもに自分の感情を積極的に話すよう心がけてみましょう。

「片づけなさい!」と怒るだけではなく、「散らかっていると悲しいんだ」「片付けると気持ちいいよ」と状況と感情をつなげて伝えます。子どもに親の感情を伝えると、相手の気持ちを理解しようとする思いやりも学べるでしょう。

 

2.6 子どもとの時間をつくる

子どもとの時間をなかなか確保できないママは、1日10分だけ子どもとしっかり向き合う時間をつくりましょう。「子どもにかわいそうな思いをさせているのでは?」と悩んでいるママにこそ、おすすめしたい方法です。

確保した10分、全力で遊び、お話すると、子どもは「自分は大切にしてもらっている」と感じます。時間を決めて関わることで、コミュニケーションの濃さが上がるメリットもあります。

 

2.7 子どもの失敗を受け止める

子育ての後悔を少なくするためには、子どもの失敗を受け止める度量も必要です。子どもの失敗は成長の糧です。毎日いろいろと挑戦し、失敗して多くを学ぶのです。

失敗を怒られたり、笑われたりする子どもは、挑戦に対してネガティブになってしまう恐れがあります。思い切り挑戦できる子どもを育てるためにも、子どもの失敗を受け止めてあげましょう。

 

3 今日からできる!これまでの後悔をプラスに転換する7つの方法

子育てで後悔しない7つの方法

子育ての後悔は、「もう元には戻せない」「きっと悪い影響が残る」と心配しているママもいるのではないでしょうか。しかし、後悔をプラスに転換することは可能です。

これまでの後悔をプラスに転換する7つの方法を解説します。

 

3.1 後悔している理由を探す

まず、なぜ後悔しているのか、その理由を探しましょう。表面的な後悔だけでなく、本当の気持ちやこれまで見過ごしてきた気持ちを確認することも大切です。「厳しく叱り過ぎてしまった」という後悔には、「そんなに厳しくする必要があったのか」「子どもが泣いていてかわいそうだった」といった気持ちが隠れていることもあります。

これから後悔をプラスに変える行動を明確化するためにも、まずは子育てに後悔している理由や葛藤を考えてみましょう。

 

3.2 具体的にどう行動に起こすかを考える

後悔している理由を明確化した後は、これから行動をどう変えるべきか具体的に考えます。「つい厳しく叱ってしまう」と後悔しているなら、行動をどのように変えれば良いでしょうか。「そこまでする必要があるのか」「子どもがかわいそう」などの気持ちを解決できる方法もあわせて考えます。

たとえば、「怒っている理由を伝える」「子どもにどうして欲しいのか具体的に伝える」などの対策が取れるかもしれません。後悔に対して具体的な対策行動を考え、同じ後悔を防ぎましょう。

 

3.3 今日から気持ちを切り替える

子育ての後悔の多くは、一度や二度の失敗ですべてがダメになることはほとんどありません。後悔したときは、今日から気持ちを切り替えましょう。愛情が足りていないと思ったら子どもをぎゅっと抱きしめてあげましょう。

後悔したらすぐに気持ちを切り替え、未来を変える姿勢が大切です。

 

3.4 自分の育児でできたことを数える

子どもができたことは加点方式で考えられるのに、自分の育児はミスの数ばかり数えてしまう経験はありませんか?

育児で後悔しないためには、自分の育児もできたことを数えるようにしましょう。小さいことでも構いません。できたことをどんどん積み重ねていけば、それだけ自分の育児に自信が持てるようになります。

 

3.5 子育てをサポートしてくれる人を見つける

仕事も育児も上を目指したいと思っても、ひとりでこなすのは難しいでしょう。そんなときは、子育てサポートを活用してみてください。「家事が疎かになっている」「育児と仕事を両立できない」という後悔には、家事サービスや一時保育の利用もおすすめです。

パートナーも遠慮なく頼ることを忘れないでください。

 

3.6 良い母親を目指さない

子育ての後悔の多くは、理想の母親像と現実のギャップから生まれます。良い母親を目指すのをやめるのも、子育ての後悔を減らす方法です。

育児書の良い母親像は、理想だと考えてください。母親であるための必須条件ではありません。「良い母親でなければ」というプレッシャーがなくなれば、後悔するポイントも減るはずです。自分は子どもにとってどんな母親になりたいか、どうやって過ごしたいかを考えるようにしてみましょう。

 

3.7 子育てや仕事以外の楽しみをもつ

子育てや仕事以外の楽しみを持つのも大切です。出産後は子ども中心の生活にならざるをえず、趣味や娯楽を諦めるママも少なくありません。

ママもひとりの人間です。子育てと仕事だけの生活では息が詰まります。余裕のある心で子どもと接するためにも、リフレッシュできる時間を大切にしましょう。気持ちに余裕ができれば、目の前の問題が自然と解決に向かうこともあります。

 

4 子育てに後悔はつきものと割り切ろう!

子育てに後悔はつきもの。多くのママが子育てに後悔しています。子育てで後悔するのは、それだけ子どものことを想っている証拠です。

子育てで後悔したときは、気持ちや行動を切り替えてみましょう。「もう元には戻れない」と悲観的になる必要はありません。子どもとコミュニケーションを取り、愛情を伝え、子どもとの時間を楽しむことが大切です。

周囲の人や子育てサポートも積極的に頼ってみてください。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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