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家族で乗るならどの車を選べばいい?人数別におすすめの車を紹介
2022.05.25
「将来的に家族が増えることを見越して、どのような車を買うべきかを知りたい」「家族の人数に合わせておすすめの車が知りたい」といった考えを持っているパパやママはいないでしょうか。
この記事では、家族で乗る「ファミリーカー」の種類や選ぶポイント、おすすめの車種などを解説していきます。ファミリーカーの購入を検討している方は参考にしてみてください。
この記事はこんな方にオススメ
- 家族向けにおすすめの車を知りたい
- パパ、ママに向いた車を知りたい
- 家族の人数別に適した車を知りたい
もくじ
1 ファミリーカーとは?
ファミリーカーとは、家族全員が乗ってスムーズに移動するための車を指します。ママやパパ、子どもが快適に乗ることが大切であるため「ファミリーカーはこうあるべき」といった定義は存在しません。
どのファミリーカーが適しているかは家族構成や家族の状況によって異なるため、購入検討時にはさまざまな選択肢が挙げられます。
シーンにあわせて選定するのであれば、自宅周辺の道が通りにくければ軽自動車やコンパクトカーを選ぶ、乳幼児がいる際にはチャイルドシートを設置しやすい車種を選ぶなど、状況に応じて家族が快適に使える車を選びましょう。
2 ファミリーカーの種類
具体的なファミリーカーの定義はありませんが、代表的なファミリーカーとしては下記の4種類が挙げられます。
- 軽自動車
- コンパクトカー
- SUV
- ミニバン
では、これら4タイプの車にはどのような違いがあるのでしょうか。ここからは、ファミリーカーの種類について具体的に解説していきます。
2.1 軽自動車
小回りの効く車が欲しい人、まだ子どもが小さいためそれほど大きな車を必要としていない人におすすめしたいのは軽自動車です。軽自動車はコンパクトで運転しやすく、車体が小さいため狭い道でも移動がスムーズです。
そのため、駐車スペースにも困りにくく、ハンドルの切り返しが容易で小回りが利くといった点もメリットとして挙げられます。
そして何より大きい特徴は、購入価格と維持費が普通車に比べて安価である点。車体価格や車検料、自動車保険、ETC料金が安いため、コストパフォーマンスに優れています。さらに、登録時に車庫証明や印鑑証明を提出する必要もありません。
一方で、普通車と比較して安全性が低い、パワーが足りない点などはデメリットとして抑えておくべきでしょう。車体がコンパクトであるため、事故が起きた際などの衝撃に弱い点が特徴です。
2.2 コンパクトカー
軽自動車の小回りをある程度維持しつつ、より快適さを求めたい人にはコンパクトカーがおすすめです。サイズはSUVやミニバンには劣りますが、4〜5人家族であれば充分な大きさがあり、普段使いに困ることはほぼないでしょう。小回りが利いて運転もしやすい点も特徴です。
また、車体価格も比較的安く燃費もいいため、費用を抑えて車を購入・運用したい家庭にもおすすめです。コンパクトカーは各メーカーによって展開されている車種も多いため、幅広い選択肢から各家庭のスタイルにあわせた車選びができるでしょう。
一方、ミニバンなど大型の車と比べると、車内空間の狭さやエンジンのパワー不足などは気になる点です。排気量もそれほど大きいわけではないため、高低差の激しい場所や長距離移動時にはパワー不足を感じるシーンが出てくるかもしれません。
2.3 SUV
お出かけやアウトドアに行く機会が多い家庭におすすめしたい車はSUVです。
SUVはパワーに優れているため、長距離移動や悪路の移動をほとんど苦にしません。そのほか、他の車種よりも座面が高いため視界を広く確保できるといったメリットもあります。ひいては事故のない安全な運転に繋がっていくでしょう。
また、比較的コンパクトなタイプから7人乗りまで家族の人数に合わせて車種を選べる点もポイントです。将来的に家族が増えることを見越して購入すれば、買い替えにかかるコストも下げられます。
デメリットは、車体が大きく小回りが利きにくいという点です。また、車高が高く立体駐車場に入らない、車体価格やメンテナンス費用が高いといった点なども抑えておくといいかもしれません。
2.4 ミニバン
ミニバンは、5人以上の家族がゆっくりリラックスして乗りたい車を手に入れたい方におすすめです。ミニバンは車体と排気量によって5ナンバーと3ナンバーの2タイプに分けられますが、5ナンバーでも3列シートのある車種が多いため広く充分なスペースを確保できます。
家族のみで乗るだけでなく、実家の両親や友人、子どもの友達などを乗せてもゆったりとスペースを使えるでしょう。アウトドアなど荷物が多くなるシーンでも広い積載量を持っているため、多くの場面で活躍します。
デメリットは、サイズが大きくなる分小回りが利かなくなる点です。燃費もそれほどいいとは言えないため、維持費がそれなりにかかる点は注意しなければいけません。
3 家族向けの車を選ぶポイント
軽自動車やコンパクトカー、SUV、ミニバンなどファミリーカーの種類は多岐にわたります。そのなかで「どのように車を選べばいいのかわからない」とお悩みの人もいるのではないでしょうか。
ここからは、家族向けの車を選ぶポイントを解説していきます。ぜひ家族にぴったり合う車を選ぶ参考としてください。
3.1 家族の人数や利用シーンで選ぶ
家族向けの車を選ぶポイントの一つは、家族の人数や利用シーンで選ぶことです。キャンプやBBQなどに使うアウトドア用品、スキーやスノーボード、ゴルフなどに使うスポーツ用品など、多くの荷物を載せるシチュエーションがある場合には、SUVやミニバンなど積載量が多いタイプを選ぶといいでしょう。
逆に、家族の人数が3~4人に留まる場合やあまりアクティビティーに取り組む機会が少ない場合には、軽自動車やコンパクトカーがおすすめです。
3.2 安全性や機能性が高いものを選ぶ
乳幼児や高齢者がいる場合には、安全性や機能性が高いクルマを選びましょう。
特にスライド式ドアや低床設計の車は、安全性が高い傾向にあります。スライド式ドアはドアが外に開かないため、隣の車にドアをぶつけるリスクを減らせるため、子どもがいる場合にはぴったりの機能。さらに、チャイルドシートへの乗せ降ろしもスムーズです。
また、車が低床設計だと子どもや高齢者でも乗り降りが楽になります。家族の状況によって安心して乗れる車を選びましょう。
高速道路を利用する機会が多い場合には、ETC付きの車を選ぶことも重要です。もちろん後付もできますが、購入時に機能が備わっていればよりスムーズに運用していけるでしょう。平日の朝夜や休日、深夜などには割引サービスが受けられるため、経済的メリットが大きくなります。
3.3 自動車税や燃費など維持費を考慮する
自動車税や燃費といった維持費の考慮も車選びにおいては重要です。これらの維持費は決して安い金額ではありません。毎年支払う税金を少しでも安くしたい場合には、軽自動車やコンパクトカーがおすすめです。
また、大型車は燃費が比較的悪いため、ガソリン代も多くかかりがちです。もし特に大型車を選ぶ必要がなければ、小型車を選ぶのも一つの選択肢です。
普通車の維持費
普通車の維持費、特に税金として発生するのは自動車税と自動車重量税です。
自動車税は排気量によって税額が変わり、1L以下の排気量であれば29,500円(新規登録車であれば25,000円)がかかります。また、自動車重量税は車両重量によって税額が変わります。一般的には、3ナンバー車の車両重量が重くなり税額も上がります。
軽自動車の維持費
軽自動車の維持にも、普通車と同じく自動車税と自動車重量税がかかります。軽自動車の場合には、自動車税10,800円、自動車重量税6,600円(新車登録から13年経過と18年経過で増額)が発生します。
4 3人家族向け おすすめの車3選
ここからは、家族の人数別におすすめの車を3台ずつ紹介していきます。
購入の目的と照らし合わせつつ、ぜひ車選びの参考としてください。
4.1 ホンダ N-BOX
(引用元:ホンダ N-BOX)
3人乗りにまずおすすめしたいのは、ホンダのN-BOXです。この車は、大人4人が乗車してもゆとりがある室内空間が確保されています。軽自動車としては充分にリラックスできるつくりとなっている点が魅力です。
シルエットもシンプルであるため、スタイリッシュさを求める家族にもぴったり。買い物や子どもの送迎といった街乗りで大きな力を発揮するでしょう。
4.2 スズキ ソリオ
(引用元: スズキ ソリオ)
続いて紹介するのは、スズキのソリオです。ソリオは力強いフロントフェイスやスマートなサイドボディを備えているため、飽きがきにくいデザインとなっています。一度買ったらしばらくは買い直ししたくない、長く大切に使っていきたいと考えている家族に向いています。
標識認識機能や後退時ブレーキサポート機能といった安全性に配慮された機能が搭載されている点もおすすめポイント。小さな子どもや高齢者がいる家族でも安心して乗れる車です。
4.3 ホンダ ヴェゼル
(引用元: ホンダ ヴェゼル)
3人乗りの車として最後に紹介するのは、ホンダのヴェゼルです。ヴェゼルはハイブリッドシステム「e:HEV」を搭載しているため、燃費を抑えて乗りたい家庭、アウトドアなどパワーを必要とするシチュエーションが多い家庭のどちらにも大きなメリットを提供します。
コンパクトSUVクラスでも高い人気を誇り、多くの家庭から選ばれている車です。しっかりと奥行きがあり、多くの荷物を積み込める点も魅力の一つです。
5 4~5人家族向け おすすめの車3選
4~5人家族におすすめの車は下記の3台です。
- ホンダ フィット
- 日産 ノート e-POWER
- トヨタ ハリアー
5.1 ホンダ フィット
(引用元:ホンダ フィット)
まず紹介するのは、フルモデルチェンジしたばかりでもあるホンダのフィットです。広い車内が人気の要因となっており、4~5人が乗るファミリーカーとしては充分なパフォーマンスを発揮します。
シートの素材にもこだわりがあるため、遠出を多くする家族にも向いています。コンパクトカーであるため、ガソリン代や税金も比較的抑えられる点もポイントと言えるでしょう。多くの点で平均以上の力を持つ万能型の車です。
5.2 日産 ノート e-POWER
(引用元:日産 ノート e-POWER)
コンパクトカーの中でも、広さを優先したい家庭におすすめしたい車が日産 ノート e-POWERです。コンパクトカーではありますが、足元空間の広さや頭上のスペースは大型車と比べてもまったく引けを取りません。
それだけではなく、e-POWERならではの力強さやスムーズな走行も魅力の一つです。ファミリーカーとして高い性能を持つコンパクトカーを購入したい場合は、ぜひ選んでみてはいかがでしょうか。
5.3 トヨタ ハリアー
(引用元: トヨタ ハリアー)
トヨタ ハリアーは、2020年6月にフルモデルチェンジが行われたばかりの車です。SUVとして高い人気を誇っており、デザイン性や乗り心地を求める家庭に多く選ばれている点が特徴です。
力強い走行だけでなく、雨や雪などでも安定した性能を発揮します。安全装備やコネクティッドサービスも備えているため、小さな子どもの送り迎えなどにも最適です。
6 6人以上の家族向け おすすめの車3選
最後に、6人以上の家族におすすめの車を紹介していきます。紹介するのは下記の3台です。
- 日産 セレナ
- ホンダ フリード
- マツダ CX-8
それでは見ていきましょう。
6.1 日産 セレナ
(引用元:日産 セレナ)
日産のセレナは、広い室内空間を備えているため、3列目までゆったりと座れる点が特徴のミニバンです。まさに大家族にぴったりの車と言えるでしょう。長距離移動の際にも、ストレスを感じることなく快適なドライブを楽しめます。
さらに、接触や衝突などの事故を防ぐ安全運転機能が備わっている点もポイント。死角になりがちな後側方や後方の物体をシステムが検知するため、安全に駐車や運転をすることが可能です。大きなミニバンではありますが、安全性に配慮されているため安心して家族を運べるでしょう。
6.2 ホンダ フリード
(引用元:ホンダ フリード)
ホンダ フリードは、安定感のある走りと快適な乗り心地を両立させた車です。専用のサスペンションやリアロアースカートなどが装備されているため、デザイン性も抜群。実用性から見た目まですべてをカバーしているオールラウンダーであるため、こだわりが強いパパにもぴったりです。
雪道に強い4WD車でもあるため、冬場でも安心して乗れる点もポイント。事故なく子どもの送り迎えができる車種として人気です。
6.3 マツダ CX-8
(引用元:マツダ CX-8)
マツダ CX-8は、躍動感のあるデザインとゆったりめの洗練された室内空間が魅力の一台です。家族の人数が増えても問題ない設計となっているため、将来的な家族計画を見越した上で車を購入したい家庭に向いています。
機能面ではコクピット設計を採用しているため、見やすいセンターディスプレイやスピードメーターなどが備わっています。安全に家族を乗せて運転したいパパにおすすめの車です。
7 まとめ
この記事では、ファミリーカーの購入を検討している人向けに、ファミリーカーの特徴や人数別におすすめの車を紹介してきました。
車は人生のなかでも大きな買い物の一つです。情報をしっかりと集めた上で後悔のない買い物をし、家族の快適な生活を実現させましょう。
この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。