子育て世代に向けた「働く・暮らす」をアップデートするWEBマガジン

掃除ができないのはなぜ?できない人の特徴や上手に掃除をするコツを解説

2023.04.25

暮らす

「大人になっても掃除ができないなんて恥ずかしい」とお悩みの方もいるでしょう。

どれだけ年齢を重ねても、苦手なものは苦手ですよね。しかし、一言に「掃除ができない」と言っても要因はさまざまです。原因が分かれば、自分に合った方法で掃除ができるようになるでしょう。

この記事では、掃除が苦手な人に向けて「掃除ができない理由」を解説します。上手に掃除をするコツや、子供に掃除の習慣をつけさせる方法についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事はこんな方にオススメ

  • 掃除ができない人
  • 掃除がどうしたらできるようになるのかを知りたい人
  • 子供に掃除の習慣を身につけさせたい人

1 掃除ができない人の特徴

掃除ができない人の特徴

ここからは、掃除ができない人の特徴を6つ紹介します。

 

1.1 毎日忙しく過ごしている

毎日忙しく過ごしている人は掃除を後回しにしてしまいがちです。仕事・家事・育児・資格の勉強など、掃除よりもやりたいことがある人はそちらを優先したくなるでしょう。掃除はもちろんしたほうがよいですが、しなくても生活はできます。締め切りもないため、「〇〇日までに掃除をしなきゃ」という思いが薄くなりがちです。

また、時間があっても家事や仕事の忙しさから、掃除をする気力がわかない人もいるでしょう。掃除は意外と体力が必要です。時間と体力両方に余裕がないと、なかなかやる気になれないでしょう。

 

1.2 掃除がそもそも苦手

掃除ができない人には「そもそも苦手だ」と感じている人もいます。「掃除はつまらない」「楽しくない」とマイナスなイメージを持っているため、掃除を避ける傾向があるようです。人は苦しいことをやりたくない生き物。掃除に対してメリットや面白さを感じられるまでは、なかなか自主的に取り組めないでしょう。

また、大雑把な性格が理由で掃除が苦手なケースもあります。小さなホコリやモノの出しっぱなしが気にならないため、部屋が汚れていても「掃除をしなければ」という意識を持ちづらいでしょう。

 

1.3 モノの定位置がばらばら

掃除ができない人は、「モノの定位置を決める」意識が低いようです。「モノは使えたらどこに置いていてもいい」と考えるため、取り出しや片づけ時の効率を重視しません。いざ掃除をしようと思っても、どこに何を片づけていいか分からず、机の端や床にモノを仮置きしてしまう人もいます。

また、日ごろから定位置を決めていないため、収納する場所は毎回バラバラです。どこに何を片付けたのかを覚えられず、毎日探し物をしなければならない状況が生まれてしまうでしょう。

 

1.4 使ったモノを元に戻さない

掃除ができない人の特徴:使ったモノを元に戻さない

使ったモノを元に戻さないのも、掃除ができない人の特徴です。掃除が苦手な人は、モノを使うまでのことを1番に考えているため、片付けのことまで頭が回っていません。片付けを忘れてそのままモノを放置してしまうなんてこともあるでしょう。

また、「後から(明日も)使うからそのまま出しておこう」と、あえてモノを出しっぱなしにする人もいます。この行動の背景には「またモノを取り出すのがめんどくさい」という意識があるのです。出しっぱなしにしておけばそのときは楽ですが、後から悔やむことになるでしょう。

 

1.5 モノを捨てられない

掃除ができない人はモノを捨てられない性格である可能性が高いでしょう。モノを捨てられない人は、モノを捨てることに不安感を持っています。不要なモノがあったとしても「捨ててから必要になったらどうしよう」と考えているため、なかなか捨てられません。

また、モノを捨てられない人は過去の思い出に執着する性質があります。学生時代の学習道具や幼少期のおもちゃなど、これから使わないであろうモノも捨てられません。その結果どんどんモノが増え、部屋が散らかっていくのです。

 

1.6 家族が掃除する機会が多かった

自分以外の家族が掃除をする機会が多かった人は、掃除が苦手になりやすい傾向です。このような家庭で育った人は、自分で掃除をせずとも部屋が綺麗になる経験があるため、掃除を「しなければいけないもの」と思っていません。掃除をした回数も少ないため、掃除に対して抵抗感があるでしょう。

人の性格をつくるうえで、家庭環境は大きな影響を与えます。掃除をやらなくてもいい環境で育った人ほど、大人になってから苦労するかもしれません。

 

2 掃除をしないことによるデメリット

掃除をしないことによるデメリット

ここからは、掃除をしないことによるデメリットについて解説します。

 

2.1 部屋が散らかりっぱなしになる

当然ですが、掃除をしなければ部屋は散らかります。自分で行動しない限り、部屋はいつまでたっても綺麗になりません。散らかった部屋では身動きが取りづらいなどのデメリットもあります。モノに足が当たる、モノを避けながら歩かなければいけないなど、日常生活に支障をきたしてしまうでしょう。

快適に過ごすためにも、部屋を綺麗に保つことは必須であると言えます。

 

2.2 人を家に呼べなくなる

気軽に人を呼べなくなるのも、掃除をしないことによるデメリットです。掃除をしていない期間が長ければ長くなるほど、部屋を綺麗にするための時間や労力が増えます。そのため、「掃除するのがめんどくさいから人を呼ばないでおこう」という気持ちが高まるでしょう。

また、子供が小さく外食が難しいママ友同士であれば、家で子供を遊ばせながらお茶することもありますよね。しかし、掃除をしていない家を見られるのは恥ずかしいもの。散らかった部屋を見られないために家以外の場所を探したり、相手の家にだけお邪魔をしたりしなければいけなくなります。

 

2.3 健康に影響が出てくる

掃除が行き届いていない部屋で長時間過ごすと、健康に影響が出るため注意が必要です。掃除をしていない部屋にはハウスダスト(ホコリ・ダニ・カビ)が大量発生しています。これらは主にアレルギー性の病気を引き起こす原因となるため、放置をしていることは非常に危険です。

以下に、ハウスダストが原因で起こる病気をまとめました。

  • アレルギー性鼻炎
  • 喘息
  • 気管支炎
  • アトピー性皮膚炎
  • ぜんそく
  • 気管支炎

日頃からこまめに掃除をしておくことで、上記の病気にかかるリスクを減らせます。

 

2.4 モノをなくしやすい

掃除をしないことによるデメリット:モノをなくしやすい

掃除をしていない部屋は、モノをなくしやすい環境だと言えるでしょう。掃除をしていない部屋はモノが出しっぱなし、棚の中が整理されていないなど、どこに何があるのかが分からない状態です。いざ「使いたい」と思っても、片づけた場所が分からずにそのまま見つからないなんてこともあるでしょう。

また、モノをなくしやすい環境は浪費しやすい環境とも言えます。「なくした」と新しいモノを買う、買ったことを忘れまた同じモノを買うなど、無駄にお金を使う場面が増えるでしょう。整理整頓されていれば使わなくてよいお金を、知らず知らずのうちに使っているかもしれません。

 

2.5 心理状態が不安定になる

部屋が散らかっていると、心理状態にも影響がでてきます。脳は大量の情報を一気に得ると、情報を処理しきれなくなります。散らかった部屋は視覚情報だらけ。あまりの情報の多さに脳がついていけず、疲れやストレスを感じやすくなるでしょう。

また、頭では「片付けしないといけない」と分かっていても、できない自分に嫌気が指す人もいます。掃除ができていないと、「自分は片付けができない」と責めてしまい、自己肯定感まで下がってしまうのです。

【POINT】
人間の脳は秩序(きれいな状態)を好むと言われています。モノが散乱した部屋にいるとストレスを感じ、集中力が低下することも。家事や仕事にも影響がでるため、注意しましょう。

 

 

3 苦手な人でも掃除を上手にするコツ

苦手な人でも掃除を上手にするコツ

たとえ掃除が苦手な人でも、コツを押さえれば掃除上手になれます。ここでは6つのコツをご紹介します。

 

3.1 掃除の習慣をつける

掃除が苦手な人は、まず掃除の習慣をつけましょう。最初から一気に頑張りすぎる必要はありません。自分ができる範囲で、無理なく継続することが大切です。掃除の習慣をつける有効な方法をいくつか記載しますので、ぜひチャレンジしてみてください。

方法
掃除をする時間帯や頻度を決める 毎週水曜日 朝9時から30分掃除をする
毎日行う習慣の前に掃除を行う 歯磨きの前に洗面台を磨く
掃除をするときは一部の場所に限定する 「今日は本棚の一段目だけ」と決める

 

3.2 モノを減らす

モノを減らすことも、掃除を上手にするコツとして有効でしょう。モノが多いと、掃除をする際に手間が増えます。散らかったモノをずらしたり片付けたりしてからでないと掃除ができないため、「めんどくさい」と思う原因になるでしょう。モノを減らせば、掃除のしやすさが格段に上がります。

モノを減らすためにはルールを設けることがオススメです。「2年着ていない服は処分する」「本当に必要なモノだけ残しておく」など無理のないルールを決め、断捨離にチャレンジしてみましょう。

 

3.3 少しずつでもいいので毎日やる

掃除が苦手な人は、少しずつでもいいので毎日やるのがオススメです。掃除は一気にやろうとすると、時間も労力もかかります。毎日掃除をすれば部屋をきれいに保てるうえ、一度にかかる時間も短縮できるでしょう。5分や10分といった短い時間であれば、体力を消耗することもないため、家事や仕事で忙しい方でも継続しやすいです。

 

3.4 収納を工夫する

苦手な人でも掃除を上手にするコツ:収納を工夫する

掃除ができない人は、掃除の仕方よりも収納の方法を工夫するとよいでしょう。収納の手間を少なくすることで、モノをそのままにせず「すぐに片付けよう」と思えます。以下に収納の工夫例をまとめました。

  • 洗濯物は畳まずにハンガーのままクローゼットに入れる
  • 使う頻度が高いモノをまとめたコーナーをつくる
  • 掃除用具は掃除をする場所のすぐそばに収納する
  • 収納場所を細分化しすぎない 例)ペン・はさみ・のり→文房具

モノをすぐに片付けられる環境を作れば、自然と部屋が散らかりにくくなります。無理なく続けられるルールを定め、散らかりにくい部屋作りを心がけましょう。

 

3.5 使ったモノはすぐに片付ける

掃除上手への1番の近道は、使ったモノをすぐに片付けることです。掃除が苦手な人は、使ったモノを片付けずに放置してしまいがち。気づいたらテーブル・棚・床の上がモノだらけになっていることもあるのではないでしょうか。

掃除機や拭き掃除といった本格的な掃除をするには、まずスペースを確保する必要があります。モノが散乱していては掃除がはかどりませんよね。使ったモノをすぐに片付けることで、掃除をしたいときにスムーズにとりかかれます。

 

4 それでも掃除ができないときは

それでも掃除ができないときは

「どうしても掃除ができない」「苦手だ」という方は、道具やプロに頼りましょう。ここでは2つの方法をご紹介します。

 

4.1 お掃除ロボットを導入する

お掃除ロボットは掃除ができない人にとって、強い味方となるでしょう。お掃除ロボットは家事や仕事で忙しいあなたの代わりに掃除をしてくれます。床の掃き掃除や拭き掃除を自動で行うため、部屋を清潔に保てるでしょう。

ただし、お掃除ロボットが掃除をできるのは床にモノが無い(あるいは少ない)状態のときです。導入の際は日頃から床の上にモノを散乱させないよう、心がけましょう。

 

4.2 家事代行サービスを利用する

「自分で掃除をする時間や体力がない」という人は、家事代行サービスを利用してみましょう。家事代行サービスを利用すれば、掃除が苦手な人でも時間や労力をかけずに清潔な部屋を手に入れられます。その分お金はかかりますが、プロの知識や経験を活かした質の高い掃除を提供してもらえる点は魅力的です。

また、今まで掃除に回していた時間や労力を、他のことに使えるのも魅力のひとつです。自分で掃除をしなくてよいため、自由に過ごせる時間と体力が増えます。家族とのお出かけや資格の勉強など、したいことができる時間が増え、精神的余裕にも繋がるでしょう。

【POINT】
家事代行サービスは定期利用だけでなく、1回のみのスポット利用も可能です。「毎週利用するのは難しい」という方は、急な来客前やどうしても掃除ができないときなど、最後の切り札として利用するのもよいでしょう。

 

 

5 子供に掃除の習慣を身につけさせる方法

子供に掃除の習慣を身につけさせる方法

人の習慣は、子供のときの習慣に大きく影響されます。早めに掃除の習慣を身につけさせることで、大人になった際に苦手意識がなくなるでしょう。

ここからは、子供に掃除の習慣を身につけさせる3つの方法をご紹介します。

 

5.1 楽しませながら掃除をする

子供に掃除を教える際は、楽しませながら行うとよいでしょう。子供は「楽しい」と思う経験を積むことで、掃除に意欲的に取り組むようになります。片付けをする時間を競うお片付けゲームをしたり、掃除道具を手作りしたりするなど、子供が楽しめる工夫をしてあげましょう。

また、掃除をする際は子供を楽しませるだけではなく、ママやパパも楽しむ姿を見せるのが大切です。子供は親の行動をよく見ています。ママやパパが楽しそうに掃除をしていれば、「掃除は楽しいものなんだ」と認識するため、子供自身もやってみたくなるでしょう。

 

5.2 掃除をしたらほめてあげる

子供が掃除をしたらたくさんほめてあげましょう。褒めることは子供の習慣をつくるうえで非常に大切です。子供にとって一番のエネルギー源はママやパパから褒められること。掃除をする→褒められるを繰り返すことで、自ら掃除に取り組むようになります。

そして、子供が掃除をしたら明るい気持ちになる声かけを心がけましょう。ただ「すごい」とだけほめるのではなく、「〇〇ちゃんのおかげで床がピカピカになったね」など、具体的にほめてあげることがポイントです。

【POINT】
子供はママやパパからほめられることで自己肯定感を養います。幼少期に育んだ自己肯定感は人が成長するうえでの基盤となるため、しっかりとほめてあげましょう。

 

5.3 掃除のルールを決める

掃除のルールをあらかじめ決めることで、子供が掃除をしやすくなります。ルールが決まっていなければ、どうやって片付けや掃除をしていいか分かりませんよね。大人であれば自分で考えてできますが、子供だとそうはいきません。

「おもちゃはこの箱にいれる」「床のうえにモノを出しっぱなしにしない」など、具体的なルールを決めて、子供が掃除や片付けをしやすい環境を整えてあげましょう。どこに何をいれるのか分かるよう、ラベルを貼ってあげるのも効果的です。

 

6 まとめ

掃除ができないのはなぜ?できない人の特徴や上手に掃除をするコツを解説まとめ

この記事では、掃除ができない理由や苦手な人でも掃除を上手にするコツを解説してきました。

掃除は生きていくうえで欠かせないもの。どれだけ「苦手だ」と思っても、やらずに生活することは難しいです。生活と切り離せないからこそ、自分の苦手意識と向き合い、どうすればできるようになるのかを考えることが大切でしょう。

ぜひ自分ができるペースやルールで、日常に掃除を取り入れてみてくださいね。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

こんな記事も読まれていますMore articles