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赤ちゃんをスムーズに寝かしつけるコツは?NG行動やグッズも紹介
2022.11.08
「赤ちゃんがなかなか寝てくれない」「寝かしつけに時間がかかる!」……。寝かしつけがうまくいかないと、親もイライラしてしまったり、寝不足になってしまったりします。赤ちゃんの寝かしつけは、親に共通の悩みの一つではないでしょうか。
この記事では、赤ちゃんを上手に寝かしつけるコツや活用してみたいグッズを紹介します。赤ちゃんの寝かしつけに悩んでいるママやパパは、参考にしてみてください。
この記事はこんな方にオススメ
- 寝かしつけ方がわからない新米ママパパ
- 毎日寝不足で赤ちゃんに少しでも寝てほしい方
- いい寝かしつけグッズがあれば知りたい方
もくじ
1 赤ちゃんの寝かしつけが難しい!赤ちゃんは寝るのが下手
赤ちゃんの寝かしつけって難しいですよね。「どうして寝てくれないの?」そう感じるママやパパは多いのではないでしょうか?あまりに寝てくれない赤ちゃんにイライラするママやパパも多いと思います。「こんなに毎日頑張って寝かしつけているのに」という気持ちは、筆者もよくわかるものです。
しかし赤ちゃんはそもそも寝ること自体が下手なので、ママやパパのせいではないのです。赤ちゃんの睡眠リズムとコツを知れば赤ちゃんの寝かしつけもうまくいくかもしれません。今回は、多方面からなぜ赤ちゃんが寝ないのかを探っていきましょう。
1.1 赤ちゃん特有の睡眠リズムとは?
新生児の睡眠のパターンは特殊でほとんどを寝て過ごします。そのうちの半分は「レム睡眠」です。「レム睡眠」は赤ちゃんがちょっとした音や刺激でも目を覚ましてしまうほどの浅い眠りのことを言います。
一方で「ノンレム睡眠」は深い眠りのことを言い、「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」を繰り返し、寝たり起きたりするのです。赤ちゃんの成長とともに「レム睡眠」の割合が減っていき、まとまって眠れるようになります。
赤ちゃんは昼夜の区別がつくと、さらに睡眠や生活リズムが整ってきます。新生児のうちはまだ昼夜の区別がつかず、寝たり起きたりを繰り返します。また出産間近のママが夜早く寝ていると産まれてきた赤ちゃんも夜によく眠り、逆に出産前のママの睡眠が不規則だとママのお腹の中にいたときのリズムを引きずってしまう場合も。しかし、赤ちゃんの睡眠はそもそも大人が考えるような「リズム」なんてないのかもしれませんね。
1.2 昼夜の区別がつくのは何カ月頃から?
個人差はありますが、生後3ヶ月頃から昼夜の区別がつき始めるといわれています。新生児の頃は3〜4時間おきに目覚めて、1日16時間ほど眠ります。生後2〜3ヶ月頃になるとまとめて5時間ほど眠ってくれるようになる赤ちゃんもいます。このくらい寝てくれるようになれば、ママもパパもまとまって睡眠が取れて、日中のお世話が楽に感じるはずです。
1.3 睡眠リズムが整うのは何カ月頃から?
生後4ヶ月頃から夜は8時間〜10時間ほどまとめて眠れるようになる赤ちゃんもいます。月齢が進むにつれて人間らしい生活リズムができはじめます。しかし、赤ちゃんも人間。個人差があります。筆者の息子は、2歳まで細切れ睡眠が続きました。あくまでも目安として覚えておき、目標としてママとパパの睡眠不足を乗り越えましょう。
2 赤ちゃんを上手に寝かしつけるコツ
赤ちゃんが安心して眠れるようにするために不快なことを取り除いて生活リズムや環境を整えてあげるのが大切です。新生児のうちはまだ昼夜の区別がついていないので睡眠のリズムに合わせて寝かしつけをしましょう。
また、言葉を話すことができない赤ちゃんだからこそ、時間で管理するのもオススメです。
毎日決まった時間に授乳し、排泄のパターンを覚えておきましょう。そうすることで、寝ぐずりで泣いているのか空腹で泣いているのかわかりやすくなり、寝かしつける頃合いを見つけやすくなります。
2.1 生活リズムを整える
寝かしつける時間と起きる時間を決めることは上手に赤ちゃんを寝かしつけるために重要です。毎日寝る時間や起きる時間を決めて、月齢に応じて日中は外に連れて行ってあげましょう。寝かしつけをするときは部屋を暗くして電気はつけっぱなしにしないようにしたり、1日の生活リズムを決めてあげることで寝かしつけがスムーズになるでしょう。
2.2 眠る環境を整える
まず寝かしつける前に授乳を済ませ、できる限りお腹を満たしてあげた状態で寝かしつけに入るといいでしょう。授乳後に〇分は抱っこしてあげる、寝かせる場所はいつも同じ場所にするなど寝かしつける環境を決めておきます。
そうすることで、赤ちゃんも寝る環境に慣れていきやすく、スムーズに眠りにつくことができます。お昼寝の時も眠そうにしていたり、ぐずってしまっているときは、夜だけではなくお昼寝の時も部屋を暗くしてあげるといいでしょう。
2.3 寝かしつけのルーティーンを決める
赤ちゃんの寝かしつけにはルーティンを作ることがおすすめです。子守唄を歌ってあげたり背中をトントンしたり、背中をさすったりしてあげることを習慣にすると、赤ちゃんは安心して眠れるようになります。大人もいつも寝ているベッドは、気持ちいいものです。他人の家で寝るときは、どこか緊張しますし、ゆっくり寝られたと感じる人は少ないでしょう。このことは赤ちゃんも同じです。
ルーティンは、パパとママが無理なく続けられる行動にしましょう。たとえば、寝る前に絵本を読んであげることを習慣にすると本を読んでもらうことが入眠儀式になるようです。今はCD付きの絵本もありますよね。話題になった「おやすみ、ロジャー」は代表的。他にも赤ちゃんの寝かしつけのための音楽やオルゴールを聞かせるのもいいですね。
2.4 室温に気を使う
夏の室温は26度〜28度が目安です。夏場は肌着1枚、寝るときはバスタオル1枚程度でいいでしょう。エアコンなどで極端に室温が低くなりすぎないように注意しましょう。
冬の室温は20度〜23度が目安です。体温調節が未熟な新生児のうちは幼児や大人より肌着や衣服を1枚多く着せてあげましょう。しかし冬場に寒いからといって多く着せすぎたり布団をかけすぎたりすると暑がってぐずることもあります。赤ちゃんの表情や肌に触った時の温度で、そのことを察してあげられるといいですね。また、天気予報などであらかじめ冷え込むのか暑くなるのかを調べておき、寝かしつける前には部屋の空調が快適になっているかどうかを調べるといいでしょう。
このほか、日本の冬場はとても乾燥します。唇が乾いていたりする場合は、加湿器を用いましょう。大人でも口が乾くとお腹が空いていなくても、水がほしくなることがあります。赤ちゃんも同じです。喉が乾燥したら、違和感で目が覚めてしまいます。湿度計などもあると便利でしょう。
2.5 しっかり眠りについてから布団をかける
赤ちゃんによっては布団をかけられるのを嫌がる子も少なくありません。寝返りができるようになり、寝相が悪くなったりして布団から出てしまったときはパパやママが気づいたらしつこく布団をかけてあげましょう。
起きていて嫌がる場合は、赤ちゃんがしっかり眠りについてから、布団をかけてあげると良いでしょう。布団をかけたら、安心して眠れるようになることを習慣化すればその後の寝かしつけも楽になります。
3 実は逆効果!やっていまいがちな寝かしつけNG行動
赤ちゃんをなんとか寝かせようとしても寝てくれないことも。 スムーズに寝かしつけができるように、まずはやってしまいがちな注意点を知っておきましょう。寝かしつけのNG行動を紹介します。
3.1 寝る時間になってから寝室に移動する
赤ちゃんが寝る時間になってから寝室に移動しても、かえって興奮させてしてしまいスムーズに寝付けない場合があります。寝る30分前を目安に寝室に移動しましょう。部屋を暗くして寝る態勢を作り、絵本を読んであげたりリラックスする時間を設けてスムーズに眠れる環境を作ってあげるといいですね。
3.2 スマホやタブレットを使って寝かしつける
スマホやタブレットの画面から出るブルーライトは、脳を刺激し睡眠に悪影響を与えると言われています。寝る前にスマホやタブレットを見てしまうとかえって眠れなくなってしまうことも。スマホの使用は、就寝の2時間前には終えるようにしましょう。
いつもつきっきりで赤ちゃんの相手をするのは大変です。時間を決めて、睡眠前にスマホやタブレットを消灯できるといいですね。
3.3 お昼寝をしすぎる
お昼寝をしすぎると、夜の寝つきが悪くなる場合があります。赤ちゃんの日中のお昼寝は個人差はありますが、月齢が上がるとともに昼夜のリズムも大人に近づいていきます。年齢とともにお昼寝の回数や時間を減らしていき、寝かしつけをスムーズにできるといいですね。
3.4 部屋の照明をつけたままにする
明るい光は赤ちゃんの覚醒を促します。ただでさえ寝るのが苦手な赤ちゃんは、少しの光も刺激として感じとり、過敏になってしまいます。照明を常夜灯にするなど、部屋が明るすぎないか確認しましょう。
3.5 アロマを炊く
寝室でアロマをたく方は、その香りが赤ちゃんに刺激を与えている場合もあります。
寝かしつけているのに寝ないとなると、親もイライラしてしまうものです。そこでアロマで親がリラックスしたくなることもあるかもしれませんが、赤ちゃんは香りの変化に敏感です。ひどいときは、癇癪を起こすこともあります。
ママの香りがついた洋服をかけてあげるなど、赤ちゃんにやさしい香りの中で眠れるようにしてあげましょう。
アロマはリビングなどで楽しむのがおすすめです。
3.6 色々な寝かしつけ方法にチャレンジする
ナイトルーティンが変わると、赤ちゃんも毎日の環境の変化に疲れてしまいます。早く寝てほしいからとあれこれ試したくなる気持ちはわかりますが、ベッドの配置を変えたり空調・室温をはげしく変更するのはやめましょう。
また寝る前に疲れさせようと刺激的な遊びをするのも、入眠の妨げになります。寝る前は極力部屋を暗くして、絵本や積み木など静かな遊びを楽しむようにしましょう。
4 今日から実践できる!赤ちゃんの寝かしつけアイディア
赤ちゃんの寝顔ってとっても可愛いですが、なかなか寝てくれなくてパパもママもぐったり……なんてことも多いはず。そんなパパやママのためにすぐにできる赤ちゃんの寝かしつけのアイディアをご紹介します。
4.1 優しくトントンする
添い寝をしながら背中をさすったり、優しくトントンしてみてください。単調なリズムは赤ちゃんの眠気を誘い、ママのお腹の中にいたときの心音を思い出すと言われています。パパやママが隣にいるだけで安心できたり、優しくトントンする軽い刺激が心地よく眠ってくれる赤ちゃんは多いです。
一生、寝る前に親を必要とする赤ちゃんはいません。今だけの貴重な時間です。毎日続くとなると「1人で寝たい」「早く寝たい」と思うママとパパも多いでしょうが、数年だけの出来事と割り切って赤ちゃんとの時間を楽しみましょう。いつかは、親離れしてしまうのも子育てです。寝顔やトントンした時の表情を思い切り楽しんで、慈しんでみては。
4.2 マッサージをする
ベビーマッサージという言葉も最近ではよく耳にする方も多いと思います。寝かしつけに効果的なのは足裏や手の平のマッサージが代表的で、優しく赤ちゃんにマッサージしてあげましょう。筋肉をリラックスさせ、赤ちゃんの入眠の手助けになります。ベビーオイルなどを使って滑りをよくすると、ママもパパも楽にマッサージできます。
冬場は赤ちゃんの肌を保湿するのにも役立つので、ぜひ赤ちゃんでも使えるオーガニックオイルを集めてみては。
4.3 音楽を聞かせる
パパやママが優しく子守唄を歌ってあげたり音楽を聞かせることを習慣にすると赤ちゃんも安心して眠れるようになります。また、最近ではYouTubeで赤ちゃんの睡眠に良いとされているオルゴールや胎内の音を模したBGMがたくさんありますよね。自分で奏でることや子守唄を歌い続けるのは大変なもの。時にネットを活用するのも良いですね。
4.4 絵本を読む
赤ちゃんが眠れるように、静かな落ち着いた声でゆっくり読み聞かせをしましょう。絵本の読み聞かせが習慣化すれば絵本を読み始めるとすぐに眠りにつくようになりやすいです。優しく囁くように読み聞かせてあげると、赤ちゃんもリラックスして寝付きやすくなります。
一方で、反応がない赤ちゃんに絵本を読ませることが苦手なママやパパもいます。実は筆者もそうでした。このような場合は無理に文章を読まずに、絵について赤ちゃんの反応を見ながら一緒に眺めてみるのもオススメです。静かに過ごすことをテーマに絵本を用いてみましょう。
4.5 寝たふりをしたり、一緒に寝る
赤ちゃんの月齢が上がってきたら効果的なのが寝たふりです。1歳近くになると赤ちゃんもパパやママの様子がわかるようになっていき、パパやママが目を閉じて横になっていると‘‘ねんね‘‘しているのが伝わります。
赤ちゃんを寝かしつけながら親も一緒に寝ることも、赤ちゃんにとっては、「そばにいてくれている」という安心感からよく眠れるはず。疲れているなら、朝に家事を回して赤ちゃんと寝ちゃうのも一つの手です。
5 これでグッスリ!赤ちゃん寝かしつけグッズ
赤ちゃんの寝かしつけ、苦労しますよね。寝かしつけに困っているパパやママはやはり多い!赤ちゃんにも安心して眠ってほしい。そんなお悩みを解決してくれるグッズを紹介します。
5.1 おくるみ・スリーパー
モロー反射に驚いて目覚めてしまわないように、おくるみで包んであげましょう。おくるみはママのお腹にいたときと似た状態になるため赤ちゃんが落ち着いて眠れるようになります。また、スリーパーもおくるみと同様の効果が期待でき、体をすっぽりと覆われることで安心して眠れます。
窮屈そうに見えても、赤ちゃんにとっては子宮を思い出すようで快適に眠れています。モロー反射で目覚めてしまう赤ちゃんは、おくるみでそっと包んであげるといいでしょう。近頃では産院でも使われている寝かしつけテクニックなので、ぜひ試してみてくださいね。
5.2 ホームシアター
最近では眠気を誘う音楽が流れたり、絵本の読み聞かせができたり赤ちゃんが喜ぶ映像やキャラクターなどが出てきたりと様々なものが販売されています。ホームシアターを使用したことで寝かしつけが楽になるといった声も多数。赤ちゃんにとっても楽しく、パパやママにとっても助かりますよね。
5.3 絵本
赤ちゃんを心地良い睡眠に導くために絵本の読み聞かせを取り入れたい方も多いですよね。親子のコミュニケーションにもなり、パパやママの声を聞いて安心して眠れるようになります。寝かしつけの絵本も多数販売されており、代表的なのはCD付きの絵本もある、話題になった「おやすみ、ロジャー」があります。
5.4 抱っこ布団
抱っこして寝かしつけたのに、布団やベッドに寝かせると「起きてしまった!」なんてこともよくありますよね。抱っこでしか寝てくれないけど置くと泣いてしまったり起きてしまう赤ちゃんには抱っこ布団を使用してみるといいかもしれません。
抱っこ布団に赤ちゃんを乗せていつも通り、抱っこをして寝かしつけをしたらそのままお布団やベッドへ。おしりからそーっと寝かせてあげるとスヤスヤ眠りについてくれるのでパパやママにとって助かるグッズですよね。
6 まとめ
赤ちゃんの寝かしつけについてコツや方法、グッズや注意点なども紹介しましたが、さまざまな方法がありましたね。赤ちゃんによって、合う方法は異なります。まずはいろいろ試してみましょう。
記事を参考に赤ちゃんの入眠環境を整え、習慣的にスムーズに寝てくれるよう工夫しましょう。とても可愛い赤ちゃんも、いつまでも寝てくれなくてはパパママが寝不足になり、子育てを楽しめなくなってしまいます。赤ちゃんが寝た後に大人の時間を確保できことを目指し、がんばっていきましょう。
この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。