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一生の思い出に、家族旅行を計画しよう!家族旅行ならではの注意点を紹介

2023.07.18

息抜き

家族で旅行をした経験は、大人になってふとした瞬間に思い出されます。子どもの頃に乗ったSLと、そこから見えた車窓は筆者の数少ない幼少期の記憶の1つです。

子どもへの楽しい思い出のプレゼントとして、家族旅行を計画してみるのはいかがでしょうか。今回は家族旅行の計画の立て方や、家族旅行ならではの注意すべき点を紹介します。

この記事はこんな方にオススメ

  • 子どもに一生の思い出を作ってあげたい
  • 家族で旅行に行きたい
  • 家族旅行の計画方法や注意すべきことを知りたい

家族旅行を計画しよう

テレビ、スマホアプリ、Youtubeなど、最近では子どもが無料で楽しめるコンテンツが身の回りに溢れています。また、「子ども自身が楽しいことが一番重要だ」という考えも市民権を得るようになってきました。以上2つの話をまとめると、「わざわざ家族で遠出をする必要などない」という結論が導かれてしまいます。

しかし、一方では、それでいいのかと思う部分もあるはずです。子どもがやりたいことだけをやっていては、その子の世界が広がらず、興味を持つ領域も限られてしまいます。多くのことに興味を持ち、チャレンジすることの重要性は大人になれば誰しも感じることでしょう。私たちの現在の仕事や人間関係は、様々なチャレンジの結果であり、その元を辿っていけば、幼少期のとある体験だった、という方もいらっしゃるはずです。家族旅行はそうした好奇心を抱くきっかけになります。

もちろん、家族旅行をするために「子どもの成長や教育」という崇高な目的が必要不可欠というわけではありません。単に「子どもとの仲を深めたい」や「家族でゆっくりしたい」、「とにかく家族旅行に行ってみたい」という動機でも十分です。筆者としては、それらのどの目的であっても、「しっかりと準備をすれば」子どもにとってプラスになると考えています。それは筆者自身の家族旅行の体験がプラスになっていると感じるからです。

本稿では家族旅行で失敗せず、子どもに楽しい思い出を作ってもらえるよう、計画段階や旅行当日の注意点を紹介していきます。

家族旅行の計画手順

子育てと勉強を両立するコツ

家族旅行が上手くいかない、楽しくない、子どもの記憶に残らないものになるのは、「子どもが無理やり連れていかれる場合」です。大人であれば、旅行の目的に多少の不満があったとしても、団体の目的に合わせて自分の要望を抑えることができます。しかし、子どもにはそれができません。

家族旅行を計画するにあたって、まず最初にすべきことは子どもが楽しめる目的を設定することです。最初に目的、その後に行先を決め、細かなスケジュールや予約の確定は最後にしましょう。この順序は家族旅行以外の一般的な旅行でも同じことですが、家族旅行では特に重要になります。

目的

旅行中、ずっと不満を言い続ける子どもと一緒であれば、子どもはもちろん、一緒に行く親の側にも徒労感だけが募ります。折角の家族旅行が残念なものにならないために最も重要なことは「子どもに興味を持ってもらうこと」でしょう。そのためにも、旅行の目的は子どもが興味を持てるものにすべきです。

「海で泳ぐ」、「テーマパークで遊ぶ」、「推しのコンサートに行く」などは分かりやすいですが、具体的に何をするのかを子どもがイメージできないと、子どもが興味を持つことは難しくなります。

その上で、可能な限り全員が楽しめるものであれば理想的です。もし、大人側のやりたいことを押し通すのであれば、子どもに上手に説明する必要があるでしょう。

また、好き・嫌いのコミュニケーションさえ難しいほど小さなお子様の場合、家族旅行に興味を持ってもらうことは難しくなります。しかし、その場合であっても、家族旅行においては子どもを最優先に考えてあげてください。

行先

家族旅行の目的が決まれば、行先は絞られていきます。費用や移動のための時間を考えて、候補地を絞り込んでいきましょう。

一方で、帰省のついでとして旅行に行く場合など、先にどこに行くかが決まり、旅の目的は決まっていない、という状況もありえます。また、「家族旅行に行く」ということだけが決まっていて、目的も行先も決まっていないという場合もあるでしょう。

そのような場合には、目的や旅行先を子どもに決めてもらうという手もあります。旅の目的と行先をセットでいくつか子どもにプレゼンし、どれがいいかを聞けば、子どもとしても旅行に興味を持ってくれるかもしれません。何にせよ避けるべきは子どもが全く興味を持たず、旅行に行きたがらない、という状況です。

スケジュール作成と予約

旅の目的と行先が決まったら、具体的な日程を決め、交通機関や宿泊先の予約を取りましょう。交通機関や宿泊施設は直前になると予約自体が難しくなりますし、早いほど割安に予約ができます。よって、可能な限り早く、遅くとも1カ月前には予約を取っておきたいところです。

1カ月前までに予約を取るということは、それまでに旅のスケジュールや宿泊先を決めなければならないということになります。旅の目的もおおよその行先も決まっていないのであれば、2カ月前くらいには準備を始めたいところです。

 

家族旅行ならではの注意点

家族旅行では子どもを同伴するため、必然的に一般の旅行とは違った様々なトラブルが生じます。それら一つ一つを全て把握することは不可能ですので、ここでは「家族旅行のよくあるトラブル」として代表的なものと、その対処法を見ていきましょう。

子どもが予定を忘れてしまう

出発前のトラブルとして考えられるものは「子どもが予定を忘れてしまう」というものです。

大人の側は予定を管理する方法を知っていますし、自身がスケジュール作成に関与していれば、それによって旅行の日付が印象付けられます。対して、家族旅行に受動的に参加する子どもは、旅行の直前まで、旅行のことなど全く考えずに生活しているはずです。長期的な予定を立てて団体行動をすることが初めてであれば、旅行の予定を忘れてしまうことも必然と言えるでしょう。

子どもが家族旅行の予定を忘れて、他の子と遊ぶ約束をしてしまった場合、子どもは出発前から嫌な気持ちで旅行に参加することになってしまいます。「友達と遊ぶつもりだったのに、遊べなくなってしまった」という印象が強い場合には、そのことしか記憶に残らない、という結果もありえるでしょう。折角旅行に行くのなら、予定のダブルブッキングは避けたいところです。

この問題は、子どもが旅行を心待ちにしている場合には生じません。そうした意味でも、子どもが興味を持てる目的を設定することは重要です。

子どもがそこまで大きな興味を抱いていない場合は、定期的に旅行の日程を伝え、「その間は旅行だから、他の予定入れないでね」と念を押しましょう。それでもダブルブッキングをしてしまう可能性は残りますが、確率は大幅に下げられるはずです。

豪華な食事は子どもが食べられないものばかり

家族旅行中は普段と違うものを食べるため、食事に関するトラブルが頻発します。代表的なものは「子どもと大人の味覚の違い」によるものです。

一般的に「豪華」と言われる食事には子どもが好まない食事が多く含まれています。日本食であれば魚料理や酢の物、中華では香辛料や葉菜類などを子どもが苦手とする場合が多いです。中には、豪華な食事を頼んだら、子どもが食べられるものが1つもなかった、という経験を語る親御さんもいらっしゃいます。子どもが満足に食事できないと、以降の予定を空腹のまま回らなければなりません。

子どもが特定のアレルギーを持つ場合には特に旅先での食事に注意が必要です。しかし、そうした特定のアレルギーを持たない場合でも、食事には十分注意し、事前に内容を確認しましょう。

その他、子どもと一緒の食事では、子どもが誤って飲み物をこぼしたり、大声を出して周囲に迷惑を掛けたりすることに注意が必要です。上述した「豪華な食事は子どもが食べられないものが多い」という内容と合わせて、最も安全なのはバイキング形式や個室での食事を選択することでしょう。

ベビーカーで入れない場所

旅の目的である施設の目の前まで来て、ベビーカーでは入れないと判明する、というトラブルは多くの方が体験してきました。また、施設の中に入れても、移動が極端に難しかったり、トイレなどの行動が制限されたりというケースも散見されます。

有名なテーマパークやコンサートホールなどは親子連れへの対応も徹底されており、ネットで情報を探せばベビーカーで入場できるかどうかが分かりますが、それも絶対というわけではありません。加えて、入場者が少ない施設などでは、ベビーカーでの入場が可能かどうかという情報すらない場合もあります。

こうした入場制限については事前にしっかりと確認することがもちろん重要ですが、それと同時に「攻めすぎない」ことも重要です。一人旅や友人だけの旅行であれば、旅行中のトラブルに難なく対処することもできるでしょう。しかし、家族で旅行をする場合、1つのトラブルが後のスケジュールを圧迫したり、子どもが空腹で泣き出したり、と他のトラブルへと連鎖していきます。全体的にスケジュールには余裕を持たせ、できるかどうか怪しい予定は最初から除外することも検討すべきです。

 

子どもの興味が様々なものに目移り

初めて訪れる場所は初めて目にするものばかり。子どもには、旅の主目的となるイベントと同じくらい、旅先で目に映る全てが興味深く感じられるはずです。

子どもが様々なものに興味を持つのは良いことですが、それによってスケジュールが圧迫され、行こうと思っていた場所に行けなかったり、やりたいことができなかったりしては少々残念です。こうしたトラブルを避けるためにもスケジュールには余裕を持たせ、旅行中は早めに行動するようにしましょう。

家族旅行での心構え

子供に言ってはいけない具体的なNGワード

ここまでに紹介したトラブル事例は全体の中のほんの一部でしかありません。トイレや就寝、急な天気の変化、高所からの滑落や迷子、普段と違う状況の中では様々な事故が起こりえます。

これら様々なトラブルに対して、旅行全体で見たときの心構えを最後にまとめて紹介します。

子どもの興味のコントロール

子どもが楽しんで能動的に参加することができれば、家族旅行は大変有意義なものになりますし、準備や当日の動きも楽になります。

もちろん、子どもの考えを全てコントロールすることは不可能ですが、だからと言って、子どもを放っておいたり、子どもの意志を蔑ろにすべきではありません。家族で旅行に行く以上は、子どもの意志と安全を最優先に行動しましょう。

入念な準備と余裕を持たせたスケジュール

小さな子どもと一緒に旅行に行く場合、些細なトラブルが他のトラブルへ連鎖する可能性があるため、一人旅や友人同士での旅行と比べて入念な準備が求められます。時間には余裕を持たせ、場合によってはサブプランも準備しましょう。

トラブルの原因となりそうな攻めたプランは避け、より無難な旅行プランを心がけてください。

トラブルには柔軟に対応しよう

ここまで、トラブルを避ける方法を紹介してきましたが、それでも旅行先でトラブルが起きてしまうことはあります。子どもの興味の方向が予想できない以上、トラブルは必ず起きるものと考えるべきです。

旅行プランを考える際にも「絶対にトラブルが起きないようなプラン」ではなく、「トラブルが起きても大丈夫なプラン」を意識しましょう。

旅行中、意図しないトラブルが起きた際には、予定のキャンセルなども含めて柔軟に対応してください。

 

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ペン先イラストこの記事を書いた人

hauska編集部

hauska編集部

料理、美容、ガジェット好き。最近はインテリアとQOL関連アイテムへの興味関心が爆上がり中。働くパパ・ママに向けて、生活の質の向上、楽しい子育て、仕事もプライベートも充実させるための情報など幅広く発信します。ライフハックに気軽に取り組んでいただければ幸いです。

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