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子供が友達に怪我をさせてしまった時に対処すべき手順4つ|状況確認や謝罪、治療費など押さえておくべきポイントも詳しく紹介
2023.06.23
子供が友達に怪我をさせてしまった時、親はどのような手順を踏んで対応すればいいのかわかりますか?家まで謝罪にいくべきなのかどうかや、菓子折りは持って行った方がいいのかどうか、初めての場合はパニックにもなりやすくどうすればいいのかわからなくなってしまいがちです。
相手の怪我の程度次第では、今後大きなトラブルにならないよう、しっかり対応したいところ。わが子のメンタル面も気になるという方もいるでしょう。
今回は子供が友達に怪我をさせてしまった時の、取るべき対応について紹介します。
この記事はこんな方にオススメ
- 子供がお友達に怪我をさせてしまい焦っている方
- 後々トラブルにならないようにしっかり対応したい方
- いざという時のために備えておきたい方
もくじ
親がやるべきこと4つ
子供が友達に怪我をさせてしまった時、親はどのような対応をすべきなのでしょうか。連絡を受けた時はショックを受け、パニックになってしまう方もいると思います。まずは落ち着いて、冷静に対処していきましょう。
1. 怪我を負わせた経緯や怪我の状態など詳細を聞く
子供が友達に怪我をさせてしまったという連絡を受けた時は、まずは下記のことを確認しましょう。忘れてしまわないようにメモを取ることをおすすめします。
・怪我をさせた時間
・怪我をさせた相手の名前とクラス
・怪我をさせた際の状況
・友達はその後どうなったのか、病院を受診したのかなど
・友達の親の連絡先・住所
・子供の様子
連絡をしてきてくれた方が誰なのかもしっかり把握しておきましょう。もし、録音ができるようであれば録音をしておくと、後で万が一認識のずれが生じた際に確認できるので安心です。
怪我をさせてしまった友達の状況を聞くことで頭がいっぱいになりがちですが、怪我をさせてしまった際に、わが子の方もショックを受けている可能性があります。
友達に怪我をさせてしまった時の、子供の様子や周りの大人の接し方なども一緒に確認できると、後で親としての接し方もイメージしやすいかもしれません。
2. パートナーに知らせる
子供が友達に怪我をさせたという連絡を受けた後は、なるべく早いタイミングでパートナーにも連絡をとっておきましょう。情報共有の目的もありますが、あなた自身がひとまず冷静になるための手段としても有効です。
自分は大丈夫と思っていても、実際は冷静になれていなかったということはよくあること。自分の判断だけで行動してしまうと、思わぬ失敗をしてしまう可能性があるでしょう。
一呼吸置くという意味でも、一度パートナーと連絡を取り状況を説明する時間をとってください。誰かに話すことであなた自身の頭の中が整理されると共に、パートナーからよいアドバイスをもらえる可能性もあります。
もしパートナーがすぐに駆け付けられる場所にいるのであれば、来てもらうのもおすすめでしょう。一人で対応するより二人の方が安心できそうです。
3. 電話で謝罪をする
子供が怪我をさせてしまった友達の連絡先を教えてもらえたら、早いタイミングで謝罪の連絡を入れましょう。
どのような理由があったとしても、怪我をさせてよい理由はありません。まずはしっかりと怪我をさせてしまったことに対して謝りましょう。真摯に申し訳ない気持ちをしっかり伝えることが大切です。
もし不在などの理由で電話に出てもらえない際は、留守電にメッセージを残しましょう。しっかりと謝罪しつつ、また改めて連絡をする旨を伝えておくとよさそうです。
電話をするタイミングは早い方がよいですが、食事の時間帯など、相手が忙しそうな時間帯はなるべく避けましょう。食事前の時間帯を狙い、それが過ぎてしまったら食事後くらいの時間帯にすると相手も電話に出やすそうです。子供が友達に怪我をさせた当日、もしくは翌日までには連絡するようにしましょう。
4. 直接謝罪したい旨を伝える
子供が怪我をさせた友達の親と連絡が繋がった際は、謝罪するとともに、直接自宅に伺って謝りたいという気持ちを伝えましょう。家に伺ってまでの謝罪は断られることが多いかもしれませんが、友達の怪我の様子を直接見たいということや、子供に改めて直接謝らせたいといったことを伝えると許諾してもらえそうです。
もし友達の親と連絡が繋がらない場合は、学校に相談してみるのもよいでしょう。学校から友達の親に連絡して伝えてくれたり、状況次第によっては自宅の住所を教えてくれたりする場合があります。
子供に状況を確認する際のポイント
家庭では、子供が帰ってきたら状況をすぐに聞きましょう。怪我をさせてしまったことで、子供自身も気持ちが動転している可能性があります。いきなり怒って責めるような接し方は避けましょう。
頭ごなしに叱ってしまえば、子供が言いたいことを言えなくなったり、怒られるのが怖くてうそをついてしまったりする可能性があります。まず冷静に、下記の内容を中心に何があったのか話を聞きましょう。
・怪我をさせてしまった時の状況
・怪我をさせたのは故意かどうか
・故意の場合、理由はあるのか
・周りの大人から受けた対応
・今の気持ち
話を聞いている時は、なるべく否定的な言葉は使わず、子供の気持ちに寄り添うようにしてください。子供の話と、学校から受けた説明内容と合っているかどうかの確認も大切です。
もし学校から受けた説明と子供の話が違っているようであれば、子供に改めて確認しつつ、学校にもしっかり確認を取りましょう。学校から受けた電話内容を録音しておくと、このような事態の時にとても活用できそうですね。
子供から話を聞いた後は、どのような理由であれ怪我をさせてはいけないということをしっかり伝え反省させましょう。反省の色が見えないまま謝罪に行くと、相手にもその気持ちが伝わってしまいます。必ず反省させてから伺うようにしてください。十分に反省しているようであれば、親は子供の味方であることと、一緒に謝罪をしに行くことを伝えます。
この時、子供が一人で謝罪をするのではなく親も一緒に謝罪をするという姿を見せることで、自分のやってしまったことの罪の大きさを実感し反省が深まると共に、親は自分の味方であるという安心感に繋がるでしょう。
お詫びに伺う際のポイント4つ
子供が怪我をさせた友達の家へ、実際に謝りに行く際の押さえておくべきポイントについて紹介します。後々トラブルに繋がってしまわないように、しっかりと対応しましょう。押さえておくべきポイントは4つあります。
1. 相手の都合に合わせて訪問する
相手の家に伺う際は、必ず事前に連絡を取り日時を伝えておきましょう。突然訪問してしまうと、相手を不快にさせてしまう可能性があります。また、せっかく訪問しても不在である可能性もあるでしょう。日時を決める際は、相手の都合に合わせるようにするとよいです。
2. なるべく夕食の時間帯は避けつつ早めに謝罪する
子供が怪我をさせた友達の親にしっかりと誠意を見せるには、なるべく早めに伺うべきでしょう。仕事で忙しいといった言い訳は理由になりません。
また、伺うタイミングは友達の親がその時間が良いと言ったのは別として、なるべく夕食など忙しい時間帯は避けましょう。夕食の前か後のタイミングで、あまり遅くならない時間がベストです。
無理やり時間を作ってもらうことのないように、その日が難しい場合は翌日、週末など友達の家の都合に合わせて日時を決めましょう。
3. 子供と一緒に謝罪に行く
謝罪に行く際は、子供も一緒に連れていきましょう。子供の口から謝らせることは本人にとっても友達の親からの見え方的にも大切です。
もし子供のショックが大きく、どうしてもすぐには謝りに行けないという場合もあるかもしれません。そのような時は一旦親だけで謝罪に行き、後日子供の気持ちが落ち着いたタイミングで改めて謝罪に行くのも一つの方法です。ただし、一度形だけでも謝ってしまうと、その後改めて謝りに行くことを忘れてしまったり、うやむやになったりしてしまいがちなので、忘れずに謝りに行くようにしてください。
子供が怪我をさせた時点で、すでに謝ったと言って謝りに行こうとしないこともあるかもしれません。そのような時は子供の気持ちに寄り添いつつも、改めて謝りに行くことの大切さや、不安にさせてしまった友達の親にも謝ろうといったことを伝えて促しましょう。
4. 菓子折りを持っていく
謝罪に行く際は、菓子折りを持っていくとこちらの誠意がより伝わりやすくなります。どのような菓子折りを持っていくかというところも重要なポイント。価格は1,000円以上のものを用意しましょう。もし骨折など日常生活に支障が出る程の怪我を負わせてしまった場合は3,000~5,000円くらいのものを選ぶとよさそうです。
また賞味期限があまり長すぎないものを選ぶのもポイント。長すぎてしまうと、その間は家の中に置いておくことになるので、見るたびに記憶が蘇ってしまうかもしれません。もし食べ残したとしても、賞味期限を理由にさっと捨ててしまえるくらいの期限のものを選ぶようにするとよさそうです。
もしお詫びに伺うのを断られてしまったら
家庭によっては、お詫びに直接伺うことを負担に感じ断ってくることもあるでしょう。それではこちらの気が済まないからと無理やり押しかけるようなことは避けましょう。
直接のお詫びを断られてしまったときは、必然的に友達の親と会える機会を狙うのがおすすめです。校内行事の際や、子供の送迎時など相手の親が居そうなタイミングに声をかけて謝ってしまうとお互いに負担が少なく済みそうです。
他にも、お手紙を書いて渡すなどの方法もあります。お手紙の場合は、親のものとは別に子供が書いたものも一緒に渡せるとより誠意が伝わってよいでしょう。
もし治療費が必要なときの対処法
もし子供が怪我をさせた友達に治療費が発生してしまった場合は、その金額を負担する必要が出てきます。数回の治療で済めば負担金額も少額で済みそうですが、入院などになると大きな金額を負担せねばならなくなります。いざという時の場合に備えて保険に入っておくとよいでしょう。
個人賠償責任保険
個人賠償責任保険とは、日常生活の中で誤って他人の身体やモノに損害を与えてしまった際に発生した損害を補填する保険です。火災保険や損害保険、自転車保険などの補償の一つとして販売されています。
すでに加入している保険のオプションとしてついている場合もあるので、加入を検討する場合は事前に確認してみるとよいでしょう。もしすでに損害賠償責任が発生している場合でも落ち着いて、現在加入している保険に含まれていないかどうかを確認してみるのをおすすめします。
この保険は同居する家族も補填の対象になる場合があるので、加入する際は対象者の条件もしっかり確認しつつ、家庭に合ったものを選ぶようにしてください。
丁寧な対応を心がけよう
子供が友達に怪我をさせてしまった時は、とにかく誠意をしっかり見せることが大切です。場合によっては友達の方にも問題があって、素直には謝れないという場合もあるかもしれません。そのようなときは、学校に間に入ってもらうなどの対応をしてもらいつつ、まずは怪我をさせてしまったことを謝りましょう。
子供は成長し自立するにつれて、親が見ていない場面でいろいろな出来事が起こりやすくなります。全てを把握し管理する必要はありませんが、何か問題が起きたときにしっかりと話し合える関係性を築いておくことはとても大切です。日ごろから意識していきましょう。
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この記事を書いた人
hauska編集部
料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。