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物価高に負けない!子育て世帯が確実に節約できるテクニック17選

2023.02.14

暮らす

様々な分野で値上げラッシュが続く昨今、子育て世帯にとって日々の家計のやりくりは悩ましい問題ですよね。特に記録的な値上げの年となった2022年は、節約に頭を悩ませた方が多いのではないでしょうか。

そこで今回は、物価高の中でも子育て世帯が実践できる節約術をご紹介します。食費・水道光熱費・固定費の項目別でご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事はこんな方にオススメ

  • 簡単な節約術を知りたい
  • 家計を守るコツを知りたい
  • 物価高による負担額を知りたい

1 値上げラッシュが子育て世帯を直撃!

値上げラッシュが子育て世帯を直撃!

食品やエネルギー関連で値上げラッシュが続いています。家計の負担は実際にどの程度増えているのか、気になりませんか。

具体的な増加額と、今後の物価高の見通しをご紹介します。

 

1.1 家計負担は年間で約7万円増

帝国データバンクが9月時点でまとめた調査によると、相次ぐ値上げラッシュにより家計負担は1カ月で平均5730円、年間で6万8760円増加することが分かりました。

また、2022年の価格改定品目は、上場する主要食品メーカー105社だけでも2万点を超えます。「10月には約6500品目もの食品や飲料が値上がり」という価格高騰が続く中、子育て世帯の家計負担は増すばかりです。

 

1.2 値上げラッシュはいつまで続く?

気になるのは「値上げラッシュがいつまで続くか」という点ですが、2023年もまだまだ物価高が続きそうです。すでに2023年1月~4月にかけて、7000を超える品目で値上がりが決定しています。食品だけでなく、ガスや電気など光熱費の値上がりも見込まれるため、節約の積み重ねが重要になってきます。

 

2 子育て中でもできる!食費の節約術6選

子育て中でもできる!食費の節約術6選

物価高の中で節約というと、まず思いつくのが食費です。子育て世帯でも無理なく節約できる方法をご紹介します。

 

2.1 食材は最後まで使い切る

食費を節約する最大のポイントは、食材のロスをなくすことです。食材を使い切ることで無駄な購入がなくなり、結果的に食費の節約につながるからです。買い物に行く前には必ず冷蔵庫の中身をチェックし、追加購入の前に使い切るようにしましょう。

【POINT】
野菜を使いきれそうにない場合は、冷凍保存がおすすめです。葉物野菜も冷凍すれば1か月程度は保存が可能です。

 

2.2 値段が安定している食品を買う

食費を節約するためには、価格が比較的安定している食品の購入がおすすめです。値上げラッシュの中でも変動が起きにくく、家計を圧迫しづらいからです。代表的な食品は「もやし」ですが、ほかにもキノコ類やカット野菜、根菜類も価格が安定している食品です。

 

2.3 スーパーではメイン食材を先に選ぶ

食材を買う際には、メインとなる魚や肉を選んでから、付け合わせになる野菜を選ぶのがおすすめです。入り口近くに並んでいる野菜からカゴに入れたくなりますが、先にメイン食材を選ぶと献立が決めやすくなるため、野菜の無駄な購入が減ります。

 

2.4 お買い得食材から献立を決める

子育て中でもできる!食費の節約術6選:お買い得食材から献立を決める

節約術には「1週間の献立を決めてから買い物に行く」というものがありますが、「その日のお買い得食材から献立を決める」という節約術もおすすめです。最初から献立を決めていると、使う予定の食材が予想外に値上がりしている可能性があるからです。安い食材からメニューを考えると、お得な買い物ができるでしょう。

 

2.5 嗜好品は最後に買う

お菓子やジュース、コーヒーといった嗜好品は、メインの食材をカゴに入れたあと、余った予算で最後に買うようにしましょう。「3,000円の予算内で必要なものを買い、余った500円でお菓子を買う」といったクセがつくと、買いすぎ防止につながります。

 

2.6 外食やテイクアウトは特別な日に限定する

家族全員で外食となると、食費がかさみます。便利な外食やテイクアウトですが、節約のためには記念日などの特別な日、あるいは月に1回など利用日を限定しましょう。積み重ねが、食費の節約につながります。

【POINT】
「ハンバーグをバンズに挟んでハンバーガーを作る」「休みの日は子どもと一緒に作れるメニューにする」など、おうちご飯をイベント仕様にすると、外食を減らしても楽しみながら節約できます。

 

 

3 食品のまとめ買いは要注意!無駄になる場合も

食品のまとめ買いは要注意!無駄になる場合も

食費の節約術としては「まとめ買い」が定番ですが、内容によっては無駄になるケースがあります。「お買い得品を買いすぎて使い切れなかった」あるいは「うっかり賞味期限を過ぎてしまった」ということがあるからです。

まとめ買いの全てがNGではありませんが、自分で無駄なく使い切れる範囲での買い物をクセづければ、無駄買いは格段に減ります。食材の使いきりが苦手な方は、スーパーに行く頻度を上げて、そのときにお買い得な食材を買ったほうが安心です。

 

4 今すぐできる!水道光熱費の節約術8選

今すぐできる!水道光熱費の節約術8選

続いて、値上げの直撃を受けやすい水道光熱費に関して家族で取り組める節約術をご紹介します。

 

4.1 シャワーの出しっぱなしをやめる

髪や体を洗うとき、シャワーの出しっぱなしをやめると水道代とガス代が節約できます。シャワーは、1分間の使用で約12Lの水を使用します。15分間使用するだけでも浴槽1杯分近い水を使うため、不要な出しっぱなしをやめるだけでも、かなりの節水効果があるのです。

【POINT】
シャワーヘッドを節水タイプに交換する方法もおすすめです。最新のヘッドは水圧も十分満足できるものが増えてきているため、ストレスなく節水できます。

 

4.2 食器は汚れをふき取ってから洗う

食べ終わったあとの食器は、新聞紙などで汚れをふき取ってから洗うのがおすすめです。汚れが落ちやすくなり、洗い流すための余分な水を使わなくなるからです。食べ終わったあとは早めに汚れをふき取り、お湯の中に浸け置きしておきましょう。

 

4.3 部屋の断熱性を上げる

電気代の節約のためには、部屋自体の断熱性を上げることも重要です。断熱性が上がれば冷暖房の効率も上がるため、電気代が節約できるからです。

夏場は遮熱性の高いカーテンで直射日光を防ぎ、冬場は断熱シートを窓に貼って冷気を防ぎましょう。室温がある程度維持できれば、夏も冬も節電が可能です。

 

4.4 エアコンフィルターを洗う

今すぐできる!水道光熱費の節約術8選:エアコンフィルターを洗う

エアコンフィルターが詰まると運転効率が落ち、電気代が余分にかかってしまいます。2週間に1回を目安にフィルターを掃除し、ゴミが詰まらないようにしましょう。きれいなフィルターを維持することで、節電につながります。

 

4.5 エアコンは加湿器と併用する

冬場のエアコンは加湿器との併用がおすすめです。加湿器によって湿度が上がると体感温度も上がるため、いつもより少し低い温度でも温かく感じやすくなります。加湿器は乾燥も防いでくれるため、冬場は積極的に使うようにしましょう。

 

4.6 サーキュレーターを活用する

エアコンとサーキュレーターを併用すると、エアコンの運転効率が上がり、夏冬どちらも節電につながります。エアコンから出る冷たい空気や温かい空気がサーキュレーターの風で循環し、部屋全体を快適な温度にしてくれるからです。

【POINT】
夏場はエアコンの風の通り道、冬場はエアコンと向き合う位置にサーキュレーターを置くと、効率的に空気を循環できます。

 

4.7 暖房器具は組み合わせて使う

暖房器具にはそれぞれ特徴があるため、いくつか組み合わせて使うと節電効果が生まれます。例えばエアコンは部屋全体を暖めるのには向いていますが、暖まるまでに時間がかかります。こたつや足元ヒーターといった部分的な暖房器具と組み合わせると、エアコンの設定温度を下げても快適に過ごせます。

1時間あたりの電気代で比較すると、エアコンよりこたつや電気ストーブのほうが安くなる場合が多いため、上手に組み合わせてみましょう。

【POINT】
エアコンは部屋を暖めるときに最も電気を消費します。節電のために「弱」で使っているよりは、最初に一気に暖めてから自動に切り替えるほうが効率的に運転できます。

 

4.8 冷蔵庫の設定温度を見直す

季節によって冷蔵庫の設定温度を変えると、電気代が節約できます。気温が高い夏場は「強」がおすすめですが、それほど暑くならない春・秋・冬の間は「中」に設定し直しましょう。

設定温度の変更と合わせて、「ものを詰め込みすぎないようにする」「熱いものは冷ましてから入れる」を徹底することでも節電、節約につながります。

 

5 効果が大きい!固定費の節約術3選

効果が大きい!固定費の節約術3選

固定費の見直しは効果が高い節約術です。おすすめの見直しポイントをご紹介します。

 

5.1 格安スマホを検討する

毎月のスマートフォンの費用を節約するためには、大手キャリア以外の格安スマホ(格安SIM)への乗り換えがおすすめです。「キャリアメールが使えない」「通信速度が遅いときがある」などのデメリットはありますが、費用面では年間で数万円もの大幅な節約になる可能性があります。

 

5.2 不要なサブスクを解約する

毎月の固定費で見落としがちなのが、使っていないサブスクリプションなどの月額費用です。毎月数百円だとしても、年間では数千円にもなります。使っているもの、使っていないものを定期的に見直し、固定費の節約につなげましょう。

 

5.3 インターネット代を見直す

インターネット代を見直すと、通信費の大幅な節約につながります。プロバイダ側で、お得なプランやサービスが新たに登場している場合があるからです。ほかにも契約時に結んだオプション費用など、見直しをすると不要な費用が出てくることもあります。「何年も同じ契約で使っている」という方は、一度見直しをしてみましょう。

 

6 値上げラッシュに負けない家計にするポイント

値上げラッシュに負けない家計にするポイント

家計を守るためには、値上げラッシュに負けない家計にする必要があります。強い家計を維持するためのポイントをご紹介します。

 

6.1 家計を「見える化」する

子育て世帯が物価高の中で家計を守るためには、「家計の見える化」が必要です。節約のためには、まずは夫婦の収入と支出を把握し、お金の流れを理解しましょう。

家計簿をつけている方は多いですが、おすすめは手書きよりもアプリの家計簿です。収支の流れが一目で分かるため、節約にも意識が向きやすくなります。

 

6.2 アプリで底値をリサーチする

買い物前に底値をリサーチするクセをつけることも重要です。「価格.com」に代表されるように、底値の調査と価格の比較が手軽にできるアプリがあるので、ぜひ活用してみましょう。底値が分かれば無駄な出費も抑えられます。

 

6.3 ふるさと納税・積立NISAを活用する

ふるさと納税や積立NISAを活用し、将来の資産を作るのも家計を守るコツです。手軽に始められるのは、ふるさと納税です。「さとふる」「ふるさとチョイス」といった専用のポータルサイトから利用可能で、返礼品の受け取りに加えて翌年の税金が控除されます。

積立NISAは、投資で得た利益に対して一定額までは非課税になる制度です。受け取れる利益が大きくなるため、将来の資産作りにおすすめです。

関連記事:子育て中も楽しく続けられる節約術13選!実はその方法、効果ないかも…

7 節約は継続がコツ!無理なく続けて家計を守ろう

節約は継続がコツ!無理なく続けて家計を守ろう

値上げラッシュの中で家計を守っていくためには、「いかにして節約を継続するか」がカギです。一度の節約では大きな効果は見込めませんが、続けていくことで値上げにも負けない強い家計を作ることができるでしょう。

そのためには、自分で無理なくできる節約を見極めることが大切です。ストレスがかかると結果的に無駄遣いをしてしまうため、自分と家族にあった節約を上手に続けていきましょう。

ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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