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家族で楽しめるDIYを紹介!DIYに取り組むメリットや必要な道具も解説
2022.06.14
近年流行りとなっているDIYに家族でチャレンジしてみたい、家族でのコミュニケーションを増やす手段としてDIYに取り組みたいといった考えを持っているパパやママも多いのではないでしょうか。
この記事では、家族でDIYをするメリットや必要な道具、おすすめのDIYを解説していきます。DIYに興味を持っている方はぜひ参考にしてみてください。
この記事はこんな方にオススメ
- 初心者でも楽しめるDIYのやり方を知りたい
- 親と子ども、家族が一緒に楽しめるDIYを知りたい
- DIYを始めるための必要な道具を知りたい
もくじ
1 DIYとは?
DIY(ディーアイワイ)とは「自分自身でやること」を指す「DO IT YOURSELF」の略称です。つまり、業者や専門家に頼ることなく自分自身で家具や小物などをつくったりリフォームをしたりする行為がDIYなのです。
DIYに対する興味関心は家族層を中心として年々高まってきており、今ではさまざまなモノがDIYによってつくられています。
「自分たちで家具やおもちゃ、日用品をつくりたい」と考えている家族は、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
2 家族でDIYをするメリット
自分自身でさまざまな家具や小物などをつくるDIYですが、家族で取り組むことによって、子どもにもパパやママにも良い影響をもたらします。特に、子どもが健やかに成長していくにあたってDIYは大きな役割を果たします。
ここからは、家族でDIYをするメリットを4点解説します。
2.1 モノづくりの楽しさを感じられる
DIYは、モノづくりの上級者や中級者だけではなく、初心者でも楽しめる点が魅力です。なかには難しい作業もありますが、まずは簡単なモノづくりから始めていくことで挫折や失敗が防げるでしょう。
簡単なモノでも「自分自身でつくり上げた!」という経験を重ねられれば、次のモノづくりに対するモチベーションも上がっていきます。
また、子どものうちから何かを生み出す経験を重ねることも、今後の成長を考えると非常に大切です。大人と同じく成功体験を積むことで、自己肯定感が高い子どもに育っていきます。
2.2 子どもの想像力を伸ばせる
DIYによってさまざまなモノをつくることで、子どもの想像力が育まれていきます。モノの完成形を具体的にイメージする、完成形に近づけていくためにどのような手順を踏むべきなのか、何が必要なのかを考えることで、物事をスムーズに進めていくためのイメージ力を伸ばすことができます。
子どもが成長し、勉強やスポーツ、習い事などに興味関心が向いてきた場合にも想像力は大きな役割を果たします。
2.3 低コストで楽しめる
DIYは大きなお金をかけることなく気軽に楽しめる取り組みです。必要なコストは、DIYを行うために必要な「のこぎり」や「インパクトドライバー」といった道具と材料費のみです。
パパやママ、子どもが一緒の時間を共有しようとする場合、買い物やお出かけをすると多くの費用がかかります。しかし、DIYであればそれほどコストをかけることなく家族の思い出を増やすことが出来るのです。
さらに家具やおもちゃなどを買う場合、品物によっては高額なモノがありますが、DIYであれば材料費のみで制作可能です。
2.4 思い出が「記憶」と「モノ」で残る
パパとママ、そして子どもにとって、幼少期の思い出は非常に大切なものです。どのような時間を家族と一緒に過ごしたか、何をしたかなどの記憶は、子どもが大人に成長したときも大切な思い出として残るでしょう。
DIYを行うことによって「パパやママと一緒にこれをつくった!」という思い出が記憶とモノの両方で残ることになります。一緒につくった机やおもちゃなどは一生の宝物となるでしょう。
もしかすると、世代を超えて受け継がれるモノが生まれる可能性もあります。
3 DIYに必要な道具
初心者から上級者まで楽しめるDIYですが、始めるためにはつくりたいモノに応じた道具をそろえる必要があります。たとえば、机をつくる際には「木材を切り出すためののこぎり」や「木材どうしをジョイントするためのねじやインパクトドライバー」が必要となるでしょう。
作るモノの種類によりますが、木材を使ったDIYであれば、初心者のうちに揃えておきたい道具は下記のとおりです。
- インパクトドライバー
- のこぎり
- メジャー
- サンダー
- スコヤ
- ラチェット
- サンドペーパー
- クランプ
- 水平器
ほとんどの道具はホームセンターで揃うため、ホームセンターで必要に応じて買い集めてみましょう。
4 初心者家族でも楽しめるDIY5選
DIYは、小さな子どもから大人まで楽しめる取り組みです。難しいものを無理してつくる必要はまったくなく、欲しいモノや必要なモノを持っているスキルに応じて少しずつつくっていけばいいのです。
ここからはDIYに初めて挑戦する初心者家族でも楽しめるDIYを5つ紹介します。
4.1 ハンガーラック
パパやママ、子どもがそれぞれ着る服をどのように収納するかについては、多くの方が頭を悩ませているでしょう。そんなときは、衣類を手軽にかけられるハンガーラックのDIYが有効な解決策かもしれません。
ハンガーラックは木材やスチールなど、どんな素材からでも作成可能です。部屋の雰囲気やどのような質感にしたいかなどを考えた上で、どの素材を使うのかを決めましょう。
木材を使えば、工夫次第で折りたたみ式にすることもできます。使わない時期はしまっておけるので、ハンガーラックそのものの収納に悩んでいる方にもおすすめです。
4.2 おもちゃの収納棚
小さな子どもがいる家庭で持っておきたいのが、おもちゃの収納棚です。収納棚さえあれば、おもちゃをきれいに整理できるだけでなく、子どもが少しずつ「片付け」について学んでいけるでしょう。
収納棚は一定以上のスペースを取るため、市販のものではぴったりサイズが合わない可能性があります。また、サイズが合ってもデザインが好みに合うとは限りません。
しかし、自分で素材を選び、部屋の大きさに合わせてDIYをすれば、そのお悩みはすべて解決します。
基本的には木材を使いますが、デザインにこだわりたい方はガラス扉や蝶番(ちょうつがい)を取り付けてみてもいいでしょう。
4.3 アクセサリーBOX
一般的に「アクセサリーBOX」といえば、指輪やピアス、ネックレス、腕時計などを収納するママ向けの収納ボックスです。ママがモノを大切に管理するためのDIYとしてもおすすめですが、子どもが遊ぶビーズやシールなどを仕舞う収納箱をつくりたい際にもアクセサリーBOXは向いているでしょう。
100均で売っているトレイやスタンドミラーなどを接着剤やねじでくっつけるだけでシンプルなタイプは完成するので、DIY初心者も苦戦せずにつくれます。
食べ終わった後のクッキー缶などを利用すると、よりオリジナル感が増すかもしれません。
4.4 ティピーテント
ティピーテントとは、中央に1本のポールを立てた円すい型のテントのことです。一般的にこのテントは屋外でのアウトドア用に使われるものですが、室内で子どもが秘密基地にして遊んだりインテリアとして使ったりすることもできます。
子ども用ティピーテントをつくる際に必要なのは、長めの丸棒とひも、円形ラグ・布だけです。丸棒はティピーテントの骨組みにもなる部分であるため、丈夫なものを選びましょう。その後は棒をひもで束ね、円形ラグ・布を被せれば完成です。
骨組みが簡素であるため、あまりスペースを取りたくない方やすぐに片付けをしたい方にもおすすめのDIYといえるでしょう。
4.5 手作りおもちゃ
DIYは、家具や収納をつくるためだけのものではありません。子どもが楽しく遊ぶためのおもちゃをつくれる点もDIYの魅力です。
牛乳パックやダンボール、ペットボトルなど、ちょっとした素材を上手に使うことで、おままごとや水遊びなどさまざまな遊びに使えるおもちゃをつくることができるでしょう。
たとえば、ペットボトルの中にビーズを入れると簡易的な楽器が、ダンボールを張り合わせることで室内迷路などができあがります。
まさに可能性は無限大です。まずは子どもと一緒にどんな遊びをしたいか話し合った上で、その内容に合わせて材料をそろえていきましょう。
5 モノづくりに慣れてきたら家族でチャレンジしたいDIY3選
簡単なDIYに一通りチャレンジして徐々にモノづくりに慣れてきた後には、少し難しい内容や大掛かりなモノをつくってみましょう。
モノによっては多くの時間がかかりますが、何週間もかけて一つのモノを完成させるという経験は子どもにとって重要な思い出になるかもしれません。
ここからは、モノづくりに慣れてきた家族向けにチャレンジしてほしいDIYを3つ紹介します。
5.1 子ども部屋の机
子ども部屋に置くための学習机もDIYによって製作可能です。小学校に入学する頃になると、子どもが集中して勉強したり本を読んだりする環境は必ず必要になってくるでしょう。
多くの場合は市販の学習机を購入しますが、モノによっては数万円もする高額な製品です。DIYで学習机をつくれば、コストは材料費だけで済むのです。
机をつくる際には、筆記用具やノートを広げられるスペースをどれだけ確保するか、本棚はどの高さにするか、収納をいくつ用意するかなど「どのような機能を求めるか」といった点を充分に考慮して設計しましょう。
5.2 ベランダガーデン
ベランダガーデンとは、家にあるベランダを小物や花で囲んでつくる小さな庭のことです。家に大きな庭がない場合でも、家庭菜園をする、緑あふれる空間でリラックスするといった時間が取れるため、多くの家族に好評のDIYです。
まずは、ベランダの面積をきちんと測った上で、ジョイントタイルを敷き詰めてガーデニングを行う下地をつくりましょう。
その上でプランターや椅子、テーブルなどをどこに置くかを家族で考えていき、レイアウトを整えていくと良いベランダガーデンができあがります。
5.3 リビングの椅子とテーブル
パパとママ、子どもが団らんする場所としてリビングは非常に大切なスペースです。そしてリビングには、椅子(ベンチ)とテーブルが欠かせません。DIYに慣れてくれば、この椅子とテーブルも自分たちで作成可能です。
部屋のレイアウトや雰囲気などによって、大きさ・色合いなどを自由に変えられるため、統一感のあるリビングでくつろぎの時間を過ごしたいと考えている方におすすめのDIYです。
個性のあるテーブルをDIYによってつくっている方も多くいるため、YouTubeなどを参考にして好みのデザインを選んでみてもいいかもしれません。
6 まとめ
この記事では、家族で楽しめるDIYを知りたい、初心者でも楽しめるDIYに興味があるパパやママ向けに、DIYによるメリットや必要な道具、おすすめのDIYなどを紹介してきました。
家の中ではさまざまなモノが必要になりますが、その多くはDIYによって作成可能です。
まずは簡単なモノづくりからチャレンジし、少しずつ腕を磨いていきましょう。
「自分自身で一からモノをつくった」という経験は子どもにとって大切なものとなるだけでなく、家族のコミュニケーションという観点からも重要な取り組みです。
この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。